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第3章

第24話、◆くすぐり地獄②◆

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 しかしなんだろう、くすぐられている女の子の姿って、かなりエッチな気がするんですけど。
  汗ばむ白い肌を桃色に上気させ、笑っているため笑顔ではあるけどヨダレを垂らし視線はどこでもない宙を彷徨い続けている。
 そこでさらに数本のツタが追加される! ツタの一本が色白の太ももに巻きつき締め付けると、別のツタが服やスカートの隙間から中へ差し込まれその中でくねくねと動き始めた。

「キャハきゃははははは! んぐっ、わきばら! わきばダひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! やめやめはひゃひゃひゃ! 」

 どうやらおへそと今まで手付かずだった脇腹付近で、数本のツタが細かくのたうっているようだ。アズはそれを必死に耐えようと四肢に力を入れるも、少ししか曲げられない手足ではどうする事も出来ない。

 それよりこれって、見ていていいのかな?
 チラリと周りを見てみると、真琴とクロさんはどこか恥ずかしそうにしながらもこの光景を熱っぽい視線で見入っているようだ。

「無理無理むりぃぃィィいイイ!! きゃははははははひひゃひゃひゃひゃひゃひひゃっ、たすけひゃ! もうひゃひゃてえええええええ! むりむひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! 」

 そこでツタの動きが止まった。アズは吊るされた状態でぐったりと項垂れると、余韻が残っているようで時折身体をびくっと揺らしている。
 くすぐり地獄、終わったのか!
 そこでツタの中から、初めて見る形状のツタが一本現れた。それは先端が肥大化、スイカぐらいに膨れている。いや、同じ形状のツタがさらに5本も現れた!?
 てゆーか、なんかあれやばいのでは!?

「クロさん、あれは大丈夫なやつなんですか!? 」

「えぇ……たしか二面樹はコテンコテンに嫌がらせをするため、近くの水源から目覚まし代わりに汲んだものをかけて、後半戦を開始します。なので、私の田舎の方だと、沼地に咲いているため、泥水をかけられてしまうのですけど——」

 ここは上質と言われる湖がある。ただの眠気覚ましみたいなので問題なさそうだけど、今でやっと折り返し地点なのか。
 頑張れアズ!
 そしてアミューズメントパークのプールとかにある、デッカいバケツをひっくり返すようにして、そのツタの膨らみから液体が滝のように一斉に落とされた。

『ドバシャッ』

 四肢を繋がれたアズが、全身ねっとりとした液に包まれる。
 あれ? あの落とされた薄っすらと金色こんじきに輝く液体は、まさかもしかして!?

「あぅっ、あっ、あっ」

 そこからびしょ濡れになったアズの腰、内腿、外腿、膝裏を揉みしだいたりこちょこちょとくすぐり始めるツタ。

「くすぅぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひ!! 」

 続いて背骨から少し横にズレた背中の位置を先端が丸みを帯びているツタにより服の上からグリグリされると、今までで一番大きく身体を何度も仰け反らせ始める。

「はぁはぁ、あっ、あぐっ、んん——あああ!! あっはははははははは!! ぎゃああああはあは! いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃいいいぃいいいい!! 」

 そこでさらなるツタが彼女の背後、全方位から何本も迫る中、アズは怯えながらキョロキョロ視線を彷徨わせる。
 そこへ先端が人の手のように分かれたツタが、服の裾から何本も侵入していく。

「ぃぐっ! 」

 服の膨らみ上、胸の辺りをそのツタが這い回っているようだ。そしてなにやらゴソゴソやってるなと思っていると、引き抜かれたその手の形をしたツタが黒のブラジャーを掴んでいた。つまり、ブラジャーを剥ぎ取られた!?
 そしてそこからアズの叫び声が変化する。それはどこか、大人な女性を思わせる艶やかな吐息。

「はぁはぁはぁはぁ、あふっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁぁっ! 」

 服の上からでもわかるぐらい、アズの小さなおっぱいは今その手の形をしたツタに揉みしだかれているようだ。そこへ他のツタも参戦、またアズの口から笑い声が漏れ出す。そして——

「そこはぁぁあ、せんひゃんは、摘んだららめえええぇぇぇええええええええ!! ぎゃはははあはははひゃははははははは!! へへへへひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 」

 責め苦は続く。

「うびゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃいいいいひひひひひひひひ!! あぎゃはははははははははははははははははははははは!! じぬうぅっ!! じぬうひゃひひううふふふははははひゃ!! ぃぎっっ! ——ああぁぁぁ」

 そして太腿に刺激を与えていたツタの一部が、唯一触れられていなかった股ぐら、アズの黒パンティの方へと進行を始める。アズはM字開脚の状態であるため、股間は剥き出しのような状態である。そんなパンティの上や股ぐらを、小指程の細さの多くのツタが次から次へと軽く押していく。その与えられる圧により、アズの肉が、パンティが、ぷにぷにと波打ち始める。
 そこで虚ろな表情のアズと目が合う。

「あうあう、はぁはぁ、……みなっ、みないで——」

 実際には口だけ動き声は聞こえなかったのだけど、俺にはアズがそう言ったような気がした。
 だから俺は、そこからは視線を外す。

「あっ、あっ、あぎっ、あはひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、あっあうっいぃ、ぎゃはははあはひゃひゃ、ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! あっ、あっあっうぅギャハハハハははは! 」

 とそこで突然、アズの叫び声に変化が——

「あごっ、うー、んー、んー、んんぅ、んー、んー、んー、んぅっ! 」

 それは口を塞がれたような声であった。つまり口内に——

『ジョッ、ジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロ』

 そこでなにか水気があるものが大量に地面へ落ちてくる音が聞こえだす。そしてその後もアズの笑い声は続き——、そして長い長い10分間が終わった。

『ベチャッ』

 全身がヌルヌルに濡れているアズが、やっと解放され地面に落ちてきた。
 アズの口からはまだ笑い声が漏れており、また立ち上がる事も出来ず、その場でビクンビクン痙攣を続けるのであった。
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