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第3章
第17話、◆修羅場①◆
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「ごめん! 」
……でもなんで、肩に手が届かないんだ?
そう、真琴の肩を掴もうとした俺の手は、ドンピシャで真琴の下にきているほうの胸の上にあった。
現在俺は真琴の背中、肩からお尻にかけてピッタリ引っ付いているので、これ以上の密着は出来なければ腕も伸びない。
真琴を安心させるためにも、映画の一場面のように後ろから両肩を掴んで抱きしめたいのに。
……しかし届かないものはしょうがない。
このまま強く抱きしめてみようかな?
そして俺は、思いっきり引き寄せる形で抱きしめてみた。
ぷにぷにっ。
「んんっ」
……やっぱり、この感触。
今の寝巻き姿の真琴は、ノーブラである。
しかしこれは——
服の上から掴んでいるのに、なんでこんなにぷにぷにするんだろう?
寝巻きの生地が薄いというのもあるんだろうけど、これじゃまるで何も着ていないと同じような気がする。
……いや、待てよ!
確認のため、再度胸を掴んでみる。
ぷにぷにっ。
ぷにっ、ぷにぷにぷにっ。
やはりそうだ!
着衣時と素肌の時では、明らかに掴んだ時の感触が違う!
なんと表現すれば良いのだろうか?
これは——
そう、これは着た服の素材により、そこに存在する胸の触感だけを変化させているのだ!
しかも生地の上から触る事により、ほんの僅かな差だけど指にかかる密着を分散させ、手のひら全体で胸の柔らかさを等しく感じることが出来ている。
ぷにぷにっ。
なんだろう、この幸福感は?
このままずっとこうしていたい。
ぷにぷにっ。
「はぁはぁはぁ、んっっ、ユウ……ト」
「え? あ、ごめん! 」
俺はいま、なにをしていたんだ?
とそこで閃く。
そうだ、真琴の腕があるから肩に届かなかったんだ!
横になる真琴は腕を足の方へ伸ばす、所謂『気をつけ』の状態になっている。
そのため上から腕を回そうとしても、その腕一本分遠回りをする形になっていたのだ。
なので正解は、真琴の脇の間から腕を入れて伸ばすである!
俺が導き出した答え通りに腕を回してみると、初めて真琴の両肩に俺の両手が届く形になった。
でもこれ……。
成功した事はしたのだけど、真琴の胸が大きいため、俺の手首あたりで張りのある胸を押しつぶす形になってしまっている。
そのため強く抱きすぎて真琴に痛みが走らないよう力加減に注意しながら、ギュッギュッと強弱をつけてみるが、同じく胸も刺激してしまっている。
俺の悪戦苦闘はなんだったのだろうか?
いや、驚きと発見という収穫もあったじゃないか。
俺は前に進んでいる!
そこで不意に、真琴が顔だけをこちらに向けた。真琴の瞳はウルウルとなっている。
俺は抗議の声を上げさせまいと、すかさず真琴の唇に唇を重ね合わせた。
とそこで——
『カチャカチャ、カチリ、……ガチャッ』
部屋に乾いた音が続けて鳴り響いた。
キスをしていた俺と真琴の動きが止まる。
そう、この音は、鍵をかけていた部屋の扉が開いた音であったから。
そしてベットで身を寄せ合い唇を重ねあっていた俺と真琴が、視線を向けたのは同時であった。
視線の先、部屋の入り口の前に立つのは、枕を抱きしめデート時には編み込んでいた髪型をいつものストレートに戻している、寝巻き姿のアズであった。
「ユウト、今から寝るんでしょ? 私も一緒に寝るわよ」
そして固まっている俺たちを無視してアズがトコトコと歩いてくると、ベットに上がり布団に潜って来る。
「えっ? あれ? そもそもなんでカギを持っているの? 」
頭が混乱の海のだだっ中でバタバタ溺れかかっている最中、アズが横になる俺の背中にべったり引っ付いてきた。
「ヴィクトリアにユウトの部屋にいく話をしたら、普通にくれたわよ? それとこれはヴィクトリアからの差し入れ」
そう言うとアズは液体が入った小瓶をテーブル上に置く。
「眠たくなったら飲むと良いって言ってたわよ」
つまり睡眠薬なのかな? じゃなくてヴィクトリアさん、貴女はなんでこの部屋のカギを持っているのですか!?
というか、今はそんなちっぽけな疑問なんか消し飛ぶほどの超展開であって、なにから片付ければいいのか五里霧中に彷徨ってる最中であって——
「ねぇねぇ、今キスしてたのよね? 」
「えっ、あ、あぁ」
「なら私もするわよ」
俺の耳元にアズの呼吸音が迫る。
背中に引っ付いていたアズが、身を乗り出し俺の上に覆いかぶさると、頬をピンクに染め色白な顔を近づけてきている。
たまらず俺は上体を起こす。
「アッ、アズは、俺と真琴が仲良くしていても、気にならないの? 」
すると女の子座りになったアズが小首を傾げる。
「気にするわけないでしょ? 真琴は真琴、わたしはわたしなのだから」
そう言うと正面から抱きつき俺の胸に顔を埋めてくる。
「なっ、ならさ、アズは俺のことどう思っているの? 」
「そうね、簡単に言えば特別な存在よ」
アズが言う特別がどのレベルの特別なのかが問題なんだろうけど、真琴がいるここで、はたしてその質問をしても大丈夫なのだろうか?
超展開に頭がまったく追いつかない。
「その特別ってのを、ボクにも詳しく聞かせてくれないかな? 」
真琴だ。起き上がってきた真琴には先ほどまでの弱々しい雰囲気は微塵もなく、鷹のような鋭い眼光でアズを見据えている。
「そうね、一緒にいる事が多くなってわかってきたのだけど、ユウトはいい匂いがするの」
「匂い? 」
そこで俺の胸に顔を埋めるアズが、その小さな可愛らしい鼻を俺の胸に引っ付けてクンクン鳴らす。
「そう、この匂い。この匂いがなんなのか、私にもわからない。でもこんないい匂いを嗅いだのは、生まれて初めてだから。まっ、直感の一種だと思って貰って構わないわよ」
そこでアズが俺の方を見上げながら、嬉しそうに微笑む。
「それになんか、ほっとけない部分が可愛いのよね」
「ふーん。……わかった」
真琴がぶっきらぼうにそう呟くと、それからは何も言わなくなった。
と言うか真琴、今ので納得したの? てっきり怒涛の言葉責めから始まり、血で血を洗う争いが行われるのではと心配していただけに、安心はしたのだけど——
そこで真琴を見ていたアズが、小首を傾げた。
「あれ? あんた泣いてたの? 」
「こっ、これは、違うよ」
慌てた真琴が、寝巻きの袖で涙の跡をゴシゴシ拭いていく。
「そうそう——」
そんな真琴に、俺からスッと離れたアズが近寄っていく!?
「あんたも不思議といい匂いがするのよね」
「……え? 」
そしてやすやすとアズの接近を許した真琴が、アズに両肩を掴まれた状態で唇を重ねられた。柔らかな唇が柔らかな唇により、軽く吸われながら擦り合わされる。
「んん! 」
真琴がもがき抵抗しようとするけど、アズに両手首を握られ動きを抑え込まれる。そして組んずほぐれつの結果、ベットに押し倒されてしまった。
そこでさらにハムハムをするアズ。しかし真琴は口を固く結んでいた。
と言うか、なんなのこの展開! まさかアズの探究心がここまでとは!
そんなこんなであたふたしていると、アズが真琴から顔を離す。
「真琴とのキスはいまいちだったわね」
「当たり前だ! と言うか、お前はなにを考えてい——」
なおも話す真琴の口内に、アズの指が差し込まれる。
「油断したわね、ちゃんと最後まで確かめときたいから」
再度、アズが真琴に唇を重ねた。今度は真琴の口内にアズの小さな舌が侵入する。そしてそこからのキスは、舌をねっとりと絡めたディープなやつだった。
……でもなんで、肩に手が届かないんだ?
そう、真琴の肩を掴もうとした俺の手は、ドンピシャで真琴の下にきているほうの胸の上にあった。
現在俺は真琴の背中、肩からお尻にかけてピッタリ引っ付いているので、これ以上の密着は出来なければ腕も伸びない。
真琴を安心させるためにも、映画の一場面のように後ろから両肩を掴んで抱きしめたいのに。
……しかし届かないものはしょうがない。
このまま強く抱きしめてみようかな?
そして俺は、思いっきり引き寄せる形で抱きしめてみた。
ぷにぷにっ。
「んんっ」
……やっぱり、この感触。
今の寝巻き姿の真琴は、ノーブラである。
しかしこれは——
服の上から掴んでいるのに、なんでこんなにぷにぷにするんだろう?
寝巻きの生地が薄いというのもあるんだろうけど、これじゃまるで何も着ていないと同じような気がする。
……いや、待てよ!
確認のため、再度胸を掴んでみる。
ぷにぷにっ。
ぷにっ、ぷにぷにぷにっ。
やはりそうだ!
着衣時と素肌の時では、明らかに掴んだ時の感触が違う!
なんと表現すれば良いのだろうか?
これは——
そう、これは着た服の素材により、そこに存在する胸の触感だけを変化させているのだ!
しかも生地の上から触る事により、ほんの僅かな差だけど指にかかる密着を分散させ、手のひら全体で胸の柔らかさを等しく感じることが出来ている。
ぷにぷにっ。
なんだろう、この幸福感は?
このままずっとこうしていたい。
ぷにぷにっ。
「はぁはぁはぁ、んっっ、ユウ……ト」
「え? あ、ごめん! 」
俺はいま、なにをしていたんだ?
とそこで閃く。
そうだ、真琴の腕があるから肩に届かなかったんだ!
横になる真琴は腕を足の方へ伸ばす、所謂『気をつけ』の状態になっている。
そのため上から腕を回そうとしても、その腕一本分遠回りをする形になっていたのだ。
なので正解は、真琴の脇の間から腕を入れて伸ばすである!
俺が導き出した答え通りに腕を回してみると、初めて真琴の両肩に俺の両手が届く形になった。
でもこれ……。
成功した事はしたのだけど、真琴の胸が大きいため、俺の手首あたりで張りのある胸を押しつぶす形になってしまっている。
そのため強く抱きすぎて真琴に痛みが走らないよう力加減に注意しながら、ギュッギュッと強弱をつけてみるが、同じく胸も刺激してしまっている。
俺の悪戦苦闘はなんだったのだろうか?
いや、驚きと発見という収穫もあったじゃないか。
俺は前に進んでいる!
そこで不意に、真琴が顔だけをこちらに向けた。真琴の瞳はウルウルとなっている。
俺は抗議の声を上げさせまいと、すかさず真琴の唇に唇を重ね合わせた。
とそこで——
『カチャカチャ、カチリ、……ガチャッ』
部屋に乾いた音が続けて鳴り響いた。
キスをしていた俺と真琴の動きが止まる。
そう、この音は、鍵をかけていた部屋の扉が開いた音であったから。
そしてベットで身を寄せ合い唇を重ねあっていた俺と真琴が、視線を向けたのは同時であった。
視線の先、部屋の入り口の前に立つのは、枕を抱きしめデート時には編み込んでいた髪型をいつものストレートに戻している、寝巻き姿のアズであった。
「ユウト、今から寝るんでしょ? 私も一緒に寝るわよ」
そして固まっている俺たちを無視してアズがトコトコと歩いてくると、ベットに上がり布団に潜って来る。
「えっ? あれ? そもそもなんでカギを持っているの? 」
頭が混乱の海のだだっ中でバタバタ溺れかかっている最中、アズが横になる俺の背中にべったり引っ付いてきた。
「ヴィクトリアにユウトの部屋にいく話をしたら、普通にくれたわよ? それとこれはヴィクトリアからの差し入れ」
そう言うとアズは液体が入った小瓶をテーブル上に置く。
「眠たくなったら飲むと良いって言ってたわよ」
つまり睡眠薬なのかな? じゃなくてヴィクトリアさん、貴女はなんでこの部屋のカギを持っているのですか!?
というか、今はそんなちっぽけな疑問なんか消し飛ぶほどの超展開であって、なにから片付ければいいのか五里霧中に彷徨ってる最中であって——
「ねぇねぇ、今キスしてたのよね? 」
「えっ、あ、あぁ」
「なら私もするわよ」
俺の耳元にアズの呼吸音が迫る。
背中に引っ付いていたアズが、身を乗り出し俺の上に覆いかぶさると、頬をピンクに染め色白な顔を近づけてきている。
たまらず俺は上体を起こす。
「アッ、アズは、俺と真琴が仲良くしていても、気にならないの? 」
すると女の子座りになったアズが小首を傾げる。
「気にするわけないでしょ? 真琴は真琴、わたしはわたしなのだから」
そう言うと正面から抱きつき俺の胸に顔を埋めてくる。
「なっ、ならさ、アズは俺のことどう思っているの? 」
「そうね、簡単に言えば特別な存在よ」
アズが言う特別がどのレベルの特別なのかが問題なんだろうけど、真琴がいるここで、はたしてその質問をしても大丈夫なのだろうか?
超展開に頭がまったく追いつかない。
「その特別ってのを、ボクにも詳しく聞かせてくれないかな? 」
真琴だ。起き上がってきた真琴には先ほどまでの弱々しい雰囲気は微塵もなく、鷹のような鋭い眼光でアズを見据えている。
「そうね、一緒にいる事が多くなってわかってきたのだけど、ユウトはいい匂いがするの」
「匂い? 」
そこで俺の胸に顔を埋めるアズが、その小さな可愛らしい鼻を俺の胸に引っ付けてクンクン鳴らす。
「そう、この匂い。この匂いがなんなのか、私にもわからない。でもこんないい匂いを嗅いだのは、生まれて初めてだから。まっ、直感の一種だと思って貰って構わないわよ」
そこでアズが俺の方を見上げながら、嬉しそうに微笑む。
「それになんか、ほっとけない部分が可愛いのよね」
「ふーん。……わかった」
真琴がぶっきらぼうにそう呟くと、それからは何も言わなくなった。
と言うか真琴、今ので納得したの? てっきり怒涛の言葉責めから始まり、血で血を洗う争いが行われるのではと心配していただけに、安心はしたのだけど——
そこで真琴を見ていたアズが、小首を傾げた。
「あれ? あんた泣いてたの? 」
「こっ、これは、違うよ」
慌てた真琴が、寝巻きの袖で涙の跡をゴシゴシ拭いていく。
「そうそう——」
そんな真琴に、俺からスッと離れたアズが近寄っていく!?
「あんたも不思議といい匂いがするのよね」
「……え? 」
そしてやすやすとアズの接近を許した真琴が、アズに両肩を掴まれた状態で唇を重ねられた。柔らかな唇が柔らかな唇により、軽く吸われながら擦り合わされる。
「んん! 」
真琴がもがき抵抗しようとするけど、アズに両手首を握られ動きを抑え込まれる。そして組んずほぐれつの結果、ベットに押し倒されてしまった。
そこでさらにハムハムをするアズ。しかし真琴は口を固く結んでいた。
と言うか、なんなのこの展開! まさかアズの探究心がここまでとは!
そんなこんなであたふたしていると、アズが真琴から顔を離す。
「真琴とのキスはいまいちだったわね」
「当たり前だ! と言うか、お前はなにを考えてい——」
なおも話す真琴の口内に、アズの指が差し込まれる。
「油断したわね、ちゃんと最後まで確かめときたいから」
再度、アズが真琴に唇を重ねた。今度は真琴の口内にアズの小さな舌が侵入する。そしてそこからのキスは、舌をねっとりと絡めたディープなやつだった。
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