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幸福に浸りながら望む貴石※
31※
しおりを挟む「……、♡ ……、♡ ……~~ッ♡♡♡」
僕、さっき…なんて言ったんだろう。
勢いあまって言ったことで、正直よく覚えていないのだが――なんて言ったか、思い出す暇がない。…もしかして、マズいこと言ったんだろうか。
あのあと僕を立たせたソンジュさんに、後ろから挿れられて、…壁に縋りながら、立ちバックで――その時点で、少なくとも三回は本気イきされられた。
乳首をいじられながら、背中にキスマークをつけられながら、うなじを舐められながら、…さすがにうなじを舐められると警戒した僕だが、両手を後ろに引っ張られ、ナカを後ろからガンガン激しく掻き回されてしまうとそんなものは消えてゆき…その状態で。何度も何度もしつこく「僕はもうソンジュだけのものです」と言わされ――まるでオメガ属の僕のうなじでまでそう誓わされ――「覚えてる、ユンファさん…? 俺たちがえっちしてる姿、外から丸見えなんだよ…」と意地悪く囁かれながら。
あーあ、と絶頂している僕の耳に声を響かせたソンジュさんは「…俺のユンファがとろ顔でイってる可愛い姿、モグスさんに見られちゃうかもしれない…、でも、もし見られたら、どうなるかわかってるよね…?」と。――その羞恥心と理不尽さにまた甘くイき。――「見える…? 洗面台の鏡に、えっちしてる俺たちが映ってるよ…」と、…立ちバックで犯されている自分が見えて、またイッてしまった。
膝が抜けて、浴槽のヘリに突っ伏した僕だが――ほとんど四つん這いで腰を掴まれ、そのまままた何度も何度も、しつこくイかされた。…「もうむり…おねがい、許して…」と最中に言ってはみたが、…むしろソンジュさんは意地悪く腰の動きを速めた。
それどころか彼、僕のイイところをまるで熟知している動きばかりをしてくるのだ。…いや、ケグリ氏に僕の性感帯を全部聞いて記憶したとか言っていたわけだが…とにかく責め方が巧妙かつ執拗だ。
腰を回してみたり、奥を先端でなぶってみたり、前立腺をカリで浅く何度も抉ってみたり、乳首をつねりながら激しく律動をしたり、僕自身を扱きながら、子宮門をカリで抉りながら、耳を舐めながら、低く甘く「可愛いよユンファ」「綺麗だ…」「エロいね、たまらないよ」「このくちゅくちゅいってるの、ユンファのおまんこだよ、いっぱい濡れちゃってるね」なんて囁きながら、背中を爪先で掠め撫で回しながら、胸板を揉みながら…スパンキングにしても、お尻そのものを痛めつけるようではなく、中にある子宮を揺らすようにパンパン叩いてきたり、尻たぶをもにゅもにゅ絶妙な力加減で揉みしだいてきたり、子宮に響くように揺らしたり…――下腹部から子宮を押されて、そのまま突かれたり。…そういえば、下腹部をぐっぐっと押すだけでもイかされた。
僕は泣きながら、何度も「だめ、いや…もうイきたくない、やめて、許して」と(すっかり疲れ果て)弱々しい声で許しを乞うたのだが…ソンジュさんは「…駄目駄目、いっぱいイこうね、ユンファ…気持ちよくなることは悪いことじゃない、むしろ良いことなのだから」と、…そうじゃないんだよ。そうじゃなくて、疲れた、すでに腰が痛いという意味の「もうやめてくれ」だったのだが、優しい声でそう言われ、それこそむしろサディストすぎると思ったものである。
それからまた体を返されて、今度は浴槽のヘリに座らされて――「ほらちゃんと見て、ユンファのナカに、俺が入ってくよ…」と、ぬぷぷ…僕のナカに入ってくるソンジュさんを見せ付けられて、そのまま首筋を舐められ、首筋に「ほら、ナカ締めて。俺の形、ちゃんと体で覚えないと…」と囁いた彼は、僕の片手を下腹部へ。
「…ちゃんと感じないとね、ユンファ…ココに入ってる、俺のちんぽ……」――なで、なで、と勝手に僕の手で下腹部を撫でさせ、それでなくともナカを締めていて形がくっきりとわかるのに、更に確かめさせられて、それだけでまた甘くイってしまった。――そのあとも「ほら、ユンファのナカで動いてるだろ、俺のちんぽが、貴方の子宮に届いているのわかる…?」とお腹を押さえされられたままで示され、確かに上からでもわかるようで、…変に興奮してしまい。
首筋を吸われ、舐められ、首に、鎖骨に、胸板にキスマークを残されながら、乳首を舐められながら、首も鎖骨も乳首も肩もカプカプ甘噛みされながらまた律動をされて、…五回くらいイかされたような。もっとかもしれない、正直もうよく覚えていないのだ。――もうずっと頭がとろとろとしていて、ぼーっとして、体が、耳の管まで熱くなっていて…でも、そんな頭のどこかにも冷静な自分が少しだけ残っていて、…だからこそ恥ずかしいような、甘いセックス、いや…いわくこのえっちが、異常に気持ち良いのだ。
ニヤニヤと鋭い目で妖しく笑うソンジュさんは、僕の目をじっと見つめたまま、僕の指先は痛いほど噛んできて、「痛、」と僕が顔をしかめると「…ナカはぐにゃぐにゃ動いて、喜んでいるけどね…」と僕の耳に顔を寄せ「気持ちいいくせに…、あれからユンファ、38回もイったんだよ」と、…そう言われると自身の根本がきゅーんとして、ゾクゾクとこみ上げてくるものが僕の内ももを震わせ、また甘イきした僕の耳は、ソンジュさんに甘噛みされ、ベロベロ舐め回されていた。
そして僕は、今もまだ…――。
「……、♡ あっらめ…♡ もっ……ゆるひてぇ…♡♡♡」
「…ん…? ふふふ…この程度で許してはあげないけど、…可愛いなぁ……」
そう…まだ、続いているのだ――。
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