137 / 297
ノーリス王国編
129 ノーリスの幹部
しおりを挟む
国王から聖剣を預かって邸へと帰る千尋達。
代替えには以前カミンが使っていた片手直剣を置いてきたので問題ない。
サフラが使っていた両手直剣もあるが、ノーリスの聖剣は片手直剣なので同じ片手剣を置いてきた。
ちなみにこのサフラが使っていた両手直剣も朱王の手によって改造済みで、鏡面仕上げの白銀の剣身に、装飾は金と緑色で仕上げてある。
さらに宝石のように作った部分には七色魔石で着色し、見る角度によって様々な色を放つ宝石擬きも美しく輝く。
今夜から幹部達が邸に集まるという事だしロビーにて各々自由に時間を潰して待つ。
蒼真は暖炉にあたりながら本を読み、朱王は脳内でデータの処理、リゼとミリー、アイリは千尋に習ってビリヤードを勉強中。
十七時に差し掛かろうというところで五人の幹部達が邸に到着する。
「お招き頂きありがとうございます」
とオルネスとワイアットはすでに挨拶を済ませているので残りのメンバー。
「はじめまして、クリムゾン緋咲ノーリス支店店長、兼社長のルシェと申します。よろしくお願いします」
「はじめまして、クリムゾンノーリス支部マネージャーのシャルムと申します」
「はじめまして、クリムゾンノーリス支部施設長のターニャと申します」
千尋達も同じように挨拶を返し、まずはいつものように酒を持って風呂に入ろう。
外は寒かっただろうし風呂で温まってもらうのが一番だ。
ノーリスにも露天風呂はなく、男女別々に大浴場があるのみだ。
しかし全面ガラス張りの外の絶壁側が見渡せる為、景色はとてもいい。
すでに薄暗くなりつつある空だが、キラキラと輝きだした星空と眼下に広がる山々の景色は楽しめそう。
体を洗って湯船へと浸かる。
桶をお盆がわりに酒の入ったコップを浮かべ、冷たいエールで乾杯だ。
オルネスやワイアットも酒を飲みながら朱王との昔の話に盛り上がる。
ワイアットは元奴隷でかなり悲惨な生活を送っていたらしく、身体能力の高いミミ族の大人達と同じだけの仕事を常に与えられていたそうだ。
仕事が終わるまでは食事を与えられず、いつも冷え切った食事をしていたとの事。
しかしそのおかげもあってワイアットは否が応にもその身体は強くなったという。
足りない栄養は野山で小型の魔獣を狩り、奴隷達で分け合って食べる事もよくあったそうだ。
そして朱王の奴隷制度撤廃により、食事と教養、まともな人間としての生活を与えられた。
オルネスはゼス王国で奴隷をしていたらしく、クリムゾン立ち上げ当初からいるメンバーだそうだ。
隊長として任されるだけの能力を持ち、誰よりも責任感の強い男だったからこそここノーリスでも受け入れられるのが早かったのだろう。
歳が同じにも関わらずワイアットもオルネスを尊敬しており、オルネスもワイアットの事を心から信頼している。
千尋と蒼真のような関係を築けた二人だ。
朱王も安心してノーリス王国のクリムゾン組織を任せておけるというもの。
ハキハキとした暑苦しい性格なのは仲が良い証拠ともいえる。
女風呂もガラス張りの絶景が楽しめるよう同じ作りだ。
体を洗って湯船に飛び込む獣耳ミリーはご機嫌だ。
こちらでも桶をお盆がわりに酒盛りを始めるのだが、酒は甘くてシュワシュワなスパークリングワインのようなものを用意してある。
ルシェは獣耳だが、シャルムとターニャは獣耳なしの普通の人間だ。
シャルムとターニャは奴隷だったらしく、やはり扱いは酷かったのだという。
力のない女の子の奴隷であれば水周りの仕事を与えられ、この寒いノーリスで、冷たい水を使っての洗い物を毎日させられていたそうだ。
寒い冬には氷が張るほどの水で洗濯をしなければならない為、強化の能力も高くなったとの事。
ルシェは両親を亡くしてからは親戚の家で生活をしていたが、扱いはシャルムやターニャと変わらないものだったそうだ。
暖かいものは何一つ与えられず、凍える毎日を過ごしていたのだと言う。
体を洗うには冷たい水を絞った布で拭くだけで、冬場など体の芯から冷えてしまう。
日差しの暖かい日中に体を拭き、しばらくうずくまる事で体温を維持していたのだそうだ。
その後奴隷制度撤廃により朱王達に引き取られ、暖かい服に暖かい食事を与えられた事で満たされ、そして施設に作られたお風呂に入った時は涙が止まらなかっと今語りながらも涙を浮かべる。
この国はとても寒い。
痛い程の寒さを実感したばかりだ。
それを思うとこの子達がどれだけ辛い思いをしてきたかと想像するだけで胸が痛む。
「でも私達は今幸せなのです。朱王様に救われた事で私達の心は暖まり、満たされました」
ルシェだけでなく、シャルムもターニャも今は満たされていると笑顔を見せてくれた。
だが本当に彼女達が満たされているのか少し疑問に思うミリー。
リゼやアイリも同じ気持ちだ。
自分達がノーリスにいる間は共に楽しい時間をすごそうと思うし、まだあるよとも思っている。
とりあえずお風呂をあがったら楽しい食事の時間だ。
「さぁ! 皆さん行きますよ!!」
ミリーの掛け声とともにお風呂をあがり、バスタオルを巻いて全員に瓶を手渡す。
蓋を開けて腰に手を当てて、一気にコーヒー牛乳を飲み干す!
「「「「「「っぷはぁ!!」」」」」」
風呂あがりのロビーにて。
千尋達のブロー魔法でサラッサラのふわっふわのツヤッツヤのいい香りに仕上げてもらう女性陣。
「どうですか!?」
夕食では、朱王の食の魔石で新しい料理を作り出した一流料理人のメルヴィン。
味の違いはあるものの、その再現度の高い料理に舌鼓を打つ。
そして他国から運んできた酒を飲み、デザートにはチョコレートのタルトとマカルォンを食べる。
朱王のガトーショコラが食べたいミリーだが、作らないといけないので今日は我慢。
美味しい料理と美味しいお酒、甘くて美味しいデザートに満足しないはずはない。
「どうですか!?」
そしてお腹を満たした後は映画鑑賞会。
昨夜のうちに朱王がモニターを完成させているので、この日から映画を観る事ができるんです。
蒼真さんはムルシエさんからコーンを受け取って朱雀とともにポップコーンを大量に作ってます。
今日の鼻孔をくすぐるこの香り…… スパイシーなカレー風味で作っているようですね。
リゼさんとアイリさんは甘い炭酸水を作り、千尋さんは果物を絞ってジュースにしていきます。
そして実況はこの私、ミリーでした!
一人ずつジュースとポップコーンを持って映画部屋へと向かい、それぞれ席について映画を楽しんだ。
幹部の女性達は映画を観るのが初めてで、使用人達と一緒に驚きの声をあげてからその物語にのめり込んでいた。
「どうですか!? 満たされましたか!?」
「もう…… すごい感動しましたぁ!!」
「とても面白かったです!!」
「最高です! 今すっごく幸せですぅ!!」
「ふふん、そうでしょう。満たされるっていうのはこういう事なんですよ!」
三人の言葉を聞けてミリーも満足そうだ。
ブロー魔法も料理も映画も、ミリーは何一つ携わっていないのだが、何故か誰よりも自慢気だった。
代替えには以前カミンが使っていた片手直剣を置いてきたので問題ない。
サフラが使っていた両手直剣もあるが、ノーリスの聖剣は片手直剣なので同じ片手剣を置いてきた。
ちなみにこのサフラが使っていた両手直剣も朱王の手によって改造済みで、鏡面仕上げの白銀の剣身に、装飾は金と緑色で仕上げてある。
さらに宝石のように作った部分には七色魔石で着色し、見る角度によって様々な色を放つ宝石擬きも美しく輝く。
今夜から幹部達が邸に集まるという事だしロビーにて各々自由に時間を潰して待つ。
蒼真は暖炉にあたりながら本を読み、朱王は脳内でデータの処理、リゼとミリー、アイリは千尋に習ってビリヤードを勉強中。
十七時に差し掛かろうというところで五人の幹部達が邸に到着する。
「お招き頂きありがとうございます」
とオルネスとワイアットはすでに挨拶を済ませているので残りのメンバー。
「はじめまして、クリムゾン緋咲ノーリス支店店長、兼社長のルシェと申します。よろしくお願いします」
「はじめまして、クリムゾンノーリス支部マネージャーのシャルムと申します」
「はじめまして、クリムゾンノーリス支部施設長のターニャと申します」
千尋達も同じように挨拶を返し、まずはいつものように酒を持って風呂に入ろう。
外は寒かっただろうし風呂で温まってもらうのが一番だ。
ノーリスにも露天風呂はなく、男女別々に大浴場があるのみだ。
しかし全面ガラス張りの外の絶壁側が見渡せる為、景色はとてもいい。
すでに薄暗くなりつつある空だが、キラキラと輝きだした星空と眼下に広がる山々の景色は楽しめそう。
体を洗って湯船へと浸かる。
桶をお盆がわりに酒の入ったコップを浮かべ、冷たいエールで乾杯だ。
オルネスやワイアットも酒を飲みながら朱王との昔の話に盛り上がる。
ワイアットは元奴隷でかなり悲惨な生活を送っていたらしく、身体能力の高いミミ族の大人達と同じだけの仕事を常に与えられていたそうだ。
仕事が終わるまでは食事を与えられず、いつも冷え切った食事をしていたとの事。
しかしそのおかげもあってワイアットは否が応にもその身体は強くなったという。
足りない栄養は野山で小型の魔獣を狩り、奴隷達で分け合って食べる事もよくあったそうだ。
そして朱王の奴隷制度撤廃により、食事と教養、まともな人間としての生活を与えられた。
オルネスはゼス王国で奴隷をしていたらしく、クリムゾン立ち上げ当初からいるメンバーだそうだ。
隊長として任されるだけの能力を持ち、誰よりも責任感の強い男だったからこそここノーリスでも受け入れられるのが早かったのだろう。
歳が同じにも関わらずワイアットもオルネスを尊敬しており、オルネスもワイアットの事を心から信頼している。
千尋と蒼真のような関係を築けた二人だ。
朱王も安心してノーリス王国のクリムゾン組織を任せておけるというもの。
ハキハキとした暑苦しい性格なのは仲が良い証拠ともいえる。
女風呂もガラス張りの絶景が楽しめるよう同じ作りだ。
体を洗って湯船に飛び込む獣耳ミリーはご機嫌だ。
こちらでも桶をお盆がわりに酒盛りを始めるのだが、酒は甘くてシュワシュワなスパークリングワインのようなものを用意してある。
ルシェは獣耳だが、シャルムとターニャは獣耳なしの普通の人間だ。
シャルムとターニャは奴隷だったらしく、やはり扱いは酷かったのだという。
力のない女の子の奴隷であれば水周りの仕事を与えられ、この寒いノーリスで、冷たい水を使っての洗い物を毎日させられていたそうだ。
寒い冬には氷が張るほどの水で洗濯をしなければならない為、強化の能力も高くなったとの事。
ルシェは両親を亡くしてからは親戚の家で生活をしていたが、扱いはシャルムやターニャと変わらないものだったそうだ。
暖かいものは何一つ与えられず、凍える毎日を過ごしていたのだと言う。
体を洗うには冷たい水を絞った布で拭くだけで、冬場など体の芯から冷えてしまう。
日差しの暖かい日中に体を拭き、しばらくうずくまる事で体温を維持していたのだそうだ。
その後奴隷制度撤廃により朱王達に引き取られ、暖かい服に暖かい食事を与えられた事で満たされ、そして施設に作られたお風呂に入った時は涙が止まらなかっと今語りながらも涙を浮かべる。
この国はとても寒い。
痛い程の寒さを実感したばかりだ。
それを思うとこの子達がどれだけ辛い思いをしてきたかと想像するだけで胸が痛む。
「でも私達は今幸せなのです。朱王様に救われた事で私達の心は暖まり、満たされました」
ルシェだけでなく、シャルムもターニャも今は満たされていると笑顔を見せてくれた。
だが本当に彼女達が満たされているのか少し疑問に思うミリー。
リゼやアイリも同じ気持ちだ。
自分達がノーリスにいる間は共に楽しい時間をすごそうと思うし、まだあるよとも思っている。
とりあえずお風呂をあがったら楽しい食事の時間だ。
「さぁ! 皆さん行きますよ!!」
ミリーの掛け声とともにお風呂をあがり、バスタオルを巻いて全員に瓶を手渡す。
蓋を開けて腰に手を当てて、一気にコーヒー牛乳を飲み干す!
「「「「「「っぷはぁ!!」」」」」」
風呂あがりのロビーにて。
千尋達のブロー魔法でサラッサラのふわっふわのツヤッツヤのいい香りに仕上げてもらう女性陣。
「どうですか!?」
夕食では、朱王の食の魔石で新しい料理を作り出した一流料理人のメルヴィン。
味の違いはあるものの、その再現度の高い料理に舌鼓を打つ。
そして他国から運んできた酒を飲み、デザートにはチョコレートのタルトとマカルォンを食べる。
朱王のガトーショコラが食べたいミリーだが、作らないといけないので今日は我慢。
美味しい料理と美味しいお酒、甘くて美味しいデザートに満足しないはずはない。
「どうですか!?」
そしてお腹を満たした後は映画鑑賞会。
昨夜のうちに朱王がモニターを完成させているので、この日から映画を観る事ができるんです。
蒼真さんはムルシエさんからコーンを受け取って朱雀とともにポップコーンを大量に作ってます。
今日の鼻孔をくすぐるこの香り…… スパイシーなカレー風味で作っているようですね。
リゼさんとアイリさんは甘い炭酸水を作り、千尋さんは果物を絞ってジュースにしていきます。
そして実況はこの私、ミリーでした!
一人ずつジュースとポップコーンを持って映画部屋へと向かい、それぞれ席について映画を楽しんだ。
幹部の女性達は映画を観るのが初めてで、使用人達と一緒に驚きの声をあげてからその物語にのめり込んでいた。
「どうですか!? 満たされましたか!?」
「もう…… すごい感動しましたぁ!!」
「とても面白かったです!!」
「最高です! 今すっごく幸せですぅ!!」
「ふふん、そうでしょう。満たされるっていうのはこういう事なんですよ!」
三人の言葉を聞けてミリーも満足そうだ。
ブロー魔法も料理も映画も、ミリーは何一つ携わっていないのだが、何故か誰よりも自慢気だった。
0
お気に入りに追加
1,016
あなたにおすすめの小説
兎人ちゃんと異世界スローライフを送りたいだけなんだが
アイリスラーメン
ファンタジー
黒髪黒瞳の青年は人間不信が原因で仕事を退職。ヒキニート生活が半年以上続いたある日のこと、自宅で寝ていたはずの青年が目を覚ますと、異世界の森に転移していた。
右も左もわからない青年を助けたのは、垂れたウサ耳が愛くるしい白銀色の髪をした兎人族の美少女。
青年と兎人族の美少女は、すぐに意気投合し共同生活を始めることとなる。その後、青年の突飛な発想から無人販売所を経営することに。
そんな二人に夢ができる。それは『三食昼寝付きのスローライフ』を送ることだ。
青年と兎人ちゃんたちは苦難を乗り越えて、夢の『三食昼寝付きのスローライフ』を実現するために日々奮闘するのである。
三百六十五日目に大戦争が待ち受けていることも知らずに。
【登場人物紹介】
マサキ:本作の主人公。人間不信な性格。
ネージュ:白銀の髪と垂れたウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。恥ずかしがり屋。
クレール:薄桃色の髪と左右非対称なウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。人見知り。
ダール:オレンジ色の髪と短いウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。お腹が空くと動けない。
デール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ドール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ルナ:イングリッシュロップイヤー。大きなウサ耳で空を飛ぶ。実は幻獣と呼ばれる存在。
ビエルネス:子ウサギサイズの妖精族の美少女。マサキのことが大好きな変態妖精。
ブランシュ:外伝主人公。白髪が特徴的な兎人族の女性。世界を守るために戦う。
【お知らせ】
◆2021/12/09:第10回ネット小説大賞の読者ピックアップに掲載。
◆2022/05/12:第10回ネット小説大賞の一次選考通過。
◆2022/08/02:ガトラジで作品が紹介されました。
◆2022/08/10:第2回一二三書房WEB小説大賞の一次選考通過。
◆2023/04/15:ノベルアッププラス総合ランキング年間1位獲得。
◆2023/11/23:アルファポリスHOTランキング5位獲得。
◆自費出版しました。メルカリとヤフオクで販売してます。
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ
壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。
幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。
「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」
泣きじゃくる彼女に、彼は言った。
「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」
「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」
そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。
※2019年10月、完結しました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる