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1-29これ以上の愛はない
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「俺って本当はな、高橋春斗っていうんだ。あはははっ、これでも俺は迷い人なんだぜ」
「……な……るほど……」
「驚いたか、驚いただろ。俺は外人とのハーフでな、髪や瞳じゃ日本人には見えねぇ。俺はずうっとお前がドラゴンだって、そう全て隠してたことを知ってたんだぜ」
「……くそ……やろ……う」
「酷いなー、そんなに冷たくするなよ。お前の人間の外見はな、俺の好みにバッチリなんだ」
「…………母さん……は……来ない……」
ツカサに迷い人に気をつけるように言われていたことを俺は思い出した、どうやら迷い人は黒い髪と黒い瞳を持つ人間とは限らないようだった。俺のことを笑いながら見ていたハルトだったが、俺の返事はお気に召さなかったようで、俺は頭をまた激しく蹴り飛ばされた。ハルトは俺の正体がドラゴンだと知っていた、そう知っていたからきっと俺のことを見張っていたのだ。
「……ち……く……しょ…………う……」
俺がのんきに碌に周囲を警戒もせずに故郷に里帰りなんかしたから、ハルトに母さんやあかり姉さんが隠れ住んでいた居場所を教えてしまったのだ。俺は自分はなんて馬鹿なことをしたのか、そう嘆くと同時に自分の非力さが悔しくて泣きそうになった。でも俺がハルトに言ったことは本当のことだった、俺はもう成人して故郷を離れたドラゴンだ。出来損ないでも一人前のドラゴンだったから、母さんに俺を助ける理由なんてなかった。
こんなに長い時間が経っても母さんがこの洞窟にいないことからして、母さんは既にこの事態を知っているはずだった。そして実の子であっても弱くて頭が悪いドラゴンなんて普通は誰も助けない、子どものドラゴンならともかく大人のドラゴンを理由もなく助けることはないのだ。だから母さんが俺を助けることはないはずだった、この俺が持ち込んだ騒動が片付くまでは、きっと自分の洞窟にも帰らないに違いなかった。
「じゃあ、ドラゴンの姿に戻れ。お前の体から爪や牙、それに皮を剥がしてやるよ」
「………………」
俺はハルトたちと戦うためにもドラゴンの姿に戻ろうとした、命の危機が今そこにあったのだからできるはずだった。でもどんなに頑張っても俺はドラゴンの姿に戻れなかった、失血でくらくらして意識を保っているのも難しくなってきた。そんな俺をつまらなそうにハルトは見ていた、そうしてから面白いことを思いついたとばかりに笑ってこう言いだした。
「そう言えばお前の姉ちゃんの味見がまだだった、お前が予想以上に早く帰ってきたからさ」
「……や、……めろ……」
「だったら早くドラゴンの姿になるんだな、さぁ綺麗な姉ちゃん俺と一緒に遊ぼうぜ」
「や……めろ、……やめ……ろ……」
嫌あぁぁというあかり姉さんの悲鳴が聞こえた、ビリビリと服を破く音がしてハルト以外の女たちは笑っていた。俺はドラゴンの姿に戻ろうとした、必死にドラゴンの姿に戻ろうとしたが、こうなっても俺は何もできなかった。今のこんな俺に命の危険がないのか、今こそ元のドラゴンへと戻るべき時だった。でも残酷なことに俺の体は失血が多すぎて動かなかった、そうして俺は自分が何の役にも立たないこと、それが悔しくて思わず悔し涙を流した時だった。
「『氷撃槍』!!」
誰かが氷の中級魔法を使った、俺は一体誰が魔法を使ったのかと思った。もしかして母さんが助けに帰ってきたのだろうか、出来損ないの俺という息子ではなくあかり姉さんという、母さんの友達を助けに来てくれたのかと思った。でもそんな俺にとって都合の良いことはなかった、俺が僅かに頭をどうにか動かして見上げると、ハルトがあかり姉さんの体から離れて立っていた、その彼の上半身は真っ赤な血の色に染まっていた。
「なっ、このアマ!! なんてことしやがる!!」
「ハルト、大丈夫!?」
「このくそ女!! ふざけやがって!!」
「神のところにもいけなくしてあげましょう」
俺は全身が悲鳴をあげていたがなんとか頭を上げようとした、どうにかあかり姉さんの無事を確かめようとした。さっきの魔法はあかり姉さんがハルトに向けてきっと使ったのだ。あかり姉さんはそうとても賢い人だった、数少ない上級魔法まで使える人間だったのだ。知らない人間を怖がって避けて生活していたが、何かをするべき時にはそれをためらわない強さがある、そんなとても優しくて強い人間なのがあかり姉さんだった。
「……あ……かり……姉さん……」
だが俺がどうにか頭をあげて見たのは、氷の槍に胸を貫かれたあかり姉さんの姿だった。こんなのは嘘だ、だってどうしてだ、あかり姉さんは強い人だ。氷の槍に貫かれてもあかり姉さんは、彼女はまだかろうじて生きていた、そしてハルトの女達に何度も何度も殴られていた。でもあかり姉さんはそんな彼女たちに向かって、本当なら簡単に使えるはずの魔法で今度は反撃しなかった。
そしてあかり姉さんは俺の方を必死で見ようとしていた、一生懸命にそうして彼女は何度か口を開こうとした。そしてまたハルトの女たちに殴られていた、それでも俺のことを見て何かを伝えようとしていた。そう俺に向かって何故だろうか、とても大切な何かを必死に伝えようとしてくれていた。そして時が止まった永遠のような一瞬の間に、あかり姉さんは本当にとても幸せそうに微笑んで、俺に向かってこう言ってくれたんだ。
「大好きよ、シエルくん」
それがあかり姉さんの最期の言葉だった、あかり姉さんはそのまま静かに動かなくなった。何故、どうしてと俺が疑問に思った時に、あかり姉さんがしたことの意味が分かった。俺の体が急激に変化していったからだ、爪が伸び歯が牙に変化しそうして背中から翼が広がり、体に巻かれていた鎖を引き千切って俺は生まれた時のドラゴンの姿に戻っていた。失血でまだ頭がくらくらしていたが、俺は元の本来のドラゴンの体を取り戻していた。
「あっ、ああ、あああぁぁぁ!!」
そう俺とあかり姉さんとの約束が破棄されたのだ、約束をした本人がいなくなったから、それで俺は元の姿に戻ることができたのだった。あかり姉さんは賢い人だった、きっと強制的に俺との約束を破棄する、この最悪な方法に気がついていたのだ。俺がやっとあかり姉さんのしたことに気づいた時、咄嗟に殺気を感じて体が勝手に動いていた、そして俺に近づいて来ていたハルトを尾で打ち遠くへ叩き飛ばしていた。
「……こ……の……卑怯……者……」
「うぅっ、うるせえよ、チビドラゴン!! くっそ、女は勝手に死にやがるし、わけ分かんねぇ」
ドラゴンの姿に戻っても俺の体への傷が消えたわけじゃなかった、ハルトは立ちあがってまだ余裕がありそうに笑っていた。俺はこのままならコイツに生きたまま、無理やりに解体されてもおかしくなかった。冷酷なハルトたちならそうするだろう、何故ならこの前の殺された若いドラゴンもそうだったし、彼らはドラゴンをただの素材としか見ていなかった。俺はそうされる前に出来る限りの魔法を使った、そうそれは簡単でとても懐かしい初級魔法の一つだった。
「……『治癒』」
ハルトたちは武器を持って襲い掛かってきた、強力な魔法を使わないのは俺がこのまま死ぬと、その遺体は世界の根源に消えてしまうからだった。俺は生きたまま解体されるつもりはなかった、だから最初に簡単な魔法を唱えたのだ。あかり姉さんが幼かった俺に、昔よく使っていてくれた魔法だった、『治癒』、初級魔法の簡単な傷しか治せないはずの魔法だった。でも今の俺には切ないほどに懐かしくて温かい魔法だった、そうしてその魔法は俺の体の傷を確かに癒してくれた。
「生きたままバラバラにしてやるぜ!!」
「……な……るほど……」
「驚いたか、驚いただろ。俺は外人とのハーフでな、髪や瞳じゃ日本人には見えねぇ。俺はずうっとお前がドラゴンだって、そう全て隠してたことを知ってたんだぜ」
「……くそ……やろ……う」
「酷いなー、そんなに冷たくするなよ。お前の人間の外見はな、俺の好みにバッチリなんだ」
「…………母さん……は……来ない……」
ツカサに迷い人に気をつけるように言われていたことを俺は思い出した、どうやら迷い人は黒い髪と黒い瞳を持つ人間とは限らないようだった。俺のことを笑いながら見ていたハルトだったが、俺の返事はお気に召さなかったようで、俺は頭をまた激しく蹴り飛ばされた。ハルトは俺の正体がドラゴンだと知っていた、そう知っていたからきっと俺のことを見張っていたのだ。
「……ち……く……しょ…………う……」
俺がのんきに碌に周囲を警戒もせずに故郷に里帰りなんかしたから、ハルトに母さんやあかり姉さんが隠れ住んでいた居場所を教えてしまったのだ。俺は自分はなんて馬鹿なことをしたのか、そう嘆くと同時に自分の非力さが悔しくて泣きそうになった。でも俺がハルトに言ったことは本当のことだった、俺はもう成人して故郷を離れたドラゴンだ。出来損ないでも一人前のドラゴンだったから、母さんに俺を助ける理由なんてなかった。
こんなに長い時間が経っても母さんがこの洞窟にいないことからして、母さんは既にこの事態を知っているはずだった。そして実の子であっても弱くて頭が悪いドラゴンなんて普通は誰も助けない、子どものドラゴンならともかく大人のドラゴンを理由もなく助けることはないのだ。だから母さんが俺を助けることはないはずだった、この俺が持ち込んだ騒動が片付くまでは、きっと自分の洞窟にも帰らないに違いなかった。
「じゃあ、ドラゴンの姿に戻れ。お前の体から爪や牙、それに皮を剥がしてやるよ」
「………………」
俺はハルトたちと戦うためにもドラゴンの姿に戻ろうとした、命の危機が今そこにあったのだからできるはずだった。でもどんなに頑張っても俺はドラゴンの姿に戻れなかった、失血でくらくらして意識を保っているのも難しくなってきた。そんな俺をつまらなそうにハルトは見ていた、そうしてから面白いことを思いついたとばかりに笑ってこう言いだした。
「そう言えばお前の姉ちゃんの味見がまだだった、お前が予想以上に早く帰ってきたからさ」
「……や、……めろ……」
「だったら早くドラゴンの姿になるんだな、さぁ綺麗な姉ちゃん俺と一緒に遊ぼうぜ」
「や……めろ、……やめ……ろ……」
嫌あぁぁというあかり姉さんの悲鳴が聞こえた、ビリビリと服を破く音がしてハルト以外の女たちは笑っていた。俺はドラゴンの姿に戻ろうとした、必死にドラゴンの姿に戻ろうとしたが、こうなっても俺は何もできなかった。今のこんな俺に命の危険がないのか、今こそ元のドラゴンへと戻るべき時だった。でも残酷なことに俺の体は失血が多すぎて動かなかった、そうして俺は自分が何の役にも立たないこと、それが悔しくて思わず悔し涙を流した時だった。
「『氷撃槍』!!」
誰かが氷の中級魔法を使った、俺は一体誰が魔法を使ったのかと思った。もしかして母さんが助けに帰ってきたのだろうか、出来損ないの俺という息子ではなくあかり姉さんという、母さんの友達を助けに来てくれたのかと思った。でもそんな俺にとって都合の良いことはなかった、俺が僅かに頭をどうにか動かして見上げると、ハルトがあかり姉さんの体から離れて立っていた、その彼の上半身は真っ赤な血の色に染まっていた。
「なっ、このアマ!! なんてことしやがる!!」
「ハルト、大丈夫!?」
「このくそ女!! ふざけやがって!!」
「神のところにもいけなくしてあげましょう」
俺は全身が悲鳴をあげていたがなんとか頭を上げようとした、どうにかあかり姉さんの無事を確かめようとした。さっきの魔法はあかり姉さんがハルトに向けてきっと使ったのだ。あかり姉さんはそうとても賢い人だった、数少ない上級魔法まで使える人間だったのだ。知らない人間を怖がって避けて生活していたが、何かをするべき時にはそれをためらわない強さがある、そんなとても優しくて強い人間なのがあかり姉さんだった。
「……あ……かり……姉さん……」
だが俺がどうにか頭をあげて見たのは、氷の槍に胸を貫かれたあかり姉さんの姿だった。こんなのは嘘だ、だってどうしてだ、あかり姉さんは強い人だ。氷の槍に貫かれてもあかり姉さんは、彼女はまだかろうじて生きていた、そしてハルトの女達に何度も何度も殴られていた。でもあかり姉さんはそんな彼女たちに向かって、本当なら簡単に使えるはずの魔法で今度は反撃しなかった。
そしてあかり姉さんは俺の方を必死で見ようとしていた、一生懸命にそうして彼女は何度か口を開こうとした。そしてまたハルトの女たちに殴られていた、それでも俺のことを見て何かを伝えようとしていた。そう俺に向かって何故だろうか、とても大切な何かを必死に伝えようとしてくれていた。そして時が止まった永遠のような一瞬の間に、あかり姉さんは本当にとても幸せそうに微笑んで、俺に向かってこう言ってくれたんだ。
「大好きよ、シエルくん」
それがあかり姉さんの最期の言葉だった、あかり姉さんはそのまま静かに動かなくなった。何故、どうしてと俺が疑問に思った時に、あかり姉さんがしたことの意味が分かった。俺の体が急激に変化していったからだ、爪が伸び歯が牙に変化しそうして背中から翼が広がり、体に巻かれていた鎖を引き千切って俺は生まれた時のドラゴンの姿に戻っていた。失血でまだ頭がくらくらしていたが、俺は元の本来のドラゴンの体を取り戻していた。
「あっ、ああ、あああぁぁぁ!!」
そう俺とあかり姉さんとの約束が破棄されたのだ、約束をした本人がいなくなったから、それで俺は元の姿に戻ることができたのだった。あかり姉さんは賢い人だった、きっと強制的に俺との約束を破棄する、この最悪な方法に気がついていたのだ。俺がやっとあかり姉さんのしたことに気づいた時、咄嗟に殺気を感じて体が勝手に動いていた、そして俺に近づいて来ていたハルトを尾で打ち遠くへ叩き飛ばしていた。
「……こ……の……卑怯……者……」
「うぅっ、うるせえよ、チビドラゴン!! くっそ、女は勝手に死にやがるし、わけ分かんねぇ」
ドラゴンの姿に戻っても俺の体への傷が消えたわけじゃなかった、ハルトは立ちあがってまだ余裕がありそうに笑っていた。俺はこのままならコイツに生きたまま、無理やりに解体されてもおかしくなかった。冷酷なハルトたちならそうするだろう、何故ならこの前の殺された若いドラゴンもそうだったし、彼らはドラゴンをただの素材としか見ていなかった。俺はそうされる前に出来る限りの魔法を使った、そうそれは簡単でとても懐かしい初級魔法の一つだった。
「……『治癒』」
ハルトたちは武器を持って襲い掛かってきた、強力な魔法を使わないのは俺がこのまま死ぬと、その遺体は世界の根源に消えてしまうからだった。俺は生きたまま解体されるつもりはなかった、だから最初に簡単な魔法を唱えたのだ。あかり姉さんが幼かった俺に、昔よく使っていてくれた魔法だった、『治癒』、初級魔法の簡単な傷しか治せないはずの魔法だった。でも今の俺には切ないほどに懐かしくて温かい魔法だった、そうしてその魔法は俺の体の傷を確かに癒してくれた。
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