JUN-AI ~身がわりラヴァーズ~

婚約者を亡くしてから、3年。
憧子は淋しさを紛らわせる相手を漁るため、行きつけのクラブに赴き。
そこで響という男から、永遠の片思いをする同士として身代わりの恋人関係を持ちかけられる。
立ち直って欲しいという周りからのプレッシャーから逃げたかった憧子は、響の家にかくまってもらう事を条件に、その関係を承諾し。
次第に愛情が芽生え始めた2人だったが……


表紙は、とわつぎ様のフリーイラストをお借りしています。


24h.ポイント 0pt
0
小説 192,219 位 / 192,219件 ライト文芸 7,627 位 / 7,627件

あなたにおすすめの小説

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

サンタはいないと気付く日に

五色ひいらぎ
ライト文芸
鷲巣忠隆(わしずただたか)は安土桃山期の武将である。 九州釜崎藩の初代藩主に仕えて武勲をあげ、死後は樅木神社(もみきじんじゃ)に神として祀られた。 時は流れて2021年。樅木神社は過疎化の波に寂れ、宮司の健さんこと白神健一郎(しらかみけんいちろう)がひとり祭祀を守っていた。 だが冬至の祈祷の最中、健さんは脳梗塞で倒れ帰らぬ人となる。 祭神である鷲巣は、健さんと最後の別れをするべく、黒猫の身体を借りて葬祭センターへと向かった。 12月24日、市中がクリスマスイブに沸く日であった…… ※第7回ほっこり・じんわり大賞にエントリーしています。 ※作中に登場する人名・地名・家名・施設名等はすべて架空のものです。 ※表紙画像: 写真AC コロプコロ様 https://www.photo-ac.com/main/detail/2038637

万聖節悲哀話【完結】

竹比古
ライト文芸
 ハロウィンの日、学生時代から嫌いだった厭な男、ビルから『失恋した』という電話がかかって来た。  彼は酒を煽り、時には涙を零しながら、その失恋話を延々と続ける。カボチャや魔女が犇めき合い、お菓子が山と積まれる部屋で。  ハロウィンの今日、ビルはその子と逢う約束をしていたのだ。それなのに、その子は来なかった。  だけどぼくは、ビルの失恋話を笑う気には、なれなかった。  なぜなら……。  ※以前、他サイトで掲載していた作品です。  ※表紙はフリー画像を加工したものです。

猫の生命火

清水花
ライト文芸
 猫アレルギー持ちの父さんをどう説得するか、それが君を家族に迎えるにあたって最初にぶつかった最大の問題だった。  とある雨の日の帰り道、電信柱の下で僕と君は出逢った。  僕はまるで黒猫に託されるようにして君を預かる事になった。  3日が経ち、すでに情が移ってしまった僕は君と離れるのが辛くなっていた。  だが、君を家族に迎えるにはどうしても避けては通れない問題があった。それは動物が大好きだけど猫アレルギー持ちの父さん。  結局は君の寝顔に一目惚れした父さんがアレルギー症状を我慢して君を家族に迎えることになった。もちろん君と父さんの相性の良さがあってこその判断だったのだけれど。  それに、先住犬の柴丸も快く君を迎えてくれた。  ものすごい早さで成長する君に戸惑いながらも、何だか僕は親になったような気がして毎日嬉しくもあった。  君を眺めていると、あっという間に時は流れいつの間にか1年が過ぎた。  君は立派な大人になった。  僕達は大喜びで毎日、君の成長ぶりを語り合った。  それから少しして、愛犬の柴丸が永眠した。  家族が塞ぎ込む中、君だけはいつもと変わらぬように振る舞っていた。  でも、柴丸のお気に入りのクッションの上から動かない君を見て、1番寂しいって思っているは君だって分かった。    君は柴丸のことを実の兄のように慕っていたのだから。  それから10年という時が過ぎた頃、君は僕達の前から姿を消した。  君と出逢った時のような雨の夜に、誰もいない公園で再び君と出逢った。  そして君は生命の火で温め護った黒い仔猫を僕に託すと、夜の闇の中へと消えていった。  あれから君は帰ってこないけど、君に託された仔猫と僕達の新たな生活が始まろうとしていた。  別れはいつも辛いけど、君達と過ごす幸せな毎日の時間が僕は本当に大切だと思う。   その出会いが僕と君の物語の始まりだった。

ほっこり系日常短編

流音あい
ライト文芸
さらっと読める日常短編集。一話完結型の、ちょっと馴染みのないかもしれない日常のほっこり系短編(SS)五編です。 1『反射の連鎖でアナウンス』 車内で起きた、ちょっとした人の温かさの話 2『きらめきの再発芽』 マニキュアをきっかけにおばあさんが元気になります 3『じゃがいもスイッチ、コロッケ変化』 近所の人との交流話 4『誤解の隙間にベビーカー』 ケンカップルを目の当たりにした奥さんの話 5『レターオープンリスタート』 若い女性とおばあさんのほっこり話

最近のよくある乙女ゲームの結末

叶 望
恋愛
なぜか行うことすべてが裏目に出てしまい呪われているのではないかと王妃に相談する。実はこの世界は乙女ゲームの世界だが、ヒロイン以外はその事を知らない。 ※小説家になろうにも投稿しています

夫は私を愛してくれない

はくまいキャベツ
恋愛
「今までお世話になりました」 「…ああ。ご苦労様」 彼はまるで長年勤めて退職する部下を労うかのように、妻である私にそう言った。いや、妻で“あった”私に。 二十数年間すれ違い続けた夫婦が別れを決めて、もう一度向き合う話。

遠雷の唄

はーこ
ライト文芸
【夏が終わっても、俺は叫び続ける】 恋人の美波から突然別れを告げられ、沖縄へ帰ってきた嵐。 しかし島中をさがしても、美波のすがたは見つけられない。 そんなとき、美波の三線と、とある曲の譜面を目にする。 島ですごした幼少時代の想い出をたどるうちに、嵐は美波の本当の想いを知ることとなる。

処理中です...