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101. ショタ勇者

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「ご主人様、寝るにはまだ早いのニャ!」

 突然、どこからとも無く聞いた事がある声が聞こえてきたと思ったら、俺の影の中からブリトニーが現れた。

「何でブリトニーさんが、ここに居るんですか?」

「私だけじゃないのニャ!」

「ゴメンね! アレン君、僕はブリトニー姉様には逆らえないんだよ……」

 続けて、アンさんも俺の影から現れた。

「ドラクエルも、本当はご主人様のポークビッツが味わいたい癖に!
 何、いい子ぶってるのニャ!」

「でも、姫ちゃんに悪いよ!」

「何、言ってるニャ! 姫様がご主人様に手を出さないと決めた、今がチャンスなのね!
 姫様は、『犬の肉球』がギルドランキング10位以内に入るまで、ご主人様に会わないと誓った今この時こそ、ご主人様を独占するチャンスなのニャ!
 『犬の肉球』がギルドランキング10位以内に入って、姫様が動き出したら、私達はご主人様が15歳に成人するまで手が出せなくなるのね!」

「それはそうだけど……」

「ドラクエル、ご主人様とチョメチョメしたくないのニャ?
 折角、ご主人様が復活したというのに、後、11年もお預けなんて私はまっぴらゴメンなのね!」

「あの……ブリトニーさん、アンさん
 さっきから何を言ってるんですか?」

 ブリトニーさんとアンさんが、何やらおかしな事を言っている。

「ご主人様は、私の愛玩具なのニャ!
 さあ、私の目を良く見て、思い出すのね!
 ご主人様は私に【調教】された、私を気持ち良くする為だけのSEXマシーンなのニャ!」

「ハッ!!」

 ブリトニーの言葉で、全て思い出した。
 そう、俺はブリトニーに【調教】されてしまっていたのだ!

 昨日、大奥に泊まった時に【調教】され、ブリトニーを気持ち良くする為だけの愛玩具にされてしまった俺は、ブリトニーとアンさんを、このズル剥けポークビッツで、何時もイカせまくっている内に全てを思いだしたのだった。

 自分がエロ大魔王ゴトウ·サイトだった時の記憶を!!

 しかし昨日は、ゴトウ·サイトの記憶を思い出した事をブリトニーとアンさんには、秘密にしておいた。
 記憶が戻ったと言ったら、面倒くさくなりそうだったし、4歳児の幼児が大人の女性をイカせまくるのは、中庸マスターとして道徳的にどうかと思ったからだ。

 それに、どうやらゴトウ·サイトの記憶が戻るのは、ブリトニーが俺を愛玩具にしている時だけのようで、ブリトニーは事が終わった後、姫に俺を愛玩具にしていた事がバレないように、行為中の記憶を全て消したのだ。
 それと同時に、行為中に思い出したゴトウ·サイトの記憶も一緒に消えてしってたという訳だ。

 そして今回また、ブリトニーが【調教】スキルで俺を愛玩具にした事によって、ゴトウ·サイトだった時の記憶が再び蘇ってきたのだ。

 しかし、前回ブリトニーに【調教】スキルによって愛玩具にされた時と、何か感じが違う。

 前の時は、完全にブリトニーの【調教】スキルが掛かってしまっていたが、今回は前回ブリトニーにSEXマシーンにされてしまった記憶と、ゴトウ·サイトだった時の記憶を思いだしただけで、ブリトニーの【調教】スキルが解けてしまっているようなのだ。

 多分だが、これは俺が【勇者の卵】にジョブチェンジした影響のように思える。
 俺が、【勇者の卵】になった事により、あらゆる耐性が強くなったみたいなのだ。

 さて、どうしたものか……

 取り敢えず、今はブリトニーの愛玩具を演じておいた方が良いだろう。

「ご主人様! 早く私のオマンコをペロペロするのね!」

 ブリトニーは昔と全く変わっていないようだ。
 ブリトニーは相変らず、俺のポークビッツにのみ、忠誠を誓っているのだ。

 ならもう一度、俺自身に忠誠を誓わしてやろう!
 一応、俺がゴトウ·サイトだった時にかけた【魅了】スキルは、ギリギリ俺のポークビッツ限定で効いているようなので、俺の実力がブリトニーを超えれば、本当の【魅了】の効果が再び復活する筈なのだ!

 フフフフフ、俺は前回のゴトウ·サイトとは全く違う。
 エリスとアレックスの血縁者に転生した事により、この世界で最強の器を手に入れてしまったのだ!

 しかし、この最強の器を手にする為には、鍛えられた強い魂になる事が必須だった。
 俺は前前世、この世界でベルゼブブに頭を潰されて死んでしまい、魂がゴトウ·サイトのボディーから抜けると、そのまま俺の魂は、始まりの魔女の元に飛ばされた。

 そこで始まりの魔女に、散々俺を利用した事を謝られた後、『次の転生先を、本来のゴトウ君の実力より、少しだけ上の実力の者に転生させてあげるよ!』と、提案されたのだ。

 俺は迷わず、『そんなのどうでもいいから、姫やエリスさんの身近な者に転生させてくれ!』
 と、頼んだのだが、『それは絶対に無理な話だよ! 一度、元いた地球で転生した後でないと、再びこの世界には転生できないんだよね!』
 と、言われてしまった。

 そして、この世界に転生したとしても、俺自身の魂のレベルが低過ぎて、姫やエリスのような超1級レベルの魂の持ち主の傍に近ずく事さえ出来ないだろうと結論づけられてしまったのだった。

 始まりの魔女は、なんとか俺をこの世界で、姫やエリスの近くに転生する方法を考えあぐね、思いついた方法が、向こうの世界での始まりの魔女の子孫で、紅龍に呪われる運命だった少年を使う事だったのだ。

 始まりの魔女は、元はあちらの世界の陰陽師の家系の生まれだったらしい。
 そして、その家系の中の誰かが、大昔、日本中で暴れ回っていた紅龍を封印し、その何百年後に、その子孫である子供が、誤って紅龍の封印を解き呪われてしまうのを、たまたまあちらの世界でポテチを買い出しに行った時に、始まりの魔女は偶然目撃し、その少年の事を知っていたのだ。
 余談だが、始まりの魔女は、一時期、好きな場所に転移する事が出来る神級魔道具、金の鍵を使って、頻繁にこちらの世界とあちらの世界を行き来していたらしい。

 そんなこんなで、俺の魂を、その紅龍に呪われる予定の始まりの魔女の子孫の子供の器に容れる作戦を立てたのだ。
 常人なら即死してしまうような紅龍の禍々しい魔素に当てられても、姫の禍々しい魔素に耐性のある俺なら、ギリギリ死ぬ事はないだろうと考えたのである。

 高位の神獣である紅龍に体を乗っ取られないように、何十年も耐え続ければ、自然と俺の魂が鋼の魂に鍛えられ、次にこの世界に転生した時、姫やエリスの隣に立ってもおかしくない程の魂に鍛えられているという算段であった。

 そしてなんとか俺の魂を鍛える段取りができると、始まりの魔女は、俺に、『次の人生を丸々捨てる事になるけど、本当に良いの?』
 と、聞いてきたが、俺の決意は固かった。

 俺は、始まりの魔女に、『俺は姫と何度も約束したんだ!
 姫が15歳になったら、必ずSEXしてやるって!
 その為なら、1回分の人生が丸々、死んでしまった方がマシと思える程の苦行だったとしても構わない!
 俺は姫とSEXしたいんだ!』
 って感じで、始まりの魔女に号泣しながらお願いしたのだ。

 始まりの魔女は、『レディーの私に、まだ3歳のガブちゃんとSEXしたいよ!
 とか、何度も言うのはちょっとキショいよ!
 でもゴトウ君は、世界を二度も救ってくれた、この世界の恩人だから何とかしてあげるわ!』と、俺を紅龍に呪われる予定の少年に転生させてくれたのだった。

 そして、俺がその少年の器に入ってしまった事で、元々その少年に入る予定の魂が溢れてしまうのでは?
 と、始まりの魔女に質問したら、
『この世界とあちらの世界は完璧にシンクロしているから、もしゴトウ君がその少年の器に難なく魂が入れたとしたら、私がポテチを買い出しのとき目撃した紅龍に呪われていた少年は、既にゴトウ君の魂が入っていた筈よ!』
 と、言う事だったので、俺は安堵したのだった。

「サイト君、一体どうしたの?いつまで妄想しているの?
 早くブリトニー姉様のお股を舐めないと、チンコスライスされちゃうかもしれないよ!」
 アンさんが、俺に忠告してくれる。

「ハッ!」

 しまった……
 ゴトウ·サイトの記憶が完全に戻った事により、やたらと長い妄想癖も復活してしまったようだ……
 それにしてもチンコスライスだと!
 俺がゴトウ·サイトの時の記憶が無い、お子様だと思って調子に乗ってやがる!

 俺はブリトニーに対して、メラメラと怒りが湧き上がる。

 [ゴトウ·サイトの記憶が復活した事により【全知全能】スキルを獲得しました!]

 突然、頭の中で天の声が聞こえてきた。

【全知全能】スキルだと?
 そんなヤバいスキル、ゴトウ·サイトだった時も持ってなかったぞ?

 しかし、どこかで見た事がある。
 確かあれは、パソコンの画面だ。
 俺が初めてこの世界に転移する前のステイタス決定画面で見たんだ。
 この世界に来るにあたって、始まりの魔女に最初に貰った100ポイントを全てつぎ込むと獲得できるスキルだった筈だ!

 しかし、何故【全知全能】スキルを、俺が獲得できたのだ?

 ハッ! そうだ……
 確かアマイモンは、始まりの魔女が自分の持ってるチートスキルやアイテムを、姫を助ける手助けにと、何も才能も無かった俺に与えてくれたのだと言っていた気がする。

 という事は、【全知全能】スキルは、始まりの魔女が元々持っていたスキルじゃないのか?

 そして俺は、前世で始まりの魔女の末裔に転生していたのだ!

 前世で、始まりの魔女の末裔で血族だった俺が、始まりの魔女が持っているスキルを獲得できたのは、なんらおかしな事では無い。
 多分、【スキルマスター】や【鑑定】スキルは、【全知全能】スキルの派生スキルだったのだろう!

 ここに来て、俺TUEEEE系主人公になれたという訳か!
 早速、俺に対してナメナメなブリトニーに使ってやる!

「ブリトニー! 四つん這いになりな!」

「ご主人様、突然どうしたのニャ?
 命令するのは、私なのニャ!」

「それはどうかな?」

 俺は【全知全能】スキルを発動させ、頭の中でブリトニーが四つん這いになるイメージを思い浮かべる。

「な……何なのニャ!
 体が、勝手に動くのニャ!
 ご主人様、私に一体何をしているのニャ?」

 俺はブリトニーを無視して、アンさんにも命令する。

「アンさんは、四つん這いになったブリトニーの上に重なって下さい」

「エッ! アレン君?
 体が勝手に、エッエッエッ!?」

 アンさんも体が勝手に動き、一体何が起きているか理解できないようだ。

「【魅了強】!」

 俺は何でも有りな【全知全能】スキルで、新しいスキルを生み出す。

 ゴトウ·サイトの時持っていた【スキルマスター】スキルは、自分が持ってるスキルを元に新しいスキルを生み出すスキルだったが、【スキルマスター】の上位スキルである【全知全能】スキルは、ゼロから新しいスキルを作る事が出来るのだ!

 【魅了強】スキルの影響か、ブリトニーとアンさんのお股から、愛液が水道の蛇口のようにバシャバシャと流れ出している。

「そして【素早さ3倍】!」

「ご主人様あぁー! 早くその短小でズル剥けのポークビッツを、私のオマンコにぶっ挿して下さいニャ!
 アッアッアッアッあぁぁぁぁぁ……」

「アレン君! 早く僕を犯してよぉ!
 あぁぁぁぁぁ……」

 ビクッ! ビクッ! ビクッ! ビクッ!

【魅了強】の効果が、ブリトニーとアンさんは、俺が何もする前からイキまくっているようだ。
 その様子を見て、俺のポークビッツも爆発寸前だ。

「それでは、俺がご褒美を与えてやろう!」

「ご主人様ぁー!」
「サイト君ー!」

 最早、アンさんは俺の事を、アレン君とは呼んでいない。

「それでは行くぞ! 素早さ3倍のアレン三百裂拳だ!
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」

 俺はブリトニーとアンさんの花園に、3倍速の高速で、交互にポークビッツを抜き差しする。

 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!!

「アッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッ駄目ぇーイッちゃうニャーー!」

「サ……サ……サ……イ……ト……ク……ン……イ……クゥ……!」

 ビクッ! ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!………

 ブリトニーとアンさんは、イキまくり、何度も失神してしまうが、すぐに回復魔法で回復させてやり、イキイキ無限地獄を味あわせる!

「ワッハッハッハッ! 400年振りのエロ大魔王ゴトウ·サイト様の完全復活なのだ!
 今日は朝までパンパン祭りだ!」

 年上キラー、エロショタ勇者アレンの伝説が、たった今、始まったのだ!

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