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フォルクスとの会話
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執務室へと急いでいると、まさかの会いに行こうとしていたフォルクスに後ろから声をかけられる。
「フォルクス!丁度お前に会いに執務室へ行く所だったんだ。これから戻るんだろ?一緒にいいか?」
「少し、休憩がしたいと思っていた所だった。中庭ででも話さないか?」
フォルクスはまた少し顔色が悪い。
たぶん、聖教のことでいろいろと根回しをしているんだろう。
申し訳ないが、少しだけその休憩時間を一緒に過ごさせてもらいたい。
「そうかー、休んでるトコ悪い。ちょっと俺に付き合ってくれよな」
フォルクスは頷いてくれた。
ここからだと近い中庭の東屋が見えたので、二人で向かう。
風の通る東屋にまず俺が座ると、なぜか向かい合わせではなく、隣に座ってきた。
まぁ、いいけど。
話を切り出そうとすると、フォルクスが俺の横髪に触れる。
「なんだ?何か付いてたか?」
食べ屑でも付いていたんだろうか……恥ずかしい。
とりあえず、フォルクスが触れていた所を手でバッと払う。
フォルクスはそんなおれを見ながら微笑んでいる。
子供扱いか?
いや、実際、フォルクスの子供でもおかしくないくらいだからな。
俺たちと同世代のエルンストの息子がバーンなんだから。
そういえば、フォルクスは奥さんと子供は?
そんな話もしてないな。
また、落ち着いたらいろいろ話をしよう。
「髪は、伸ばさないのか?」
「んー、もう魔法士として生きる訳じゃないし、長いと手入れしないとだからなー。短くて楽でいい」
なんだー。
食べ屑じゃなくて、長さのことかよー。
「で?」
ヤバイ。
忙しいのに、俺の話なんてしてる場合じゃなかった。
「あ、忙しいのにな。あの、エルンストのことを知っているか?」
「もちろん。何が知りたい?」
「あの、バーンの母さんとのことで……」
「あぁ。知っている。エルンストが無理矢理侍女に手を出した話だろう?」
「違う!」
俺は即座に否定した。
バーンが産まれてからのことは分からない。
だが、そこは絶対に違う。
「俺の知っている話は……無理矢理なんかじゃなかったんだ。なぜ、こんな話になっているか、知りたくて……」
「そうだろうな」
ん?
そうだろうな??
話が繋がってない。
こいつ、俺の話を聞いてるのか?
無理矢理手を出した話を知ってると言ったり、俺がそれを否定したらそうだろうなと返したり。
意味がわからん。
しかも、その後何も言わずに俺の顔をぼーっと見てる。
「フォルクス?」
「すまない。エルンストのその噂のことだったな」
我に返ったようだ。
やっぱり、疲れてるのか?
「その話の真実は知らないが、オルレラ侯爵家にとって、エルンストにとって、良いものではないだろう?そんな話が、ここまで広まることがおかしいんだ」
「いや、だって、噂ってそんな醜聞が広まるものなんじゃあ……?」
「力のない貴族ならばな」
どういうことだ?
みんな、他人の醜聞が好きだから夜会などでそんな話が広まるんだろう?
俺は全く興味なかったが、昔から誰と誰が浮気してるだの、あの貴族は不正を働いているだの、そんな話ばかりだった。
その中には力のある貴族のものもあったと思うが……。
フォルクスは考え込む俺をにこやかに見つめている。
アホな子供を見つめてる感じか?
……ん?
なんか、俺の目をずっと見てくるな。
しかも、じりじりと距離を詰めてきた。
なぜか分からないが、目を反らしたくなる。
だが、フォルクスが両手で俺の頬を包み、ぐっと正面に向ける。
反らすことは許さないと。
「フォルクス?」
どうしたんだ?
様子がおかしい。
完全に顔が近づいてきてる!
これ、口付けする気……だよな?
ヤバイ……色気がすごい!
これだけ目が合ってるんだから、俺だって認識してるよな?
なんで、こんな色気駄々もれで迫ってくるんだよ!
「ちょ、おい、まっ……フォルクス!!」
さては、からかってるのか、コイツ!!
「つっ……」
もう鼻先まで近づいた所で、頭突きしてやる。
「おまっ、何やってんだよ!真剣な話してるのにっ」
フォルクスは呆気に取られている。
いやいや、何考えてるんだよっ。
「何、エロい雰囲気出してんだ!お前、誰にでもそんなことしてるのか?」
「いや、お前だけだ」
「はぁ!?」
なぁーにが、お前だけだ!
そんな訳あるか!!
お前みたいにすべて揃ってますみたいな奴がこんな何も持ってないガキなんか相手にする訳ないっての。
なのに、何でエロい雰囲気出してきた?
「すまない」
「いや、その、謝られてもって言うか……お前、疲れてるのか?」
やっぱり様子がおかしい。
コイツも何か抱えてるのかな?
話、聞いてやらないとな。
「大事な話だったな。エルンストのことだが、あの男は野心家だ。そして、それに見合う才能も権力もある。その男が、自分にとって醜聞となるそんな噂を放置しておくわけがない。すぐに耳に入るし、その時点で手を打つだろう。情報操作など、エルンストにとって容易だ」
「えっ、でも、実際に噂が……」
まだ、フォルクスの言っていることがよく分からない。
バーンがその噂を耳にしているし。
「私はエルンストが自分でこの噂を流したのではないかと思っている」
「自分で?」
自分の醜聞を?
「なぜ、そんなことをしたのかまでは分からないが、その醜聞を握りつぶすことができたのにしなかったのだから、そう思うのが妥当だろう?それに……あいつは侍女の女に無理矢理手を出すほど、女に困っていない」
「あー……」
フォルクスの言っていることが、ようやく分かってきた。
エルンストが、何か目的があってこの噂を意図的に流したのではないかと。
そうなると、やはり俺が思っていた通り、二人は想い合っていたんだ。
バーンを呪縛から救ってやれる。
だが、そのためには真実と、なぜエルンストがそんなことをしたのか知る必要がある。
平民の俺が、バーンに頼らずにエルンストに会う方法……。
「フォルクス、頼みがある!エルンストに会わせてくれないか?バーンに頼めばいいんだろうけど、あいつのために確かめたいから……」
「分かった」
えぇー!?
即答!!
「か、簡単に言うけど、俺、平民だぞ?エルンストみたいな高位な貴族に会うなんてそんな簡単には……」
「いや、ちょうど聖教のことでエルンストにも話を聞こうと思っていた所でな。すでに遣いは出している。一人で向かうつもりだったが、ルカはお付きの者として同行すればいい」
「そうなのか!ありがとう!!」
フォルクスはニコニコと頷いている。
「で?報酬は?」
「へ?」
「同行させる報酬は?」
ほ、報酬!?
そんなの取るのか?
どうしよう……何もない。
そんな俺の表情を読み取ったのかフォルクスは満面の笑みだ。
「え、えっと……な、なんか俺で出来ることだったら……」
「希望を聞いてもらえるなら、私と寝てくれ」
……寝る?
あ、あー、そうだ、フォルクスは不眠だったな。
俺のあんな姿を見せたせいで……。
この前、手を握ってやってたら良く寝ていたから、一緒に寝てやったらもっと深く眠れるんだろうか?
そんなことなら、むしろやってやりたいくらいだ。
「いいぞ!」
すぐに頷いたら、なぜかフォルクスが吹き出した。
「シュルツが知ったら卒倒するぞ?お前は本当に……変わらない」
フォルクスは笑いながら俺の頭を撫でる。
何がだ?
「よし。言質は取った。早速向かうか?」
「え?もう?」
「善は急げ、だ」
俺はそのままフォルクスと共にエルンストの元へ転移した。
「フォルクス!丁度お前に会いに執務室へ行く所だったんだ。これから戻るんだろ?一緒にいいか?」
「少し、休憩がしたいと思っていた所だった。中庭ででも話さないか?」
フォルクスはまた少し顔色が悪い。
たぶん、聖教のことでいろいろと根回しをしているんだろう。
申し訳ないが、少しだけその休憩時間を一緒に過ごさせてもらいたい。
「そうかー、休んでるトコ悪い。ちょっと俺に付き合ってくれよな」
フォルクスは頷いてくれた。
ここからだと近い中庭の東屋が見えたので、二人で向かう。
風の通る東屋にまず俺が座ると、なぜか向かい合わせではなく、隣に座ってきた。
まぁ、いいけど。
話を切り出そうとすると、フォルクスが俺の横髪に触れる。
「なんだ?何か付いてたか?」
食べ屑でも付いていたんだろうか……恥ずかしい。
とりあえず、フォルクスが触れていた所を手でバッと払う。
フォルクスはそんなおれを見ながら微笑んでいる。
子供扱いか?
いや、実際、フォルクスの子供でもおかしくないくらいだからな。
俺たちと同世代のエルンストの息子がバーンなんだから。
そういえば、フォルクスは奥さんと子供は?
そんな話もしてないな。
また、落ち着いたらいろいろ話をしよう。
「髪は、伸ばさないのか?」
「んー、もう魔法士として生きる訳じゃないし、長いと手入れしないとだからなー。短くて楽でいい」
なんだー。
食べ屑じゃなくて、長さのことかよー。
「で?」
ヤバイ。
忙しいのに、俺の話なんてしてる場合じゃなかった。
「あ、忙しいのにな。あの、エルンストのことを知っているか?」
「もちろん。何が知りたい?」
「あの、バーンの母さんとのことで……」
「あぁ。知っている。エルンストが無理矢理侍女に手を出した話だろう?」
「違う!」
俺は即座に否定した。
バーンが産まれてからのことは分からない。
だが、そこは絶対に違う。
「俺の知っている話は……無理矢理なんかじゃなかったんだ。なぜ、こんな話になっているか、知りたくて……」
「そうだろうな」
ん?
そうだろうな??
話が繋がってない。
こいつ、俺の話を聞いてるのか?
無理矢理手を出した話を知ってると言ったり、俺がそれを否定したらそうだろうなと返したり。
意味がわからん。
しかも、その後何も言わずに俺の顔をぼーっと見てる。
「フォルクス?」
「すまない。エルンストのその噂のことだったな」
我に返ったようだ。
やっぱり、疲れてるのか?
「その話の真実は知らないが、オルレラ侯爵家にとって、エルンストにとって、良いものではないだろう?そんな話が、ここまで広まることがおかしいんだ」
「いや、だって、噂ってそんな醜聞が広まるものなんじゃあ……?」
「力のない貴族ならばな」
どういうことだ?
みんな、他人の醜聞が好きだから夜会などでそんな話が広まるんだろう?
俺は全く興味なかったが、昔から誰と誰が浮気してるだの、あの貴族は不正を働いているだの、そんな話ばかりだった。
その中には力のある貴族のものもあったと思うが……。
フォルクスは考え込む俺をにこやかに見つめている。
アホな子供を見つめてる感じか?
……ん?
なんか、俺の目をずっと見てくるな。
しかも、じりじりと距離を詰めてきた。
なぜか分からないが、目を反らしたくなる。
だが、フォルクスが両手で俺の頬を包み、ぐっと正面に向ける。
反らすことは許さないと。
「フォルクス?」
どうしたんだ?
様子がおかしい。
完全に顔が近づいてきてる!
これ、口付けする気……だよな?
ヤバイ……色気がすごい!
これだけ目が合ってるんだから、俺だって認識してるよな?
なんで、こんな色気駄々もれで迫ってくるんだよ!
「ちょ、おい、まっ……フォルクス!!」
さては、からかってるのか、コイツ!!
「つっ……」
もう鼻先まで近づいた所で、頭突きしてやる。
「おまっ、何やってんだよ!真剣な話してるのにっ」
フォルクスは呆気に取られている。
いやいや、何考えてるんだよっ。
「何、エロい雰囲気出してんだ!お前、誰にでもそんなことしてるのか?」
「いや、お前だけだ」
「はぁ!?」
なぁーにが、お前だけだ!
そんな訳あるか!!
お前みたいにすべて揃ってますみたいな奴がこんな何も持ってないガキなんか相手にする訳ないっての。
なのに、何でエロい雰囲気出してきた?
「すまない」
「いや、その、謝られてもって言うか……お前、疲れてるのか?」
やっぱり様子がおかしい。
コイツも何か抱えてるのかな?
話、聞いてやらないとな。
「大事な話だったな。エルンストのことだが、あの男は野心家だ。そして、それに見合う才能も権力もある。その男が、自分にとって醜聞となるそんな噂を放置しておくわけがない。すぐに耳に入るし、その時点で手を打つだろう。情報操作など、エルンストにとって容易だ」
「えっ、でも、実際に噂が……」
まだ、フォルクスの言っていることがよく分からない。
バーンがその噂を耳にしているし。
「私はエルンストが自分でこの噂を流したのではないかと思っている」
「自分で?」
自分の醜聞を?
「なぜ、そんなことをしたのかまでは分からないが、その醜聞を握りつぶすことができたのにしなかったのだから、そう思うのが妥当だろう?それに……あいつは侍女の女に無理矢理手を出すほど、女に困っていない」
「あー……」
フォルクスの言っていることが、ようやく分かってきた。
エルンストが、何か目的があってこの噂を意図的に流したのではないかと。
そうなると、やはり俺が思っていた通り、二人は想い合っていたんだ。
バーンを呪縛から救ってやれる。
だが、そのためには真実と、なぜエルンストがそんなことをしたのか知る必要がある。
平民の俺が、バーンに頼らずにエルンストに会う方法……。
「フォルクス、頼みがある!エルンストに会わせてくれないか?バーンに頼めばいいんだろうけど、あいつのために確かめたいから……」
「分かった」
えぇー!?
即答!!
「か、簡単に言うけど、俺、平民だぞ?エルンストみたいな高位な貴族に会うなんてそんな簡単には……」
「いや、ちょうど聖教のことでエルンストにも話を聞こうと思っていた所でな。すでに遣いは出している。一人で向かうつもりだったが、ルカはお付きの者として同行すればいい」
「そうなのか!ありがとう!!」
フォルクスはニコニコと頷いている。
「で?報酬は?」
「へ?」
「同行させる報酬は?」
ほ、報酬!?
そんなの取るのか?
どうしよう……何もない。
そんな俺の表情を読み取ったのかフォルクスは満面の笑みだ。
「え、えっと……な、なんか俺で出来ることだったら……」
「希望を聞いてもらえるなら、私と寝てくれ」
……寝る?
あ、あー、そうだ、フォルクスは不眠だったな。
俺のあんな姿を見せたせいで……。
この前、手を握ってやってたら良く寝ていたから、一緒に寝てやったらもっと深く眠れるんだろうか?
そんなことなら、むしろやってやりたいくらいだ。
「いいぞ!」
すぐに頷いたら、なぜかフォルクスが吹き出した。
「シュルツが知ったら卒倒するぞ?お前は本当に……変わらない」
フォルクスは笑いながら俺の頭を撫でる。
何がだ?
「よし。言質は取った。早速向かうか?」
「え?もう?」
「善は急げ、だ」
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