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第一章
第4話 「人魚の肉でも食っとるのか」
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「おぅ、片付いたか」
考えのまとまらないまま山室の首を洗っていると、立会人の男がやってきた。
男が手にしているものに目を留め、静馬は訊く。
「……それは?」
「うむ、樽と塩を買ってきてやった。道中で首を腐らせぬ用心だ。それと、この槍も証拠として持って行った方が良かろう」
容貌や振る舞いから滲み出る豪放さとは裏腹に、細やかな心遣いのできる男らしい。
代金を払おうとするが、男は「ワシの奢りだ」と笑いながら言う。
賞金稼ぎである『探索方』が手配犯を捕らえ、賞金首の一切を取り仕切る『探索所』へ連行すれば、確認手続きの後に規定の金が支払われる。
たとえ死体や首だけであろうと、首実検の末に本物であると認められれば、賞金を受け取ることができる。
だが損傷や腐敗が激しくて認定が困難な場合、或いは探索所が真贋に疑いを持った場合には、支払いを拒絶されることもある。
そういう事態に備え、特定の武器やら装飾品やらで知られる賞金首を討ち取った場合、その品も一緒に探索所に持ち込むのが常道とされているのだ。
男の気配りに感謝し、静馬は礼を述べようと立ち上がる。
「しかし色々と世話になったな、えぇと――」
「ワシは孫三郎。穂積孫三郎だ」
「穂積殿か……俺は玄陽堂静馬、という」
「げんようどう? そいつはまた、随分と耳慣れぬ響きだの」
首を傾げる孫三郎に、静馬は補足の説明を加える。
「静馬は親から貰った名で、姓は師から借りたものだ。元は岩多――だった」
「ほう、ややこしい事情がありそうだの」
「まぁ、色々とな……ところで、墓掘りの人手は?」
「ん、銭の他にホトケの着物と大小で話がついた。構わんだろ」
血塗れの着物に興味はないし、槍使いである山室が差していた刀は数打ちの安物だ。
静馬は小さく頷くと、孫三郎から受け取った樽に首を納め、その周りに塩を詰めていく。
「それで、これからどうするのだ?」
「ここで宿を取って、明日になってから北ノ庄に向けて出発しようと思っているが」
それがどうしたのだ、という言葉を省略して答えると、随分と渋い表情が返って来た。
不審に思い、静馬は孫三郎に質す。
「何か拙いことでもあるのか」
「特に何が拙いでもないんだがの。ここに居続けると十中八九、お前さんは不愉快な目に遭うぞ」
「……山室の仲間でもいるのか?」
「そうではない。さっきの見物人の反応を見たであろう」
遠巻きに果し合いを眺めて好き放題に語り、終わると同時に散って行った町の連中。
「見たが……それが、どうかしたのか」
「お主の様な若いのがな、見るからに場慣れした賞金首を討つ、なんて事件があればこんな田舎町なら普通は大騒ぎになる。金持ちの暇人が、一席設けて話を聞こうとしたりの」
「そうなのか」
「そうなのだ。しかもその南蛮風の変わった出で立ちでは、興味を持つなというのが難しい。なのに誰も寄ってこないのは――」
「こいつのせい、か?」
「御名答だ」
静馬は腰の銃を引き抜いて視線を落とす。
自分に武具の扱い方と戦場での生き残り方を教えてくれた、師匠から託された銃。
先程の決闘に居合わせた者の大半は、何が起きたのか理解できていないだろう。
孫三郎も鋭い視線を向けているが、銃についてはそれ以上触れずに話を進める。
「そんなわけでな、長居せずに先を急ぐのがよかろう」
「ふむ……では、そうするか。かたじけない、穂積殿。本当に世話になった」
「なぁに、面白そうな成り行きに巻き込まれたら、なるべく逆らわんようにしてるでな」
「では、縁があったらいずれ」
別れを告げつつ銃を腰に戻し、首桶ならぬ首樽を下げた槍を持つと、静馬は町を出た。
なるほど、遠巻きに自分を見ている連中からの視線は、罪人か怪物を見るかのようだ。
孫三郎の観察眼は確かだな、と考えながらしばらく道なりに進んだ静馬は、背後から人の気配が寄ってくるのに気付いた。
振り返ってみれば、そこには町で別れたばかりの孫三郎が、さも当然という雰囲気で数間後ろを歩いていた。
訝りながら、静馬は質問を投げる。
「……まだ何ぞ用か、穂積殿」
「いや、特に用もないのでな。お主についていこうと決めた」
「勝手に決められても。俺の都合はお構いなしか」
「まぁまぁ、旅は道連れ弱り目に祟り目、と言うではないか」
「言わん! イザという時に余計な真似をする予告にしか聞こえんぞ」
「まぁ道行きの邪魔はせんから、ワシのことは気にせず今迄と同じに行動するがよい」
「しかしなぁ」
静馬が渋っていると、孫三郎は拳で胸を叩きながら凄味のある笑みを浮かべる。
「男子たるもの、細かいことを気にするな。それに、ワシは結構役に立つぞ」
「……どういう風に?」
「もし二十の盗賊に囲まれたなら、十はワシが引き受けよう」
「ハハッ、それは頼もしいな」
「もし二十の山賊に囲まれたなら、七はワシが引き受けよう」
「何故に盗賊より山賊の方が若干評価が高いのだ?」
「そして二十の海賊に囲まれたなら、ワシの華麗な泳術を披露しよう」
「逃げるな!」
静馬は、ワケのわからない話で煙に巻いてくる相手――孫三郎を改めて眺める。
背丈は六尺以上、手足は太いが腹は出ておらず、胸板は分厚い。
月代を剃らない茶筅髷に、野性味は強いが目元は涼しげで女子受けの良さそうな面構え。
髭面なのもあって歳が窺えないが、三十よりは上で四十には届いていないだろう。
着ている物は少々草臥れてはいるが不潔感はなく、袂を詰めた小袖に裁っ着け袴という装いも、静馬と同じく機能性重視の結果に思える。
左の腰には大小を差しているが、右側に吊られた道具類と大きな行李に括られた細長い二本の包みは、男が静馬と同じ銃使いであることを示していた。
とにかく妙な男ではあるが、不思議と警戒心を抱かせない。
「まぁ……ついてくるというなら、好きにしてくれ」
「うむ。ではよろしくな、静馬」
「もう名を呼び捨てか」
「ワシのことも孫三郎でよいぞ。いっそ親しみを込めてマギーと呼んでみるのも、どこか南蛮風味で悪くなかろう」
「親しみも何も、初めて会ってからまだ一時(二時間)かそこらだぞ」
「そこはそれ、『友誼に時間は関係ない』と、かの平之丞も言っておったし」
なるほど、と静馬は納得しかけて思い止まる。
「誰なのだ、平之丞とは」
「ワシの幼友達だが? 故あって喧嘩別れしてしまったがな」
「いきなり説得力が激減してるではないか」
「長く生きてると色々あるのだ。平相国(清盛)が唐突に都を福原へ遷すと言い始めたり」
「人魚の肉でも食っとるのか、孫三郎」
名で呼んでみると、孫三郎は納得したように歯を見せる。
「肉と言えば、少し腹が減ったの」
「嫌な連想だな、しかし」
「しばらく行くと川原に行き当たる。そこでメシにしようではないか」
「ん……そうするか」
考えのまとまらないまま山室の首を洗っていると、立会人の男がやってきた。
男が手にしているものに目を留め、静馬は訊く。
「……それは?」
「うむ、樽と塩を買ってきてやった。道中で首を腐らせぬ用心だ。それと、この槍も証拠として持って行った方が良かろう」
容貌や振る舞いから滲み出る豪放さとは裏腹に、細やかな心遣いのできる男らしい。
代金を払おうとするが、男は「ワシの奢りだ」と笑いながら言う。
賞金稼ぎである『探索方』が手配犯を捕らえ、賞金首の一切を取り仕切る『探索所』へ連行すれば、確認手続きの後に規定の金が支払われる。
たとえ死体や首だけであろうと、首実検の末に本物であると認められれば、賞金を受け取ることができる。
だが損傷や腐敗が激しくて認定が困難な場合、或いは探索所が真贋に疑いを持った場合には、支払いを拒絶されることもある。
そういう事態に備え、特定の武器やら装飾品やらで知られる賞金首を討ち取った場合、その品も一緒に探索所に持ち込むのが常道とされているのだ。
男の気配りに感謝し、静馬は礼を述べようと立ち上がる。
「しかし色々と世話になったな、えぇと――」
「ワシは孫三郎。穂積孫三郎だ」
「穂積殿か……俺は玄陽堂静馬、という」
「げんようどう? そいつはまた、随分と耳慣れぬ響きだの」
首を傾げる孫三郎に、静馬は補足の説明を加える。
「静馬は親から貰った名で、姓は師から借りたものだ。元は岩多――だった」
「ほう、ややこしい事情がありそうだの」
「まぁ、色々とな……ところで、墓掘りの人手は?」
「ん、銭の他にホトケの着物と大小で話がついた。構わんだろ」
血塗れの着物に興味はないし、槍使いである山室が差していた刀は数打ちの安物だ。
静馬は小さく頷くと、孫三郎から受け取った樽に首を納め、その周りに塩を詰めていく。
「それで、これからどうするのだ?」
「ここで宿を取って、明日になってから北ノ庄に向けて出発しようと思っているが」
それがどうしたのだ、という言葉を省略して答えると、随分と渋い表情が返って来た。
不審に思い、静馬は孫三郎に質す。
「何か拙いことでもあるのか」
「特に何が拙いでもないんだがの。ここに居続けると十中八九、お前さんは不愉快な目に遭うぞ」
「……山室の仲間でもいるのか?」
「そうではない。さっきの見物人の反応を見たであろう」
遠巻きに果し合いを眺めて好き放題に語り、終わると同時に散って行った町の連中。
「見たが……それが、どうかしたのか」
「お主の様な若いのがな、見るからに場慣れした賞金首を討つ、なんて事件があればこんな田舎町なら普通は大騒ぎになる。金持ちの暇人が、一席設けて話を聞こうとしたりの」
「そうなのか」
「そうなのだ。しかもその南蛮風の変わった出で立ちでは、興味を持つなというのが難しい。なのに誰も寄ってこないのは――」
「こいつのせい、か?」
「御名答だ」
静馬は腰の銃を引き抜いて視線を落とす。
自分に武具の扱い方と戦場での生き残り方を教えてくれた、師匠から託された銃。
先程の決闘に居合わせた者の大半は、何が起きたのか理解できていないだろう。
孫三郎も鋭い視線を向けているが、銃についてはそれ以上触れずに話を進める。
「そんなわけでな、長居せずに先を急ぐのがよかろう」
「ふむ……では、そうするか。かたじけない、穂積殿。本当に世話になった」
「なぁに、面白そうな成り行きに巻き込まれたら、なるべく逆らわんようにしてるでな」
「では、縁があったらいずれ」
別れを告げつつ銃を腰に戻し、首桶ならぬ首樽を下げた槍を持つと、静馬は町を出た。
なるほど、遠巻きに自分を見ている連中からの視線は、罪人か怪物を見るかのようだ。
孫三郎の観察眼は確かだな、と考えながらしばらく道なりに進んだ静馬は、背後から人の気配が寄ってくるのに気付いた。
振り返ってみれば、そこには町で別れたばかりの孫三郎が、さも当然という雰囲気で数間後ろを歩いていた。
訝りながら、静馬は質問を投げる。
「……まだ何ぞ用か、穂積殿」
「いや、特に用もないのでな。お主についていこうと決めた」
「勝手に決められても。俺の都合はお構いなしか」
「まぁまぁ、旅は道連れ弱り目に祟り目、と言うではないか」
「言わん! イザという時に余計な真似をする予告にしか聞こえんぞ」
「まぁ道行きの邪魔はせんから、ワシのことは気にせず今迄と同じに行動するがよい」
「しかしなぁ」
静馬が渋っていると、孫三郎は拳で胸を叩きながら凄味のある笑みを浮かべる。
「男子たるもの、細かいことを気にするな。それに、ワシは結構役に立つぞ」
「……どういう風に?」
「もし二十の盗賊に囲まれたなら、十はワシが引き受けよう」
「ハハッ、それは頼もしいな」
「もし二十の山賊に囲まれたなら、七はワシが引き受けよう」
「何故に盗賊より山賊の方が若干評価が高いのだ?」
「そして二十の海賊に囲まれたなら、ワシの華麗な泳術を披露しよう」
「逃げるな!」
静馬は、ワケのわからない話で煙に巻いてくる相手――孫三郎を改めて眺める。
背丈は六尺以上、手足は太いが腹は出ておらず、胸板は分厚い。
月代を剃らない茶筅髷に、野性味は強いが目元は涼しげで女子受けの良さそうな面構え。
髭面なのもあって歳が窺えないが、三十よりは上で四十には届いていないだろう。
着ている物は少々草臥れてはいるが不潔感はなく、袂を詰めた小袖に裁っ着け袴という装いも、静馬と同じく機能性重視の結果に思える。
左の腰には大小を差しているが、右側に吊られた道具類と大きな行李に括られた細長い二本の包みは、男が静馬と同じ銃使いであることを示していた。
とにかく妙な男ではあるが、不思議と警戒心を抱かせない。
「まぁ……ついてくるというなら、好きにしてくれ」
「うむ。ではよろしくな、静馬」
「もう名を呼び捨てか」
「ワシのことも孫三郎でよいぞ。いっそ親しみを込めてマギーと呼んでみるのも、どこか南蛮風味で悪くなかろう」
「親しみも何も、初めて会ってからまだ一時(二時間)かそこらだぞ」
「そこはそれ、『友誼に時間は関係ない』と、かの平之丞も言っておったし」
なるほど、と静馬は納得しかけて思い止まる。
「誰なのだ、平之丞とは」
「ワシの幼友達だが? 故あって喧嘩別れしてしまったがな」
「いきなり説得力が激減してるではないか」
「長く生きてると色々あるのだ。平相国(清盛)が唐突に都を福原へ遷すと言い始めたり」
「人魚の肉でも食っとるのか、孫三郎」
名で呼んでみると、孫三郎は納得したように歯を見せる。
「肉と言えば、少し腹が減ったの」
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