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149. 悲しい現実

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「ここが、噂の冒険者ギルドか!」

 メアリーは、そう言うと、冒険者ギルドの扉を勢いよく開ける。

 メアリーが、扉を開けると、アムルー冒険者ギルド所属の冒険者達が、メアリーを見て一斉に立ち上がり、戦闘態勢に入った。

 無理もない。

 メアリーは185センチの長身で、ガタイもよく、褐色の肌で角まで生えているのだ。
 しかも、目立つ真紅の髪に、虎柄のスケバンのようなセーラー服まで着ている。

 どう見ても、ダンジョンのラスボスのような出で立ちなのだ。

「オッ! ヤル気だな! 受けてたつぜ!」

 メアリーは、ニヤリと笑い、愛剣 白蜘蛛の持ち手を握る。
 完全に、やる気満々である。

「オイコラ! よく見ろ! 隣に、シロちゃんが居るだろ!」

 慌てて奥から、ギルド長ブルース兄貴がやって来た。

「アッ! 本当にシロさんがいるぞ!」

「じゃあ、セドリックの仲間か?」

 荒くれ冒険者達も、シロに気付いて矛を収める。

 俺は、騒ぎが収まったのを確認してから、安全地帯のメアリーの胸元から、ひょっこり顔を出す。

「ブルース兄貴! 久しぶり!」

「お、おお……俺には ネズミの弟なんか居ないが……」

 案の定、ブルース兄貴が戸惑っている。

「オイ! ネズミが喋ってるぞ!」

 冒険者ギルドも、騒がしくなる。

「ネズミが喋るくらいで、いちいち五月蝿いニャ!」

「今度は、猫まで喋ってる!」

 アムルー冒険者ギルドは、ますます騒がしくなってしまった。

「オイコラ! テメェーら、うるせーぞ!
 ミーナが黒猫になったって、『鷹の爪』の奴らが言ってただろ!」

「そういえばそうだった。だけど、喋れるって聞いてなかったぞ!」

 何か、余計に五月蝿くなった。

「で、多分、お前がセドリックだな?」

 ブルースが、メアリーの胸元を見ながら質問してくる。
 ブルースの顔がニヤケているのは、ご愛嬌だろう。

 メアリーは、ツルッパゲのハゲ親父に、胸の谷間を凝視されても、男らしく堂々としている。
 普通は、鉄拳を食らわす所だが、何故かブルースにエロい目付きで見られていても、怒る事なくヘッチャラな態度なのだ。
 なので、ブルースのエロ親父振りが強調されるのだが……。

「ああ。兄貴……何か気持ち悪いぞ……」

「お前こそ、羨ましいな」

 ブルース的に、俺がハツカネズミになってても、今更驚かないようだ。
 まあ、ミーナの前例も有るし、それに一度スケルトンになった俺が、今更何になっててもおかしくないと思っているのであろう。

「取り敢えず、俺の部屋に来い!
 ここは、少々騒がし過ぎるからな」

「ああ」

 俺達は、ギルド長室に場所を移して、話を始める。

「で、其方のお嬢さんは、誰なんだ?
 人間じゃないよな?
 まさか、セドリック、お前、魔王を仲間にしたのか?」

 まあ、メアリーは角が生えてるので、確かに魔王ぽい。

「違う。コイツの名前は、メアリーで、鬼人族だ!」

「メアリーだ。宜しく頼む!」

 メアリーは、武士っぽく頭を下げる。

「オ、オオ! 俺はアムルー冒険者ギルド長のブルースだ!
 一応、セドリックの兄貴のような存在だな!」

 ブルースも、緊張気味に挨拶する。
 まあ、魔王じゃなくても、この世界の住人にしてみたら、メアリーは魔王となんら変わらない。

 ブルースも、鑑定スキル持ちなので、既にメアリーの実力は分かっている筈だ。

 なんせメアリーは、アムルー城塞都市があるハルマン王国くらいなら、単騎で滅ぼしてしまう程の実力を持ってるのだから。

「オイ! どういう事だ? お前は、お祖母様の兄貴じゃなかったのかよ!
 コイツは、どう見ても普通の人間だぜ?」

 メアリーが、怪訝な顔をして尋ねてくる。

「まあまあ、落ち着けよ!
 俺は、一度死んで転生してるんだよ!
 始祖の兄貴だったのは、転生前の話だよ!」

「そうなのか?」

「そうだ。よく俺が地球の話をしてるだろ?
 そこで、俺は始祖の兄貴だったんだよ!」

「確かに。地球という所は、凄い所ポイからな!
 その地球出身とは、流石は私のお祖母様だ!」

 俺は、適当な事を言って、単純なメアリーを言い含める。
 メアリーの中で、俺の話によく出てくる地球という場所が、とても凄い場所であると想像が膨らんでいるようだ。

 これで、始祖と遭遇して、
「お前の事など知らぬ!」
 とか、言われたとしても、前世で兄妹だったと言えば、言い逃れできそうだしね!

 しかし、この何気ない言い逃れが、後に大問題に発展するとは、この時の俺には思いもよらなかったのだ。

 ーーー

「で、どうしたんだ? 何か、冒険者ギルドの奴らが、いつもより殺気だってたようだけど?」

「ああ、それな。最近、アムルーダンジョンに探索に出ていた冒険者が、50人以上戻って来ないんだ!」

「50人もか……」

「ああ。セドリック、お前、何か知らないか?」

「心当たりは有る」

「本当か! 冒険者達は、どうなってるんだ!」

「多分、血を吸われて殺されてるな……」

「何だと! まさかバンパイアか? もしかして、お前が犯人か!?」

 ブルースが凄い形相をして、胸ぐらを掴んできた。
 しかし、今の俺はハツカネズミ。
 見た感じは、とてもシュールだ。

「違う! 俺じゃない!
 多分、サー·フランシス·ドレークという奴だ!」

 それを聞いて、ブルースの顔が緩む。
 というか、鼻の下を伸ばしている。
 ブルースの手は、俺の胸ぐらを掴むついでに、メアリーのたわわなパイ乙に触れているのだ。

 しかしながら、メアリーは少しも動じない。
 変に、男らし過ぎる。
 そして、そんなメアリーに相対して鼻を伸ばしているエロ親父のブルースが、逆に小物に見えてしまうのだ。

「ん!?……ちよっと待て、ドレークだと……。
 そいつなら、三日前に冒険者ギルドに来たぞ!」

 突然、鼻を伸ばしていたブルースが真剣な顔になった。

「なら、ソイツが犯人で間違いないな!
 ソイツの正体は、バンパイア公爵だ!」

「バンパイア公爵って、本当に存在したのか?
 てか、バンパイア自体、そんなに居ないだろ!」

 そう、コチラの世界ではバンパイアは絶滅種なのだ。
 コチラの世界の認識では、バンパイアは日光に弱い事になっている。
 なので、バンパイアはダンジョンから出て来れないというのが常識なのだ。

 しかし、第35階層のバンパイアは一味違う。
 日光に耐性があるバンパイアがウヨウヨ居て、しかも、大公、公爵クラスのバンパイアが血を直接分けた者は、必然的に日光に耐性がある爵位待ちのバンパイアになってしまうのだ。

 簡単に言うと、爵位持ちのバンパイアというのは、日光に耐性があるバンパイアの事を言う。
 爵位によって、日光に耐えれる度合いは違うが、一番下っ端の準男爵でも、30分位なら日光に耐えれるのである。

「で、奴らは何人で来てたんだ!」

「アムルー冒険者ギルドに入ってきたのは、ドレークと双子の娘達だけだが、冒険者ギルドの外には20人位は居た!
 何でも、他国からエクスカリバーを探しに来たとか言ってたな……」

 ブルースのまさかの言葉に、俺は動揺する。

「今、なんて言った?」

「エクスカリバーを探しに来たと言ってたぞ?」

「違う! 双子が、どうとかって!」

「ああ。可愛らしい双子の幼女だったぞ。
 お人形さんみたいな真っ白な肌で、金髪ツインドリルだったな!」

「……」

「ご主人様!ミレーネさんは?」

 シロが、俺が思っても言葉に出せなかった名前を口にする。
 ラムレムが、ドーナツ島を脱出しているなら、起こり得る現実。知りたくも無い現実。

「多分、殺されてるな。ドレーク一派は、ダンピールに容赦ない」

 メアリーが、容赦なく最悪の現実を突き付けてきた。

「し……しかし、人質として、生かしとくとか?」

 俺は、僅かな可能性に縋る。

「それも無いな。奴らは、ダンピールと同じ空気を吸う事も嫌悪するような連中だ。
 人質として生かしておくより、ダンピールを殺して少しでも空気を浄化する方を選ぶ」

「血も涙も無いのかよーー!」

 俺は、ミレーネをドーナツ島に残して来てしまった事を、とても後悔する。

「奴らは、純血種至上主義。始祖様と純血種以外は、バンパイアと認めない。
 奴らにとって、人間は餌だが、ダンピールは、ゴキブリ以下の存在なのさ。
 お前も、ゴキブリをみつけたら、スグ殺すだろ?」

 メアリーは、残酷だ。
 まあ、何百年も純血種のバンパイアと戦ってきているので、奴らの性格もやり口も知り尽くしているのかもしれない。

「セドリック、お前、大丈夫か?
 顔が真っ青だぞ……」

 俺の動揺した姿を見て、ブルースが心配している。
 どうやら俺は、想像以上にミレーネが死んでしまったという事実が受け入れられないでいるようだ。

「ご主人様は、優しい人なのです」

 シロが、ポツリと呟く。

 ミレーネは、初めて俺の眷族になったダンピールなのだ。
 多分、進化したばかりで、力を出せずに簡単に殺されてしまった事が想像つく。

 何で、俺は一日待てなかったんだ。
 そしたら、ミレーネは死ぬ事もなかった。

 ミレーネも、俺の眷族になって殆ど不死身になっていたとは思うが、流石に頭を潰されたら死んでしまう。
 頭を潰されても、ゴキブリのように生き残れるのは俺ぐらいのものなのだ。

 メアリーが、早くお宝探しに行きたがったのが原因か?

 いや、違う。

 俺は、ミレーネが進化を終わらせてたとしても、絶対にミレーネをアムルーダンジョンには連れていかなかった。

 アムルーダンジョン第34階層は、実際過酷なのだ。
 ちょっと麻痺してるが、この世界で最強の冒険者パーティーと思われる『鷹の爪』でも、訪れる事が出来ない階層なのである。

 そんなアムルーダンジョンに、完全な不死者でない、Lv1のメアリーを連れて行くとは考えられなかった。

 俺は、初めての眷族であるミレーネの事を、無意識に過保護に接していたのだ。

 しかし、そんないつもと違う、俺の行動が仇になってしまった。
 ミレーネを殺してしまったのは、完全に俺のせいなのだ。

 何が、勇者だ! 
 何が、異世界でハーレムを作ってウハウハしたいだ!
 身近な人間さえ守れない俺なんて、勇者と呼べないし、ハーレムを作る事なんておこがまし過ぎだ!

 糞! 糞! 糞! 糞! 糞! 糞!
 何で、ネムラムを殺しとかなかったんだ!
 俺好みの双子幼女だったから、殺すのは無理な話だったんけど。

 実際、ヤツらはババアだろ!
 そんな事言ったら、アナスタシアもメアリーもババアだ!

「ご主人様……」

 俺の心を読めてしまうシロが、俺の昂る感情を直に受け止めてしまって、瞳に涙をため不安な顔をしている。

 俺は、下僕にまでに心配されてしまっているのか……。

「オイ! いつまでクヨクヨしてるんだよ!
 侍は、悲しい時にこそ、涙を見せずに、歯を食いしばって前を見て突き進むもんなんだよ!」

 俺を慰めようと思ったのか、メアリーが日本人でもないのに、侍を語る。

「日本人でもないお前に、侍を語る資格はない!」

 俺は、条件反射で、俺を心配してくれてるメアリーを罵ってしまう。

「また日本人? 人が折角、元気付けてやろうと思って優しくしてやったのに!」

 メアリーの優しさが、心に沁みる。
 条件反射で、罵っけど……。
 しかし、いつまでもクヨクヨしてられない。
 俺は日本人。メアリーが言うように侍の血統なのだ!

「フン! 俺は、正真正銘の元日本人だからな!
 西洋出身の夷狄バンパイアに、世界最強の戦闘集団と恐れられた侍の真の力を見せてやるぜ!」

「セドリックが侍? どういう事だ?」

 メアリーが、まさかの言葉に目を丸くしている。

「日本人の祖先は侍なのさ!」

「日本人が侍? エッ!? 
 日ノ本の人間が侍では無いのか?」

「日ノ本と日本は、殆ど同じ国だ。もう解るだろ?」

 俺が思うに、地球と第35階層は平行世界。
 歴史も、結構被っているのだ。

「なら、私も始祖様の日本人の血を引いてるので、侍の末裔なのか?」

「そうかもな!」

 メアリーが本当に、日本人の血を引いているのか定かではないが、兎に角、俺は、ミレーネの敵討ちをする為、ドレーク親子に復讐する事を、強く心に誓ったのだった。

 ーーー

 ここまで読んで下さりありがとうございます。
 面白かったら、お気に入りにいれてね!

 珍しく二話分の4000文字。
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