27 / 40
第1部
第28話 王妃様と朱華姉様の女対決[特盛り]
しおりを挟む
028
僕は今桃源郷にいます。
ベッドに仰向けになった僕の身体に、ピタリと寄り添い、競い合うように顔を近づける高貴な美女たち。
甘い香水みたいな匂いに、ちょっぴり大人のお酒の匂い。
顔のすぐ上で、群青色の瞳と赤い瞳が今にも火花をちらしそうな鋭い目つきで睨み合っている。
足の間には無表情なアンが屹立したペニスをそっとにぎって待機状態。
恨めしそうな顔をさらても困ります。
僕だってまさかの展開なんだから。
うわ。
きれいな朱華姉様のお顔が急接近かと思ったら、最初から唇を丸く開いた熱列な接吻をされちゃった。
「ん……ちゅるっ……ん……はあっ」
お酒の匂いが染み込んだ刺激的なふにゃっとした舌が、僕の敏感な口腔内部を余すことなく舐め回す。
これはキスとか接吻とか、そんなときめくものじゃなくて、男の娘の中の中まで味わい尽くすような攻撃的な愛撫だった。
蕩けそうな柔らかい舌に責められてぞくぞくしてきます!
ちゅっと音がして唾液が糸を引きながら朱華姉様が離れていく。
唇と舌同士の激しい絡み合いだけで、もう息が上がっちゃいそう。
続けて、王妃様のお顔が急接近。
まつげが長くてきれいなお顔は途中で目を閉じる。
「ん……んー、ふふ、ん」
王妃様はほんの少しだけ躊躇ってから、赤い柔らかい唇をそっと息子の唇に押し付けた。
王妃様とキス! 王妃様とキス!
お酒臭い甘い息がくすぐって、体中が歓喜で騒ぐ。
肉体接触には精神的な昂りが掛け算されて心が震えるみたい。勉強になります。
「ああ……クロと口付け……クロに私の唇が奪われてしまった……こんなことが……ああ」
人聞きが悪いな。奪ったのは王妃様です。冤罪です。
押し付けていただけの唇が割れて王妃様の舌が遠慮がちにチロチロと僕の唇を舐めてくる。
王妃様なんだから、もっと堂々と唇くらい奪ってください。
臣下に唇という褒美を与える王妃様の図。そんな報奨を与える権力者ってとっても素敵。
ああ、だけど。
息子として育てた子供と唇を重ねる心境はいかがなものなの?
僕の中のクロの部分もざわざわしている。
他人で母親で上司のキスは夜になると臆病になる王妃様らしく控えめなものだった。
これはこれで大満足。
「さて、どちらだ? メイドよ」
王妃様と朱華姉様は股間で待機のアンに注目。
アンはペニスに添えていた手に少しだけ力を入れる。
ひんやりとするお手々が熱くなっているペニスに心地いい。
「若様のご反応は……甲乙付け難い結果でございました」
アンが無表情で、本当に無表情で判定を口にした。
ジャッジメントご苦労さまです!
王妃様と朱華姉様は不満げに顔を見合わす。
これが、女の対決!
男の娘のペニスは嘘をつけないから、どちらでより興奮したのか反応で競い合い。
淫蕩な貴族のゲームみたいな展開に第3王子もタジタジです。
息子同然との初めての口付けで、少しだけトロンと溶けかかっていた目の焦点を王妃様は取り戻した。
負けるな王妃様!
「ふむ、では次にいくとしよう」
朱赤姉様は黒い髪を手で払い、その動作で剥き出しのおっぱいをぷるんと揺らすと体を傾ける。
そのまま僕に添い寝をして顔におっぱいを乗せてくる。
むせ返るような甘くて蒸れた生々しい匂い。
しっとりと頬に吸い付く湿った質感。
野生を感じさせる荒々しい愛情の塊が僕の顔の上に!
ぎゅっと押し付けられるおっぱいで顔半分が塞がれる。
その反対からは、添い寝をした王妃様が大きなおっぱいを僕の頬に当ててくる。
見た目が清楚なクッションは肌触り良し、弾力良し、高貴な香り良しの一品だった。
ああ、なにか懐かしい匂いがする。
なんという桃源郷!
だけどこの聖なるおっぱいの先っぽには、陥没されて隠された王妃様を別人に変えてしまう雌ブタスイッチがついている。触れるなキケン。
どっちも女性特有の肌の白さだったけど、並べてみると違いが分かる。
朱華姉様のおっぱいの方がやや日焼けをした別の妖しさ。
弾力はすべてを包み込みそうな王妃様の低反発に比べると朱華姉様は高反発。
興奮で発汗しているのか肌のしっとり感は同じくらい。
ペニスがびくびくするのが分かる。
アンが対処に困っていそう。
むず痒くてもっと直接刺激を与えてほしいとペニスはその躍動でつたえているのにステイだから。
同時におっぱいが顔に触れているから判定がむずかしくなっちゃうね。
ああもう我慢できない。
王妃様のおっぱいに顔を向けると丁度口元にあった乳輪を口に含む。
「ふふ、クロが私の乳を……懐かしいな……」
なるほど。記憶の残滓の中にある。王妃様のおっぱいに顔を埋めていた記憶。
赤ん坊の時じゃなくて、もう少しだけ大きくなってからだ。
病弱時代から線が細くて甘えん坊な第3王子だったから。
「あっ、そ、そんなに吸っても出な、あっ、だめっ、」
ちゅうちゅうと執拗に吸い付いたり舐めたりしていると、途中でにゅっと陥没していた乳首が出てくる。敏感そうな先っぽには強い刺激は御法度だから、優しく触れる。
「……っ、……そんな舐め方を、するでない……んふっ……あっ、……」
ひくひくと身体を痙攣気味に反応させる王妃様だけど、対決の途中だから欲望に流されないように理性の手綱をしっかりと握っていた。
乳首って甘しょっぱい。舌で弾いてみるとグミみたいに反発してくる。
「ふあっ……そ、そこは、あ、あまり強く吸うと、痛む……あっ……だ」
あ、ごめんなさい。
自重しないと、雌ブタになっちゃうね。
つづいて朱華姉様のおっぱいに顔を埋める。
「ふふ、子に乳をやるとはこういう感覚か、不思議だ、胸の内から愛おしさからあふれ出くる」
よく発達した朱華姉様の色の濃い乳首は、舌で触れるとでも溶けそうなくらいに弱々しい。
刺激に反応して固くなっているのにふにゃりとしている。
王妃様とは違う味わい。
比べるのも失礼かなと思うけど、男の娘だから仕方がないよね。
「僭越ながら、此度の対決は、ジュリーナ様に軍配が上がりました」
次々とくる興奮で我慢汁を垂らすペニスを握りながら、アンは無表情で王妃様の勝ちを宣告。
「やはり、子を産んだ女には敵わぬ部分があるな」
敗した朱華姉様も納得の一戦だった。
*
「……くっ、青臭い匂いを……王妃である私が……このような」
ジャッジのために根元をアンに握られたペニスと顔をつきあわせた王妃様が、苦悶の表情で呻く。
次は直接お口で対決。
「ジュリーナ様、お始めください」
「わ、わかっている!」
酔っていても王妃様モードの王妃様には、息子同然の子供のペニスを口に含むなんて色々都合が悪いみたい。
そう、これ。
こういうのでいいんだよ!
突き出した震える舌がゆっくりと、ゆっくりと期待でカチカチになっているペニスの先に近付いていく。
見ている僕まで口の中が乾いてくるような緊張感だ。
禁断の母子相姦5秒前。
アンの目は真剣だった。
常識人のアンにしてみれば、不敬を覚悟で勝負自体を止めさせたいに違いない。
だけど、これは僕をかけた女の戦い、そう、聖戦。
寵愛を巡る女の戦い大好きっ娘のアンの瞳は輝いている。
「なんだ? この間とは別人ではないか?」
耳元で囁くのは朱華姉様。
半身を起こした僕の背後に座り座椅子みたいにぴたりと身体をくっつけている。
「王族ですから、色々なんです朱華姉様」
「ふん、不便なことよ」
にちゃっと舌がペニスに触れる。
お預けされていたペニスが歓喜にうち震える。
王妃様は固く目を閉じて、ちょっと涙ぐみながら「うっ……」と呻く。
舌の上に広がるペニスの味と僕の匂いに必死に抗おうとしている。
「愛しい男のイチモツを口で愛することをあれほど厭うとは、角なしの心は読めんな」
男女の力関係が逆転している鬼の一族にしてみれば、パートナーを口で可愛がるみたいな?
だけど違うんです、朱華姉様。あれは本能的な防御反応なんです。
だって王妃様は眉間に皺をよせて、嫌そうにペニスに舌を這わせているけれど、嫌なのは理性をなくしてしまうことだから。
僕のペニスに酔ってしまうと、雌ブタモードに突入しちゃう。
上手く記憶を操作して「なかったこと」にしているつもりでも、昼間に思い出したらひとりで赤面しちゃうような自己嫌悪に陥るのが王妃様。
立場が立場だから、変に性癖が歪んじゃう。
物凄く嫌そうにペニスの先っぽを口に含む王妃様を見ていると物凄い興奮が襲ってくる。
男の娘の男の部分が震えます。
らぶらぶいちゃいちゃが勿論大好きだけど、希に理不尽な状況でやむを得ず奉仕をする女子を経験するのもいいものです。
当家のメイドのしきたりが逆効果になるパターン。
無表情メイドのご奉仕が逆に刺さる変態王族関係者はいなかったのかな?
これも転生者の特性なのかも。
止まることなく性癖が広がり続ける、独特の文化だったから!
無表情が、逆に萌えるというのはこの世界では病気の域。
舌が亀頭を舐める。唇が裏筋を擦る。
うん、とっても気持ちいい。
だけど、鍛えられた男の娘。
一番搾りの達人のアンですら匙を投げた僕には物足りない。
結局時間切れで王妃様はペニスから口を離す。
場所を交代して朱華姉様がペニスの前に。
余裕の表情で僕を見て微笑む。役者が違う。
「んぐっ……」
「っ、あぅ」
いきなりペニスを喉の奥まで飲み込んだ。
喉の粘膜がペニスに伝わる。腰が無様に跳ね上がる。
朱華姉様は、じゅるっと下品な音を立てて唾液を吸い込むけど追いつけなくて、ペニスの竿部分を伝ってアンの手をべっとりと汚す。
そんな場面に、もう目の前はチカチカする。
ゆっくりと朱華姉様が顔を上げていく。
唾液まみれで光るペニスが姿を現す。
「……クロのものを、あんなに深くまで……頬張りおって……」
後ろから抱きつくみたいな姿勢の王妃様がギリッと歯軋りをした。
朱華姉様はペニスの先だけに吸い付いて舌と唇で執拗に刺激を与える。
「す、凄いよ、朱華姉様!」
アンが押さえているのに腰は絶え間なくびくびくと跳ねる。
「こ、これほどなのか……」
「わ、若様」
お山に入る前には欲望を絞り取っておけという伝承通りの性技に心酔。
だけど、朱華姉様はまだ本気じゃない。
経験しているから分かっちゃう。
お預け状態が長かった分、焦らしに焦らされて、まだこの上焦らす気満々。
「ああ、若様があのような切ないお顔を……身体が疼いてしまいます」
無表情なアンの頬も赤い。
力いっぱい抱きしめてくる王妃様の良い匂い。
じゅぷじゃぱと唾液混じりで音を鳴らし、寸前で最高に気持ちいいの一歩手前をコントロールされる。鬼ですか。鬼でした。
ちゅぽっと音を立ててペニスを口から離して朱華姉様は口許を拭う。
「ふふ、辛そうだな。いいだろう、いま楽にしてやろう」
ペニスの安楽死宣言!
垂直に直立したペニスにぶちゅりと朱い唇を押し付けると、ぞわっと背筋が震えた。
根元を握るアンの手に力がこもる。
ノーハンドのフェラでここまで気持ちよくするってもしかすると凄いことでは?
ゆっくりと飲みこまれ、粘膜がペニスを擦り上げ、締めつけて、それからぐぽっぐぽっという下品な音を撒き散らす。
髪を振り乱して一心不乱に、激しい動きで顔を上下させる。
時折、僕の顔を確認する。それから嗤う。
全部出てしまいそうな昂ぶりが腰の奥でうずき始める。
「うわ、出ちゃうよ、週姉様!」
身体から汗が吹き出るのを実感する。
どくんと身体が跳ねる。息が止まる。
苦しいくらいの溜め後、びゅーっとペニスは出所を求め続けた精液を吐き出した。
すごい気持ちよさに目の前が白くなる。
「ああ……出してる……あの女の口の中に……出してる」
「若様……まだまだアンは精進がたりませんでした」
王族関係者がそろって敗北宣言。
どくどくと次々と噴き出す射精に僕は目を閉じて、その圧倒的な快感に支配されていた。
ジャッジもいらない朱華姉様の完全勝利。
ごくりと皆に聞かせるように、次々と口の中を満たす精液を飲み下した朱華姉様は、口元を汚したまま凄惨な笑みを浮かべる。
「うむ。濃い、良い子種であった」
品種改良の必要はないみたい。
潤んだ視界の中に妖艶な鬼の美女。
とろりと垂れた精液をみつけて赤い舌を伸ばし、すくいとる。
もう一回出ちゃいそうな刺激にびくりとペニスが震えて、アンが身体をびくっと震わせていた。
「これで、一勝一敗、一分けだな」
ぎゅっと王妃様が僕に抱きつく。
「では、そろそろ決着をつけるとしようぞ?」
僕は今桃源郷にいます。
ベッドに仰向けになった僕の身体に、ピタリと寄り添い、競い合うように顔を近づける高貴な美女たち。
甘い香水みたいな匂いに、ちょっぴり大人のお酒の匂い。
顔のすぐ上で、群青色の瞳と赤い瞳が今にも火花をちらしそうな鋭い目つきで睨み合っている。
足の間には無表情なアンが屹立したペニスをそっとにぎって待機状態。
恨めしそうな顔をさらても困ります。
僕だってまさかの展開なんだから。
うわ。
きれいな朱華姉様のお顔が急接近かと思ったら、最初から唇を丸く開いた熱列な接吻をされちゃった。
「ん……ちゅるっ……ん……はあっ」
お酒の匂いが染み込んだ刺激的なふにゃっとした舌が、僕の敏感な口腔内部を余すことなく舐め回す。
これはキスとか接吻とか、そんなときめくものじゃなくて、男の娘の中の中まで味わい尽くすような攻撃的な愛撫だった。
蕩けそうな柔らかい舌に責められてぞくぞくしてきます!
ちゅっと音がして唾液が糸を引きながら朱華姉様が離れていく。
唇と舌同士の激しい絡み合いだけで、もう息が上がっちゃいそう。
続けて、王妃様のお顔が急接近。
まつげが長くてきれいなお顔は途中で目を閉じる。
「ん……んー、ふふ、ん」
王妃様はほんの少しだけ躊躇ってから、赤い柔らかい唇をそっと息子の唇に押し付けた。
王妃様とキス! 王妃様とキス!
お酒臭い甘い息がくすぐって、体中が歓喜で騒ぐ。
肉体接触には精神的な昂りが掛け算されて心が震えるみたい。勉強になります。
「ああ……クロと口付け……クロに私の唇が奪われてしまった……こんなことが……ああ」
人聞きが悪いな。奪ったのは王妃様です。冤罪です。
押し付けていただけの唇が割れて王妃様の舌が遠慮がちにチロチロと僕の唇を舐めてくる。
王妃様なんだから、もっと堂々と唇くらい奪ってください。
臣下に唇という褒美を与える王妃様の図。そんな報奨を与える権力者ってとっても素敵。
ああ、だけど。
息子として育てた子供と唇を重ねる心境はいかがなものなの?
僕の中のクロの部分もざわざわしている。
他人で母親で上司のキスは夜になると臆病になる王妃様らしく控えめなものだった。
これはこれで大満足。
「さて、どちらだ? メイドよ」
王妃様と朱華姉様は股間で待機のアンに注目。
アンはペニスに添えていた手に少しだけ力を入れる。
ひんやりとするお手々が熱くなっているペニスに心地いい。
「若様のご反応は……甲乙付け難い結果でございました」
アンが無表情で、本当に無表情で判定を口にした。
ジャッジメントご苦労さまです!
王妃様と朱華姉様は不満げに顔を見合わす。
これが、女の対決!
男の娘のペニスは嘘をつけないから、どちらでより興奮したのか反応で競い合い。
淫蕩な貴族のゲームみたいな展開に第3王子もタジタジです。
息子同然との初めての口付けで、少しだけトロンと溶けかかっていた目の焦点を王妃様は取り戻した。
負けるな王妃様!
「ふむ、では次にいくとしよう」
朱赤姉様は黒い髪を手で払い、その動作で剥き出しのおっぱいをぷるんと揺らすと体を傾ける。
そのまま僕に添い寝をして顔におっぱいを乗せてくる。
むせ返るような甘くて蒸れた生々しい匂い。
しっとりと頬に吸い付く湿った質感。
野生を感じさせる荒々しい愛情の塊が僕の顔の上に!
ぎゅっと押し付けられるおっぱいで顔半分が塞がれる。
その反対からは、添い寝をした王妃様が大きなおっぱいを僕の頬に当ててくる。
見た目が清楚なクッションは肌触り良し、弾力良し、高貴な香り良しの一品だった。
ああ、なにか懐かしい匂いがする。
なんという桃源郷!
だけどこの聖なるおっぱいの先っぽには、陥没されて隠された王妃様を別人に変えてしまう雌ブタスイッチがついている。触れるなキケン。
どっちも女性特有の肌の白さだったけど、並べてみると違いが分かる。
朱華姉様のおっぱいの方がやや日焼けをした別の妖しさ。
弾力はすべてを包み込みそうな王妃様の低反発に比べると朱華姉様は高反発。
興奮で発汗しているのか肌のしっとり感は同じくらい。
ペニスがびくびくするのが分かる。
アンが対処に困っていそう。
むず痒くてもっと直接刺激を与えてほしいとペニスはその躍動でつたえているのにステイだから。
同時におっぱいが顔に触れているから判定がむずかしくなっちゃうね。
ああもう我慢できない。
王妃様のおっぱいに顔を向けると丁度口元にあった乳輪を口に含む。
「ふふ、クロが私の乳を……懐かしいな……」
なるほど。記憶の残滓の中にある。王妃様のおっぱいに顔を埋めていた記憶。
赤ん坊の時じゃなくて、もう少しだけ大きくなってからだ。
病弱時代から線が細くて甘えん坊な第3王子だったから。
「あっ、そ、そんなに吸っても出な、あっ、だめっ、」
ちゅうちゅうと執拗に吸い付いたり舐めたりしていると、途中でにゅっと陥没していた乳首が出てくる。敏感そうな先っぽには強い刺激は御法度だから、優しく触れる。
「……っ、……そんな舐め方を、するでない……んふっ……あっ、……」
ひくひくと身体を痙攣気味に反応させる王妃様だけど、対決の途中だから欲望に流されないように理性の手綱をしっかりと握っていた。
乳首って甘しょっぱい。舌で弾いてみるとグミみたいに反発してくる。
「ふあっ……そ、そこは、あ、あまり強く吸うと、痛む……あっ……だ」
あ、ごめんなさい。
自重しないと、雌ブタになっちゃうね。
つづいて朱華姉様のおっぱいに顔を埋める。
「ふふ、子に乳をやるとはこういう感覚か、不思議だ、胸の内から愛おしさからあふれ出くる」
よく発達した朱華姉様の色の濃い乳首は、舌で触れるとでも溶けそうなくらいに弱々しい。
刺激に反応して固くなっているのにふにゃりとしている。
王妃様とは違う味わい。
比べるのも失礼かなと思うけど、男の娘だから仕方がないよね。
「僭越ながら、此度の対決は、ジュリーナ様に軍配が上がりました」
次々とくる興奮で我慢汁を垂らすペニスを握りながら、アンは無表情で王妃様の勝ちを宣告。
「やはり、子を産んだ女には敵わぬ部分があるな」
敗した朱華姉様も納得の一戦だった。
*
「……くっ、青臭い匂いを……王妃である私が……このような」
ジャッジのために根元をアンに握られたペニスと顔をつきあわせた王妃様が、苦悶の表情で呻く。
次は直接お口で対決。
「ジュリーナ様、お始めください」
「わ、わかっている!」
酔っていても王妃様モードの王妃様には、息子同然の子供のペニスを口に含むなんて色々都合が悪いみたい。
そう、これ。
こういうのでいいんだよ!
突き出した震える舌がゆっくりと、ゆっくりと期待でカチカチになっているペニスの先に近付いていく。
見ている僕まで口の中が乾いてくるような緊張感だ。
禁断の母子相姦5秒前。
アンの目は真剣だった。
常識人のアンにしてみれば、不敬を覚悟で勝負自体を止めさせたいに違いない。
だけど、これは僕をかけた女の戦い、そう、聖戦。
寵愛を巡る女の戦い大好きっ娘のアンの瞳は輝いている。
「なんだ? この間とは別人ではないか?」
耳元で囁くのは朱華姉様。
半身を起こした僕の背後に座り座椅子みたいにぴたりと身体をくっつけている。
「王族ですから、色々なんです朱華姉様」
「ふん、不便なことよ」
にちゃっと舌がペニスに触れる。
お預けされていたペニスが歓喜にうち震える。
王妃様は固く目を閉じて、ちょっと涙ぐみながら「うっ……」と呻く。
舌の上に広がるペニスの味と僕の匂いに必死に抗おうとしている。
「愛しい男のイチモツを口で愛することをあれほど厭うとは、角なしの心は読めんな」
男女の力関係が逆転している鬼の一族にしてみれば、パートナーを口で可愛がるみたいな?
だけど違うんです、朱華姉様。あれは本能的な防御反応なんです。
だって王妃様は眉間に皺をよせて、嫌そうにペニスに舌を這わせているけれど、嫌なのは理性をなくしてしまうことだから。
僕のペニスに酔ってしまうと、雌ブタモードに突入しちゃう。
上手く記憶を操作して「なかったこと」にしているつもりでも、昼間に思い出したらひとりで赤面しちゃうような自己嫌悪に陥るのが王妃様。
立場が立場だから、変に性癖が歪んじゃう。
物凄く嫌そうにペニスの先っぽを口に含む王妃様を見ていると物凄い興奮が襲ってくる。
男の娘の男の部分が震えます。
らぶらぶいちゃいちゃが勿論大好きだけど、希に理不尽な状況でやむを得ず奉仕をする女子を経験するのもいいものです。
当家のメイドのしきたりが逆効果になるパターン。
無表情メイドのご奉仕が逆に刺さる変態王族関係者はいなかったのかな?
これも転生者の特性なのかも。
止まることなく性癖が広がり続ける、独特の文化だったから!
無表情が、逆に萌えるというのはこの世界では病気の域。
舌が亀頭を舐める。唇が裏筋を擦る。
うん、とっても気持ちいい。
だけど、鍛えられた男の娘。
一番搾りの達人のアンですら匙を投げた僕には物足りない。
結局時間切れで王妃様はペニスから口を離す。
場所を交代して朱華姉様がペニスの前に。
余裕の表情で僕を見て微笑む。役者が違う。
「んぐっ……」
「っ、あぅ」
いきなりペニスを喉の奥まで飲み込んだ。
喉の粘膜がペニスに伝わる。腰が無様に跳ね上がる。
朱華姉様は、じゅるっと下品な音を立てて唾液を吸い込むけど追いつけなくて、ペニスの竿部分を伝ってアンの手をべっとりと汚す。
そんな場面に、もう目の前はチカチカする。
ゆっくりと朱華姉様が顔を上げていく。
唾液まみれで光るペニスが姿を現す。
「……クロのものを、あんなに深くまで……頬張りおって……」
後ろから抱きつくみたいな姿勢の王妃様がギリッと歯軋りをした。
朱華姉様はペニスの先だけに吸い付いて舌と唇で執拗に刺激を与える。
「す、凄いよ、朱華姉様!」
アンが押さえているのに腰は絶え間なくびくびくと跳ねる。
「こ、これほどなのか……」
「わ、若様」
お山に入る前には欲望を絞り取っておけという伝承通りの性技に心酔。
だけど、朱華姉様はまだ本気じゃない。
経験しているから分かっちゃう。
お預け状態が長かった分、焦らしに焦らされて、まだこの上焦らす気満々。
「ああ、若様があのような切ないお顔を……身体が疼いてしまいます」
無表情なアンの頬も赤い。
力いっぱい抱きしめてくる王妃様の良い匂い。
じゅぷじゃぱと唾液混じりで音を鳴らし、寸前で最高に気持ちいいの一歩手前をコントロールされる。鬼ですか。鬼でした。
ちゅぽっと音を立ててペニスを口から離して朱華姉様は口許を拭う。
「ふふ、辛そうだな。いいだろう、いま楽にしてやろう」
ペニスの安楽死宣言!
垂直に直立したペニスにぶちゅりと朱い唇を押し付けると、ぞわっと背筋が震えた。
根元を握るアンの手に力がこもる。
ノーハンドのフェラでここまで気持ちよくするってもしかすると凄いことでは?
ゆっくりと飲みこまれ、粘膜がペニスを擦り上げ、締めつけて、それからぐぽっぐぽっという下品な音を撒き散らす。
髪を振り乱して一心不乱に、激しい動きで顔を上下させる。
時折、僕の顔を確認する。それから嗤う。
全部出てしまいそうな昂ぶりが腰の奥でうずき始める。
「うわ、出ちゃうよ、週姉様!」
身体から汗が吹き出るのを実感する。
どくんと身体が跳ねる。息が止まる。
苦しいくらいの溜め後、びゅーっとペニスは出所を求め続けた精液を吐き出した。
すごい気持ちよさに目の前が白くなる。
「ああ……出してる……あの女の口の中に……出してる」
「若様……まだまだアンは精進がたりませんでした」
王族関係者がそろって敗北宣言。
どくどくと次々と噴き出す射精に僕は目を閉じて、その圧倒的な快感に支配されていた。
ジャッジもいらない朱華姉様の完全勝利。
ごくりと皆に聞かせるように、次々と口の中を満たす精液を飲み下した朱華姉様は、口元を汚したまま凄惨な笑みを浮かべる。
「うむ。濃い、良い子種であった」
品種改良の必要はないみたい。
潤んだ視界の中に妖艶な鬼の美女。
とろりと垂れた精液をみつけて赤い舌を伸ばし、すくいとる。
もう一回出ちゃいそうな刺激にびくりとペニスが震えて、アンが身体をびくっと震わせていた。
「これで、一勝一敗、一分けだな」
ぎゅっと王妃様が僕に抱きつく。
「では、そろそろ決着をつけるとしようぞ?」
0
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【R18】転生先のハレンチな世界で閨授業を受けて性感帯を増やしていかなければいけなくなった件
yori
恋愛
【番外編も随時公開していきます】
性感帯の開発箇所が多ければ多いほど、結婚に有利になるハレンチな世界へ転生してしまった侯爵家令嬢メリア。
メイドや執事、高級娼館の講師から閨授業を受けることになって……。
◇予告無しにえちえちしますのでご注意ください
◇恋愛に発展するまで時間がかかります
◇初めはGL表現がありますが、基本はNL、一応女性向け
◇不特定多数の人と関係を持つことになります
◇キーワードに苦手なものがあればご注意ください
ガールズラブ 残酷な描写あり 異世界転生 女主人公 西洋 逆ハーレム ギャグ スパンキング 拘束 調教 処女 無理やり 不特定多数 玩具 快楽堕ち 言葉責め ソフトSM ふたなり
◇ムーンライトノベルズへ先行公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる