32 / 128
1-32薬に抵抗する
しおりを挟む
「クレーネ草の副作用がきたんだ、ソアン。ごめんね、本当にごめんね」
「リタ様、クレーネ草は毒草だとご自分でおっしゃったじゃないですか!?」
「でも薬として使うこともある、今回は薬にしている時間がなかったんだ」
「魔法を使うために大事な薬を使った、嘘じゃないけど私に本当のことを言いませんでしたね!!」
「だからごめんよ、ソアン。本当にごめん、他に方法が何もなかったんだ」
「ああ、もう、私にできることを言ってください!! それがなんだって私は叶えてみせます!!」
僕はソアンにクレーネ草を使ったことを誤魔化して伝えていた、でもその副作用がでてきたからにはもうソアンを騙せない、これから僕の体に起こる様々な症状がそれをさせてくれないんだ。どんな症状が出るのかは本で読んで知っていた、クレーネ草をまた口に入れたくなる、その他には不眠や強い不安感そして物凄い寒さに襲われるはずだった。
「ソアン、ごめんよ。どうか僕を許してくれるなら、薬の副作用が収まるまで…………傍にいて」
「許すに決まっているじゃないですか、私を助ける為にリタ様がしてくれたことです!!」
「……ありがとう、それじゃこのまま宿屋に帰ろう。今の僕にはいつもの眠り薬と温かい毛布が必要だ」
「分かりました!! リタ様、どうか何が起こっても、死なないでくださいね!!」
ソアンはそう言うとガタガタと震えている僕をひょいっと背中に背負った、そうしてジーニャスに向かって一礼すると宿屋に向かって全速力で走り出した。僕はソアンの温かい背中が気持ち良くて、必死にその小さい背中にしがみついていた。ソアンに触れている部分だけが温かった、それ以外は氷のように冷たく感じて僕は震えが収まらなかった。
ソアンは神殿から宿屋まで僕を背負って走った、まだ夜は明けていなかったから人通りは少なかった。もし僕たちを見た人は驚いただろう、顔色が真っ青な大人が小さな少女に背負われて、物凄い速さで運ばれていたからだ。宿屋の主人はもう朝の仕込みの為に起きていた、だから僕たちは借りている宿屋の部屋に入ることができた。
宿屋についたらソアンに魔法でお湯を作り出して貰って僕はそれを全身に浴びた、その間は体が温かくて気持ちがよかったのだがすぐにまた寒さは襲ってきた。僕は熱もないのに宿屋の部屋で毛布にくるまって寒いと言い続けていた、ソアンが宿屋の主人と話して更に毛布を持ってきてくれた。でもそれだけじゃ足りなかった、薬の副作用で感覚がおかしくなっていて寒くて体が千切れるかと思った。
不眠も症状として現れるはずだから、いつもの倍の眠り薬を僕は飲み込んだ。このくらいなら死んだりはしない、でもいつもより眠り薬の効果がでなくて、僕はなかなか眠れなかった。それで僕はずっとソアンを見ていた、彼女が無事だと何回も見て確認した。こういった強い不安感も薬の副作用の一つだった、僕はソアンが傍にいてくれることで何度も安心した。
「寒い、寒い、寒い……」
「リタ様、私に他にできることは何かありませんか?」
「……ソアン」
「はい、何でしょうか!! 何でもおっしゃってください!!」
「ごめんね、いつものように君を抱きしめてもいいかい?」
「なんだ、そんなことですか。ちょっと待ってください、私も水浴びをしてきます!!」
そう言ってソアンは僕の傍から離れた、するとまた強い不安感が襲ってきた。僕はソアンを助けることができなくて、世界でたった一人になってここにいるんじゃないかと思った。でもそれは薬の副作用からくる不安感がそう思わせていただけだった、ソアンはすぐに戻ってきて僕の腕の中に潜り込んできた。僕は彼女の温かい体を大切に抱きしめて、その温かさを感じることができて安心した。
それから10日間、僕はソアンに迷惑をかけた。一日中起き上がることができなくて、僕は寒さをずっと感じていた、だから温かいソアンの体を手放せなかった。ソアンは時々不安感から馬鹿な事を言う僕を、温かい言葉で安心させて理論的に正しいことを言ってくれた。おかげで僕は薬の副作用と戦うことができた、またクレーネ草を食べたいと時に思ったが、それは更に危険なことなのだと僕は思いとどまった。
10日後に僕の寒さはどうにか収まった、ソアンを抱きしめて眠る必要もなくなった。でもソアンは僕のことを心配して、眠っている間は僕の腕の中にずっといてくれた。ミーティアの音楽指導もこの10日間はできなかった、僕がつかの間の眠りについている間に、それはソアンからミーティアに伝わったようだった。11日目にようやく僕はベッドから起き上がった、そうしてジーニャスがユーニーをどう処分したのか、それが気になってソアンと一緒に出かけていった。
「リタ様、本当にもう大丈夫ですか?」
「ああ、ありがとう。ソアン、君のおかげで薬の副作用に負けずにすんだ」
「もうクレーネ草を食べちゃダメですよ!! 絶対にダメです!!」
「クレーネ草のまま口にはしないけど、薬に作りかえて持っておくよ」
「お薬にしたら危険じゃないですか、それは飲んでも大丈夫なのですか」
「少なくとも今回のような、激しい副作用は出ないと思う」
起き上がれるようになって分かったことだが、僕はまた魔法が使えなくなっていた。だから僕はクレーネ草を薬として加工しておこうと思った、もうないといいが危険なことが起きた時には必要だったからだ。クレーネ草のおかげで魔法をまた使うことができた、今回は薬に頼ってどうにかできたことだが、いずれは僕自身の力だけで魔法を使えるようになりたかった。そう思いながら僕たちはジーニャスがいる領主の館、街で一番に高い屋敷に辿り着いた。僕らが名前を言えば、すぐに中に案内された。
「おお、リタにソアンよ。特にリタよ、もう体調は良いのか?」
「ジーニャスもお元気そうで何よりです」
「リタ様は病み上がりです、お話は手短にお願いします」
「それでは簡単に言おう、フォシルのダンジョンは危険だから、全てを火で浄化することになった」
「フォシル自身の遺体やそれに禁書、死霊魔法の本を燃やしてしまうのですね」
「それは良い事です、フォシルさんもこれでようやく、世界の理に帰って眠れるのかもしれません」
「それからお前たちに褒賞を渡す、危険な死霊魔法を使うネクロマンサーを倒してくれた礼だ」
「それは助かりますが、本当にいただいていいのでしょうか」
「リタ様、貰えるものはもらっておきましょう!!」
ジーニャスはそこで一度話すのを止めた、そして何か心の中で迷ったすえにこう話しだした。それはネクロマンサーだったユーニーのことだった、そう僕は彼女のことも気になっていたのだ。裁判でどんな判決が出たのか、それをどうユーニーが受け止めるのか、それが気になっていた。だがジーニャスが語ってくれたのは、ユーニーの思いもしない行動だった。
「あのユーニーという女は牢の中で死んだ、自分で自分の腕の血管を嚙みちぎってしまった」
「リタ様、クレーネ草は毒草だとご自分でおっしゃったじゃないですか!?」
「でも薬として使うこともある、今回は薬にしている時間がなかったんだ」
「魔法を使うために大事な薬を使った、嘘じゃないけど私に本当のことを言いませんでしたね!!」
「だからごめんよ、ソアン。本当にごめん、他に方法が何もなかったんだ」
「ああ、もう、私にできることを言ってください!! それがなんだって私は叶えてみせます!!」
僕はソアンにクレーネ草を使ったことを誤魔化して伝えていた、でもその副作用がでてきたからにはもうソアンを騙せない、これから僕の体に起こる様々な症状がそれをさせてくれないんだ。どんな症状が出るのかは本で読んで知っていた、クレーネ草をまた口に入れたくなる、その他には不眠や強い不安感そして物凄い寒さに襲われるはずだった。
「ソアン、ごめんよ。どうか僕を許してくれるなら、薬の副作用が収まるまで…………傍にいて」
「許すに決まっているじゃないですか、私を助ける為にリタ様がしてくれたことです!!」
「……ありがとう、それじゃこのまま宿屋に帰ろう。今の僕にはいつもの眠り薬と温かい毛布が必要だ」
「分かりました!! リタ様、どうか何が起こっても、死なないでくださいね!!」
ソアンはそう言うとガタガタと震えている僕をひょいっと背中に背負った、そうしてジーニャスに向かって一礼すると宿屋に向かって全速力で走り出した。僕はソアンの温かい背中が気持ち良くて、必死にその小さい背中にしがみついていた。ソアンに触れている部分だけが温かった、それ以外は氷のように冷たく感じて僕は震えが収まらなかった。
ソアンは神殿から宿屋まで僕を背負って走った、まだ夜は明けていなかったから人通りは少なかった。もし僕たちを見た人は驚いただろう、顔色が真っ青な大人が小さな少女に背負われて、物凄い速さで運ばれていたからだ。宿屋の主人はもう朝の仕込みの為に起きていた、だから僕たちは借りている宿屋の部屋に入ることができた。
宿屋についたらソアンに魔法でお湯を作り出して貰って僕はそれを全身に浴びた、その間は体が温かくて気持ちがよかったのだがすぐにまた寒さは襲ってきた。僕は熱もないのに宿屋の部屋で毛布にくるまって寒いと言い続けていた、ソアンが宿屋の主人と話して更に毛布を持ってきてくれた。でもそれだけじゃ足りなかった、薬の副作用で感覚がおかしくなっていて寒くて体が千切れるかと思った。
不眠も症状として現れるはずだから、いつもの倍の眠り薬を僕は飲み込んだ。このくらいなら死んだりはしない、でもいつもより眠り薬の効果がでなくて、僕はなかなか眠れなかった。それで僕はずっとソアンを見ていた、彼女が無事だと何回も見て確認した。こういった強い不安感も薬の副作用の一つだった、僕はソアンが傍にいてくれることで何度も安心した。
「寒い、寒い、寒い……」
「リタ様、私に他にできることは何かありませんか?」
「……ソアン」
「はい、何でしょうか!! 何でもおっしゃってください!!」
「ごめんね、いつものように君を抱きしめてもいいかい?」
「なんだ、そんなことですか。ちょっと待ってください、私も水浴びをしてきます!!」
そう言ってソアンは僕の傍から離れた、するとまた強い不安感が襲ってきた。僕はソアンを助けることができなくて、世界でたった一人になってここにいるんじゃないかと思った。でもそれは薬の副作用からくる不安感がそう思わせていただけだった、ソアンはすぐに戻ってきて僕の腕の中に潜り込んできた。僕は彼女の温かい体を大切に抱きしめて、その温かさを感じることができて安心した。
それから10日間、僕はソアンに迷惑をかけた。一日中起き上がることができなくて、僕は寒さをずっと感じていた、だから温かいソアンの体を手放せなかった。ソアンは時々不安感から馬鹿な事を言う僕を、温かい言葉で安心させて理論的に正しいことを言ってくれた。おかげで僕は薬の副作用と戦うことができた、またクレーネ草を食べたいと時に思ったが、それは更に危険なことなのだと僕は思いとどまった。
10日後に僕の寒さはどうにか収まった、ソアンを抱きしめて眠る必要もなくなった。でもソアンは僕のことを心配して、眠っている間は僕の腕の中にずっといてくれた。ミーティアの音楽指導もこの10日間はできなかった、僕がつかの間の眠りについている間に、それはソアンからミーティアに伝わったようだった。11日目にようやく僕はベッドから起き上がった、そうしてジーニャスがユーニーをどう処分したのか、それが気になってソアンと一緒に出かけていった。
「リタ様、本当にもう大丈夫ですか?」
「ああ、ありがとう。ソアン、君のおかげで薬の副作用に負けずにすんだ」
「もうクレーネ草を食べちゃダメですよ!! 絶対にダメです!!」
「クレーネ草のまま口にはしないけど、薬に作りかえて持っておくよ」
「お薬にしたら危険じゃないですか、それは飲んでも大丈夫なのですか」
「少なくとも今回のような、激しい副作用は出ないと思う」
起き上がれるようになって分かったことだが、僕はまた魔法が使えなくなっていた。だから僕はクレーネ草を薬として加工しておこうと思った、もうないといいが危険なことが起きた時には必要だったからだ。クレーネ草のおかげで魔法をまた使うことができた、今回は薬に頼ってどうにかできたことだが、いずれは僕自身の力だけで魔法を使えるようになりたかった。そう思いながら僕たちはジーニャスがいる領主の館、街で一番に高い屋敷に辿り着いた。僕らが名前を言えば、すぐに中に案内された。
「おお、リタにソアンよ。特にリタよ、もう体調は良いのか?」
「ジーニャスもお元気そうで何よりです」
「リタ様は病み上がりです、お話は手短にお願いします」
「それでは簡単に言おう、フォシルのダンジョンは危険だから、全てを火で浄化することになった」
「フォシル自身の遺体やそれに禁書、死霊魔法の本を燃やしてしまうのですね」
「それは良い事です、フォシルさんもこれでようやく、世界の理に帰って眠れるのかもしれません」
「それからお前たちに褒賞を渡す、危険な死霊魔法を使うネクロマンサーを倒してくれた礼だ」
「それは助かりますが、本当にいただいていいのでしょうか」
「リタ様、貰えるものはもらっておきましょう!!」
ジーニャスはそこで一度話すのを止めた、そして何か心の中で迷ったすえにこう話しだした。それはネクロマンサーだったユーニーのことだった、そう僕は彼女のことも気になっていたのだ。裁判でどんな判決が出たのか、それをどうユーニーが受け止めるのか、それが気になっていた。だがジーニャスが語ってくれたのは、ユーニーの思いもしない行動だった。
「あのユーニーという女は牢の中で死んだ、自分で自分の腕の血管を嚙みちぎってしまった」
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
ただしい異世界の歩き方!
空見 大
ファンタジー
人生の内長い時間を病床の上で過ごした男、田中翔が心から望んでいたのは自由な世界。
未踏の秘境、未だ食べたことのない食べ物、感じたことのない感覚に見たことのない景色。
未だ知らないと書いて未知の世界を全身で感じることこそが翔の夢だった。
だがその願いも虚しくついにその命の終わりを迎えた翔は、神から新たな世界へと旅立つ権利を与えられる。
翔が向かった先の世界は全てが起こりうる可能性の世界。
そこには多種多様な生物や環境が存在しており、地球ではもはや全て踏破されてしまった未知が溢れかえっていた。
何者にも縛られない自由な世界を前にして、翔は夢に見た世界を生きていくのだった。
一章終了まで毎日20時台更新予定
読み方はただしい異世界(せかい)の歩き方です
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
捕獲されました。
ねがえり太郎
恋愛
何故こんな事に。忘年会の帰り道、私は捕獲されてしまった。
※注:ヒーローがキモイかもしれません。駄目そうな方は回れ右でお願いします。甘さは全体的にうすめです。
※念のためR15指定を追加します。全年齢対象のなろう版と表現を変更する話は★表示とします。
※本編完結済。2019.2.28おまけ話追加済。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる