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_fourth_
episode20
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『冬李...痛くない?』
「ぁ、んま見ないで...っ」
森塚の上に跨り、ゆっくりと腰を下ろしていく。
まだ下半身に違和感が残っていたが、そんな事よりも今は目の前の森塚と早く繋がりたい一心で動いていた。
「ふ...っうぅっ!」
『くっ...!』
「っ奥まで、はいった...?」
冬李にだって男のプライドが少しは残っている。好きな相手の前でされるがままは、嫌だった。
とろんとした、蕩けるような視線を向けられ、森塚が冬李の細い腰に手を添える。
『そんな顔しなくても気持ちよくしてやるよ』
「っんあぁ!?」
今までずっと叶わない片想いだと思っていた相手が、同じ高校に通っていて、今では両想いになれた。
施設で冬李に初めて会った頃から、森塚は冬李の事が好きだった。
*****
初めて森塚が冬李に会ったのは雪の降る寒い夜だった。
施設の職員に連れられて、当時最年長だった森塚の所に、新しく入る冬李が挨拶に来たのだ。
『おれ、森塚友介。同じ歳だからおれと同室な。最年長でチビを仕切れるのおれとおまえだけなんだし、同室同士仲良くしようぜ!』
此処に来る子供は、皆、親に捨てられたか、親が死んでしまったかのどちらかだ。
比較的長くこの施設にいる森塚は、哀しそうな顔の子供を何人も見てきた。だからこそ、いくら自分が辛くても、明るく挨拶をしようと決めていた。同室ならば尚更だ。
「...父さん。母さんっ...」
『...っ』
少年の口から漏れた弱々しい声に森塚の喉がヒュッと鳴る。
『(この子も親がいないんだよな...)』
色白の美しい少年は、森塚の言葉が耳に入ってこない様子でずっと俯いていた。
「ぁ、んま見ないで...っ」
森塚の上に跨り、ゆっくりと腰を下ろしていく。
まだ下半身に違和感が残っていたが、そんな事よりも今は目の前の森塚と早く繋がりたい一心で動いていた。
「ふ...っうぅっ!」
『くっ...!』
「っ奥まで、はいった...?」
冬李にだって男のプライドが少しは残っている。好きな相手の前でされるがままは、嫌だった。
とろんとした、蕩けるような視線を向けられ、森塚が冬李の細い腰に手を添える。
『そんな顔しなくても気持ちよくしてやるよ』
「っんあぁ!?」
今までずっと叶わない片想いだと思っていた相手が、同じ高校に通っていて、今では両想いになれた。
施設で冬李に初めて会った頃から、森塚は冬李の事が好きだった。
*****
初めて森塚が冬李に会ったのは雪の降る寒い夜だった。
施設の職員に連れられて、当時最年長だった森塚の所に、新しく入る冬李が挨拶に来たのだ。
『おれ、森塚友介。同じ歳だからおれと同室な。最年長でチビを仕切れるのおれとおまえだけなんだし、同室同士仲良くしようぜ!』
此処に来る子供は、皆、親に捨てられたか、親が死んでしまったかのどちらかだ。
比較的長くこの施設にいる森塚は、哀しそうな顔の子供を何人も見てきた。だからこそ、いくら自分が辛くても、明るく挨拶をしようと決めていた。同室ならば尚更だ。
「...父さん。母さんっ...」
『...っ』
少年の口から漏れた弱々しい声に森塚の喉がヒュッと鳴る。
『(この子も親がいないんだよな...)』
色白の美しい少年は、森塚の言葉が耳に入ってこない様子でずっと俯いていた。
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