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「お前、まだヒートだろ?すげーいい匂いしてる。でもこの匂いは俺しか知らない匂いなんだよな」
そう言いながら首元に鼻を近づける。冴島からも僕を求めてくれる匂いがしてきてたまらなくなった僕は冴島の首元にキスをした。
「ベット行こうか?」
そのまま抱き上げられてベットに組み敷かれた。鼻筋の通った顔を下から見上げれば微笑んでくれる。
「優星、愛してる」
初めて下の名前で呼ばれて胸が高鳴った。
「僕も、冴島のこと愛してる」
勇気を出して言ったのに冴島に笑われてしまった。
「優星、お前も冴島になるんだろ。俺の名前知ってるだろ?」
耳元で囁かれて耳がザワザワした。忘れるわけない。ずっとずっと大好きだった人の名前だから……
「大樹、愛してる」
僕の顔を見ながら顔中に優しいキスが降りてくる。なぜか唇を避けてしてくるキスに僕は我慢ができなくて頭を上げて大樹の唇にキスをした。大樹は失笑しらがら我慢できなかった?なんて聞くから自分だけが欲しがっているようで恥ずかしくなって顔を両手で隠すと顔みせてと両手を顔から離して握られた。
「最初があんなんだったから隅々までキスしようとしたのに煽る優星が悪いんだからな」
そう言っていきなり舌を差し入れて深いキスを仕掛けてくる。しつこいくらいに繰り返す優しい口付けに脳が痺れるような感覚に陥りそのキスに翻弄されながら僕は甘い甘い大樹の愛を受け入れた。
「……あっあ あ 大樹っ、そこばっか」
「昨日、見つけた優星のいいところ」
大樹は僕の乳首を舐めながら右手は僕の後孔にすでに指が入っていて前立腺を撫であげている。ヤダヤダと言いながら僕は足を擦り合わせてしまう。
「もう俺が欲しい?」
大樹のペニスは立派だった。ヒートであまり覚えてなかったからまじまじと見てしまう。長さも太さも前の彼とは大違いだ。赤黒い血管が浮き出ててまるで凶器のようだ。大樹は待ちきれなかったのか先走りが溢れてテカテカと先端が光っていた。
「それ……ほしぃ……」
「それって何?」
意地悪く聞いてくる大樹に僕は我慢ができなくて起き上がって大樹のペニスを掴んだ。
「大樹のペニス入れてぇー……」
大樹はニッコリ笑ってよく言えました。と頭を撫でてくれた。
「入れるよ」
大樹のが僕の中に入ってくるその快感は今まで味わったことがない感覚で俺は入れられただけでイッテしまった。
「はぁあ あぁっ」
「もっと気持ちよくさせてあげる」
その通りに僕は大樹を受け入れた。どのくらい大樹の精をお腹に入れたのかわからない。僕たちはヒートが終わるまで交わり続けた。
大樹に会えてよかった。あの時、僕を見つけてくれれたから。幸せな気持ちのまま大樹に翻弄され続けた。
◇◆◇◆◇◆
僕のヒートが終わってから大樹のお父さんに番になった報告をすると凄く喜んでくれた。
そして……実の親とは縁が切れた。どうやって切れたのかはお義父さんも大樹も多くは語らなかったけど、大樹の側にいられたら僕はそれで幸せだ。
きっと色んなことがあって回り道をしたけど、大樹に会うために色んなことがあったんだと思う。
そして大樹と番になって半年がたった今……
「優星、またオメガ寮に行って林さんのお手伝いしたんだって?」
「だって……暇だったから」
「でも今が一番大事な時期だから無理しないで家にいてくれ。今日は俺も仕事で寮にいなかったんだから、来たい時は一緒に連れて行ってあげるから」
そう僕は今、大樹の子どもを妊娠中だ。あのヒートの時の子どもなんだけど毎日暇すぎで徒歩で10分のオメガ寮にほぼ毎日通って洗濯とか掃除とかを手伝っている。でも大樹は心配性でいつも怒られてしまう。でもそれも幸せと思ってしまう。子どもが産まれたら色んなことがあるとは思うけど、2人で大事に育てていきたい。
「大樹ごめんね。愛してる」
そう言ってキスをすると大樹はすぐに抱きしめてくれる。
「愛してるよ優星」
ちゃんとお返しのキスをしてくれる。これからも大樹とそして産まれてくる子どもと幸せに生きていきたい。
そう言いながら首元に鼻を近づける。冴島からも僕を求めてくれる匂いがしてきてたまらなくなった僕は冴島の首元にキスをした。
「ベット行こうか?」
そのまま抱き上げられてベットに組み敷かれた。鼻筋の通った顔を下から見上げれば微笑んでくれる。
「優星、愛してる」
初めて下の名前で呼ばれて胸が高鳴った。
「僕も、冴島のこと愛してる」
勇気を出して言ったのに冴島に笑われてしまった。
「優星、お前も冴島になるんだろ。俺の名前知ってるだろ?」
耳元で囁かれて耳がザワザワした。忘れるわけない。ずっとずっと大好きだった人の名前だから……
「大樹、愛してる」
僕の顔を見ながら顔中に優しいキスが降りてくる。なぜか唇を避けてしてくるキスに僕は我慢ができなくて頭を上げて大樹の唇にキスをした。大樹は失笑しらがら我慢できなかった?なんて聞くから自分だけが欲しがっているようで恥ずかしくなって顔を両手で隠すと顔みせてと両手を顔から離して握られた。
「最初があんなんだったから隅々までキスしようとしたのに煽る優星が悪いんだからな」
そう言っていきなり舌を差し入れて深いキスを仕掛けてくる。しつこいくらいに繰り返す優しい口付けに脳が痺れるような感覚に陥りそのキスに翻弄されながら僕は甘い甘い大樹の愛を受け入れた。
「……あっあ あ 大樹っ、そこばっか」
「昨日、見つけた優星のいいところ」
大樹は僕の乳首を舐めながら右手は僕の後孔にすでに指が入っていて前立腺を撫であげている。ヤダヤダと言いながら僕は足を擦り合わせてしまう。
「もう俺が欲しい?」
大樹のペニスは立派だった。ヒートであまり覚えてなかったからまじまじと見てしまう。長さも太さも前の彼とは大違いだ。赤黒い血管が浮き出ててまるで凶器のようだ。大樹は待ちきれなかったのか先走りが溢れてテカテカと先端が光っていた。
「それ……ほしぃ……」
「それって何?」
意地悪く聞いてくる大樹に僕は我慢ができなくて起き上がって大樹のペニスを掴んだ。
「大樹のペニス入れてぇー……」
大樹はニッコリ笑ってよく言えました。と頭を撫でてくれた。
「入れるよ」
大樹のが僕の中に入ってくるその快感は今まで味わったことがない感覚で俺は入れられただけでイッテしまった。
「はぁあ あぁっ」
「もっと気持ちよくさせてあげる」
その通りに僕は大樹を受け入れた。どのくらい大樹の精をお腹に入れたのかわからない。僕たちはヒートが終わるまで交わり続けた。
大樹に会えてよかった。あの時、僕を見つけてくれれたから。幸せな気持ちのまま大樹に翻弄され続けた。
◇◆◇◆◇◆
僕のヒートが終わってから大樹のお父さんに番になった報告をすると凄く喜んでくれた。
そして……実の親とは縁が切れた。どうやって切れたのかはお義父さんも大樹も多くは語らなかったけど、大樹の側にいられたら僕はそれで幸せだ。
きっと色んなことがあって回り道をしたけど、大樹に会うために色んなことがあったんだと思う。
そして大樹と番になって半年がたった今……
「優星、またオメガ寮に行って林さんのお手伝いしたんだって?」
「だって……暇だったから」
「でも今が一番大事な時期だから無理しないで家にいてくれ。今日は俺も仕事で寮にいなかったんだから、来たい時は一緒に連れて行ってあげるから」
そう僕は今、大樹の子どもを妊娠中だ。あのヒートの時の子どもなんだけど毎日暇すぎで徒歩で10分のオメガ寮にほぼ毎日通って洗濯とか掃除とかを手伝っている。でも大樹は心配性でいつも怒られてしまう。でもそれも幸せと思ってしまう。子どもが産まれたら色んなことがあるとは思うけど、2人で大事に育てていきたい。
「大樹ごめんね。愛してる」
そう言ってキスをすると大樹はすぐに抱きしめてくれる。
「愛してるよ優星」
ちゃんとお返しのキスをしてくれる。これからも大樹とそして産まれてくる子どもと幸せに生きていきたい。
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