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403. モテ王
しおりを挟む俺は、泡風呂の中で、体の隅々を、裸のメイド達に洗われている。
「極楽だ~」
俺が理想とする、『星の王子様ニューヨークに行く』と、同じ程度のハーレム生活は、ゲットしているようである。
まあ、アッチはアフリカの小国だが、俺が支配してるのは、ヨーロッパの激戦地。
サセックス連邦皇帝なので、そもそもの身分が違うのだがな。
俺は、満足しながら泡風呂の中で射精してしまう。
だって、泡の中で、オチンチンを洗ってくれてるメイドの指テク。
その道のプロの指テクなんだもん!
ザパン!
俺が射精してしまうと、オチンチンを洗ってくれてた裸のメイドが、泡風呂の中から怒り心頭で現れた。
「陛下! 何度も言いますが、洗ってる最中は、射精しないように我慢して下さい!
これでは、いつまで経っても、陛下のオチンチンを綺麗に出来ません!」
メイドの癖に、俺に厳しいのは、射精してしまったのが、これで32回目だから!
流石に、32回も洗い直されたら、温厚なメイドさんでも厳しくなってしまうというものなのだ。
「悪い悪い。君の指使いが余りに上手だから、思わず射精してしまうんだよ!
支配人に特別手当を払うように言っとくから、もう一度、チャレンジしてくれないかな?」
俺は、下手に出て、メイドにお願いする。
これぞ、余裕があるハーレム王の遊び方。
「仕方が無いです! もう一度だけですよ!」
メイドは、仕方がないという体をみせながらも、顔がニヤケている。
よっぽど、特別手当が嬉しいのだろう。
「ウオッ!」
何故だか、先程より指使いが激しい。
遂に、本気を出したのか?
先程までは、射精させないように丁寧な指使いだったのに、今回は、明らかなヌキにかかっている。
もしや、サービスしてくれているのか?
「アッ!」
ドピュ!
ドバンッ!
顔にミルクを盛大に付けたメイドが、泡風呂から飛び出てきた。
「どうでしたか!」
オチンチン洗い係のメイドが、自らの評価を尋ねてくる。
「お前、凄いな……」
「まだ、色々出来ますよ!」
「ああ。支配人に特別手当2倍にするように言っとくよ!」
「じゃあ! 特別奉仕を始めますね!」
メイドは、再び、泡風呂の中に潜る。
一応、言っておくが、本当に泡だけのお風呂なので、泡の中で普通に呼吸は出来るのだ。
ただ、呼吸しにくいだけなのである。
ヌププププププ……。
俺のポークビッツに、何かがゆっくりと嵌め込まれた。
肉の壁!
結構、締まりがいい。
俺のポークビッツを包み込んだ、キツめの肉壁が激しく上下運動する。
極楽。
ここは、間違いなく極楽湯。
「陛下、私達も特別手当て欲しいです!」
左手、右手、背中を洗う係の裸のメイド達も、パイ乙を俺の腕や背中に押し付けてきて、アピールしてくる。
「やるやる! 支配人に言っといてやるから、お仕事頑張るように!」
「陛下! 大好き!」
モテモテハーレム勇者、これこそ俺が求めるハーレム王!
金の力で従わせてる気がするが、気にしない!
魅了スキルを使うより、健全!
今、ここに居るメイド達は、完全にお金の為だが、俺に奉仕しようという気持ちは本物なのである。
「因みに、月給幾ら?」
俺は、興味本位でメイドに聞いてみた。
「月給300万です!」
まさかの300万。年収にすると3600万。
滅茶苦茶、高給取りだった。
「特別手当なんて、要らないじゃん!」
「お金は、好きですので、幾らあっても足りません!」
「そんなもんか? お金の力って、凄いな……」
「勿論、陛下の事も好きですよ!」
「俺の事も好きなの?」
「勿論! サセックスの住人は、全員、陛下の事が大好きなんです!
ここの求人が出た時も、サセックス公国中が大騒ぎになりましたもん!
高給なのは、勿論、陛下のお側で働ける事が、サセックスの住人には光栄な事なのです!」
右腕係のメイドが、一生懸命パイ乙で、俺の右腕を洗いながら熱弁する。
「そして、やっとこさ就職したら騙されてて、外道な俺の下の世話をする羽目になったと……」
俺は、自分を卑下する。
「何、言ってるんですか! お風呂係が、一番、倍率が高くて、サセックス公国の女性達の一番の憧れの職業なんですよ!
みんな、陛下に近付きたいんです!
あわよくば、S〇Xしたいと皆、思ってます!」
「俺って、そんなにモテるの?」
「そりゃあ、そうですよ!
陛下は、サセックス公国を豚人間から救った英雄ですよ!
それに、顔も格好良いし!」
なんでか知らないが、俺はサセックス公国でモテモテであったようだ。
てな感じで、俺は、オチンチン係と、右腕係と、左腕係と、背中係と、存分に4Pして、楽しんだのであった。
そして、勿論、いつもの通りの王者プレイ。
やはり、自分は動かず、全てを委ねるのが王者のS〇Xプレイというものなのだ。
リラックスする為の風呂場で、自分が一番疲れていたら、本末転倒!
セコセコ、自分が上になって、腰を振りたがる男は、所詮は小物。
ただ、女性の上に立って、マウント取りたいだけの男なのである。
俺は、骨になる前の冒険者時代には、既に達観してたので、全てのプレイを女性に任せるようになっていた。
あまり、体を触られるのが嫌な女性とかいるし、毎日、アソコを酷使して、慢性的にマ〇コ痛に悩ましてる女性だって居るのだ。
そういう娘達は、決まって騎乗位でヤリたがる。
自分のペースで腰を振って、オマ〇コが痛くないように調整したいのだ。
そんな事情を、俺は、ずっと前から気付いてた!
何故なら、アムルー城塞都市の風俗マスターだったから!
そういう事も含めて、まあ、金払いも良い事もあって、俺はアムルーダンジョンの風俗街で、とても人気があったのである。
女の子も、お金貰えて、オマ〇コも痛くなくて、尚且つ、優しい俺に癒されるのだ。
チ〇コが小さめだから、オマ〇コに負担が掛からないというのが、最大の人気があった理由かもしれないけど……。
まあ、チ〇コが小さい代わりに、指テクを鍛えて、女の子を必ずイカせていたので、ウィンウィンだった筈!
てな感じで、今度、泡風呂の中で、自分の超絶指テクを、お風呂係のメイド達に披露してやろうと、心に誓うセドリックなのでありました。
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