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54. 肉棒
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エーバル城塞都市から一週間が経過した。
俺達『鉄血の乙女』は、遂に300階層目に到達しした。
「アナ先生、これをちょっとキツいですね……」
「まあ、300階層目は、SS以上の魔物しかいないから当然だよね」
最近、殆どアナ先生、ビー子、クモの三人だけで魔物を倒していたのだが、三人だけだと攻略スピードがかなり遅くなってしまう。
この三人だけで戦う状態が、アナ先生が俺の騎士になってからというもの、ずっと続いているのだ。
由緒ある神聖フレシア王国の元騎士団長の娘として、仕える主を戦わせる訳にはいかないというのが、アナ先生の主張である。
なんでも、神聖フレシア王国の王子が団長を務めるギルド、その名も『フレシア』では、ダンジョンに潜っても団長である王子は全く戦わないらしいのだ。
正確に言うと、戦わないじゃなくて戦えないのであるが……
神聖フレシア王国の王子は、10歳になると強制的に『フレシア』の団長にさせられる。
世界中のどの街にもある冒険者ギルドは、この世界ではかなりの影響力を持っていて、尚且つ、冒険者ランキングで10位以内に入ると、冒険者ギルドの運営会議に関われるのだ。
神聖フレシアは、国家戦略として国をあげて、冒険者ランキング10位入を目指している。
そのランキング10位入りしたギルドの団長は、王家の人間がなった方が良いという理由で、代々『フレシア』の団長は、神聖フレシア王国の王子がやる事に決まっているのだ。
しかし、流石に10歳児では魔物と戦えない。
なので『フレシア』は、屈強な冒険者を世界中から集め、王子のお守りをしながらギルドランキング10位入を目指しているのだ。
そしてアナ先生の父親は、神聖フレシア王国の元騎士団長であると同時に、『フレシア』の元副団長であった。
神聖フレシア王国の騎士団長と『フレシア』の副団長は、兼任なのである。
流石に、西の大陸の大国である神聖フレシア王国でも、本気を出さなければ冒険者ランキング10位入りは難しい。
なので、神聖フレシア王国は『フレシア』に、国家の最大戦力を投入している。
そんな訳で、神聖フレシア王国出身で、『フレシア』の元副団長だった父親の影響を過分に受けているアナ先生は、『フレシア』の王子と同じように、頑として、俺に魔物と闘わせないようにしているのだ。
まあ俺としは、戦わなくてもパーティーを組んでいれば経験値を貰えるので、今までは良いと思ってあたのだが、これから益々強い敵が現れると思うと、俺も含めた『鉄血の乙女』のパーティープレイを確立しておいた方が良いと思うようになっている。
それに、多分このメンバーで1番強いと思われる俺が、姫プは頂けない。
俺は王子でも姫でもないのだ。
極太のゴツゴツしたナニをぶら下げている悪魔なのだ。
悪魔が姫プをしていたら、世の悪魔共に笑われてしまうだろう。
悪魔とは、女騎士をアヘアヘ言わしてこそ悪魔なのだ。
正しい悪魔は、鬼畜であるべきだ。
断じて、姫プを楽しんでいては いけないのである。
「アナ先生、今から俺も戦います!」
俺はアナ先生に宣言する。
「それは認められません!
騎士として主を護るのが、私の仕事です!」
当然のようにアナ先生が、騎士道を全面に押し出し拒否をする。
「それは『フレシア』の場合ですよね?
『鉄血の乙女』は、アナ先生のお父さんが所属していたギルドじゃないです!
『鉄血の乙女』の団長は、この俺です!
アナ先生、貴方は団長の指示に従えないのですか?」
「クッ! そ……それは……」
アナ先生が少し怯んでいる。
「それに、騎士が主に逆らって良いのですか?
それこそ、騎士道に反するのでは?」
「クッ! そ……そんな事は……」
もう一押し。
「僕に逆らったら、もう一生、僕の肉棒を触らせませんよ」
「クッ! 殺せ!」
アナ先生は、簡単に、陥落した。
俺達『鉄血の乙女』は、遂に300階層目に到達しした。
「アナ先生、これをちょっとキツいですね……」
「まあ、300階層目は、SS以上の魔物しかいないから当然だよね」
最近、殆どアナ先生、ビー子、クモの三人だけで魔物を倒していたのだが、三人だけだと攻略スピードがかなり遅くなってしまう。
この三人だけで戦う状態が、アナ先生が俺の騎士になってからというもの、ずっと続いているのだ。
由緒ある神聖フレシア王国の元騎士団長の娘として、仕える主を戦わせる訳にはいかないというのが、アナ先生の主張である。
なんでも、神聖フレシア王国の王子が団長を務めるギルド、その名も『フレシア』では、ダンジョンに潜っても団長である王子は全く戦わないらしいのだ。
正確に言うと、戦わないじゃなくて戦えないのであるが……
神聖フレシア王国の王子は、10歳になると強制的に『フレシア』の団長にさせられる。
世界中のどの街にもある冒険者ギルドは、この世界ではかなりの影響力を持っていて、尚且つ、冒険者ランキングで10位以内に入ると、冒険者ギルドの運営会議に関われるのだ。
神聖フレシアは、国家戦略として国をあげて、冒険者ランキング10位入を目指している。
そのランキング10位入りしたギルドの団長は、王家の人間がなった方が良いという理由で、代々『フレシア』の団長は、神聖フレシア王国の王子がやる事に決まっているのだ。
しかし、流石に10歳児では魔物と戦えない。
なので『フレシア』は、屈強な冒険者を世界中から集め、王子のお守りをしながらギルドランキング10位入を目指しているのだ。
そしてアナ先生の父親は、神聖フレシア王国の元騎士団長であると同時に、『フレシア』の元副団長であった。
神聖フレシア王国の騎士団長と『フレシア』の副団長は、兼任なのである。
流石に、西の大陸の大国である神聖フレシア王国でも、本気を出さなければ冒険者ランキング10位入りは難しい。
なので、神聖フレシア王国は『フレシア』に、国家の最大戦力を投入している。
そんな訳で、神聖フレシア王国出身で、『フレシア』の元副団長だった父親の影響を過分に受けているアナ先生は、『フレシア』の王子と同じように、頑として、俺に魔物と闘わせないようにしているのだ。
まあ俺としは、戦わなくてもパーティーを組んでいれば経験値を貰えるので、今までは良いと思ってあたのだが、これから益々強い敵が現れると思うと、俺も含めた『鉄血の乙女』のパーティープレイを確立しておいた方が良いと思うようになっている。
それに、多分このメンバーで1番強いと思われる俺が、姫プは頂けない。
俺は王子でも姫でもないのだ。
極太のゴツゴツしたナニをぶら下げている悪魔なのだ。
悪魔が姫プをしていたら、世の悪魔共に笑われてしまうだろう。
悪魔とは、女騎士をアヘアヘ言わしてこそ悪魔なのだ。
正しい悪魔は、鬼畜であるべきだ。
断じて、姫プを楽しんでいては いけないのである。
「アナ先生、今から俺も戦います!」
俺はアナ先生に宣言する。
「それは認められません!
騎士として主を護るのが、私の仕事です!」
当然のようにアナ先生が、騎士道を全面に押し出し拒否をする。
「それは『フレシア』の場合ですよね?
『鉄血の乙女』は、アナ先生のお父さんが所属していたギルドじゃないです!
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アナ先生、貴方は団長の指示に従えないのですか?」
「クッ! そ……それは……」
アナ先生が少し怯んでいる。
「それに、騎士が主に逆らって良いのですか?
それこそ、騎士道に反するのでは?」
「クッ! そ……そんな事は……」
もう一押し。
「僕に逆らったら、もう一生、僕の肉棒を触らせませんよ」
「クッ! 殺せ!」
アナ先生は、簡単に、陥落した。
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