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第3章
第10話、トレリオンカード
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「いやーお客様、いい時期に出品されましたね。
最近ですね、どうしても欲しいとおっしゃられるお客様が多くてですね」
俺たちは個室に招かれテーブル席に着いている。
そして俺たちの対面に座るのは、黒髪を後ろで一本に纏めているおじさんで、今回のオークションを運営しているバーナード商会の支部長カルロスさんである。
ちなみに現在クロさんと会話の最中だ。
「それでもし宜しければ何処で手に入れられたのか、教えて頂けないでしょうか?
勿論タダでとは申しません! 」
「いえ、それは……」
「あぁ、お気になさらないで下さい! 」
カルロスさんが大袈裟に手をパタパタと振りだす。
クロさんが言っていたんだけど、通常スライムの木には数十年に一度しか花が実らないそうだ。
しかしそれでも数十年に一度、大金が手に入るわけだから、場所の情報は貴重である。
しかも近くでダンジョン崩壊が起これば、また話は変わってくるのだろうし。
手を振っていたカルロスさんが会話を再開させた。
「入手場所等の情報を独占出来ていれば、定期的に採取出来るかもしれませんからね。
ただですね、また売りに出される際は、是非我がバーナード商会をご利用頂ければと思います。
それでは早速お支払いに移りましょうか」
そこでカルロスさんが目配せを行うと、後ろに控えていたカバンを手にしている女性が動く。
女性はそのカバンを机の上に置き開くと、そこから取り出したモノをテーブルの上に一つ一つ丁寧に並べ始めた。
そうしてテーブルに置かれたのは、恐らく白金の大判と思《おぼ》しきプラチナで出来た五枚の板。
しかし今、俺たちは違うものに目を奪われていた。
白金の大判とは別にテーブル上に並べられたのは、三枚のキラキラと輝く金属? で出来た板。
それが素晴らしく綺麗で芸術品のようであったからだ。
フォログラムのように角度によって色を変えるその板には、異なった文様が描かれた大小様々な金貨や銀貨が埋め込まれ、その板の外枠にはクリスタルのようモノも使われている。
恐らくこの板も貨幣で、偽造防止のために色々と施されているんだろうけど、これ単体だけで価値がありそうな出来の逸品である。
「この最上級通貨であるトレリオンカードをご存知かもしれませんが、当店を初めてご利用頂くお客様には例外なくご説明させて頂く決まりになっておりますので、ご了承ください。
それでは——」
カルロスさんは一度言葉を区切ると、大きく息を吸う。
「こちらのトレリオンカードは、一枚が一千万ルガと同等の価値があります」
大きな身振り手振りで話を続ける。
って言うか、一枚が1000万!
「ただし額が額のため一般のお店で流通はしておらず、また仮に使用されてもお釣りが全額戻る事はないと思われますのでご注意されて下さい。
それとこのトレリオンを換金できる場所は限られておりますが、各王国の王都にある国直轄の換金所であれば間違いなく行えます。
他には高額商品を取り扱うお店であれば換金をしているところもありますが、私どものバーナード商会でしたら、現在手数料たったの五パーセントで換金させて頂いておりますので、御用の際は是非我々バーナード商会をご利用頂けましたらと思います」
途中から終始揉み手をしていたカルロスさんは、最後にニカッと笑顔を見せた。
なんだろう、このおじさん?
個性的というかバイタリティが凄いというのか、とにかくクロさんは終始圧倒され、会話も完全に向こうがペースを握っている。
それと先程から嫌味にならない程度で、的確に自社の売り込みをチョイチョイ入れてきているあたりも流石だなと思う。
現に俺がお金を沢山持っており、尚且つなんのしがらみも無ければ、換金はこのバーナード商会さんを利用しようかなと思い始めていたりもしているから。
しかしこう言うのって、のちのち役立つかもね。
俺が多くの人を幸せにしたいと考えるならば、それ相応の収入がないといけないだろう。
そしてこのおじさんの人当たりの良さや話術は、商売をするにあたって、有って損はする事はないはずだ。
そこで視線をカルロスさんや後ろに控える女性に向けてみる。
当然と言えば当然なんだろうけど、落ち着いているな。
大人は俺より長く生きているだけ、何かしらの経験をしているはず。
それが知識や教訓となり、的確な判断をしたり自信に繋がったりし、また危険回避や他者へ助言が出来たりするようになるのかもしれない。
よし、決めた!
俺はこの旅で会う人から、色々と学び、それらをたくさん吸収して成長していくぞ!
……出来る範囲で、だけどね。
「それと最後に、残念ながら近年会場で目を光らせては裕福そうな人の後をつけ狙い奪う、強盗が多発しております。
ただし今なら高額の取引をされたお客様のみに特別サービスをさせて頂いているのですが、五十万ルガをお支払い頂けるのでしたら、変装道具一式とこの建物の地下にある非常用通路を利用して安全な場所からお帰りになられる事も出来ますが、いかがいたしましょうか? 」
アフターサービスも有りか。
ここまで来るとあっぱれである。
そこで今まで静かに話を聞いていたアズが、ついに我慢ができなくなったような表情で口を開く。
「ハァン、なんで私たちがこそこそ帰らないといけないのよ?
敵が出れば、全部返り討ちにしてあげるわ」
カルロスさんはそれを受け驚いた顔をした後、苦笑いを浮かべる。
「アズ、ちょっと黙ってて」
かく言う俺も変装道具一式が気にならないわけでもないが、これは遊びではない。
それにこのお金はクロさんのお金である。
決断は俺やアズのような他人がするべきではない。
「クロさん、どうしますか? 」
クロさんは思案げに腕を組んだ後に顔を上げる。
「冒険者としてこのような事は日常茶飯事ですから、いちいち気にしてたらキリがありません。
今日はそのまま帰ります! 」
「あははっ、当たり前よ、堂々と帰るわよ! 」
クロさんの決断にアズは満足のようだ。
と言うかあれ?
クロさんがアズをチラチラ見ている。
もしかしてクロさん、アズのご機嫌取りをしたのでは?
いや、一般的な冒険者ならではの考えだと信じようと思う!
カルロスさんたちもにこやかだし。
とそこでふと思う。
カルロスさんから営業の心得みたいのを、今聞けないかな、と。
「カルロスさん、ちょっと良いですか? 」
「はい、何でしょう? 」
「いや、その、カルロスさんって営業のプロで凄い言葉選びのセンスもあるなーと」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
「それでですね、良かったらその、コツとか教えて貰えないかなーと、思った次第で」
すると、ほんの少しだけ間があいたのちに口を開く。
「コツと言うか、やはり場数をこなすのが一番でしょうかね」
「場数ですか」
「お客様は真っ直ぐな心をお持ちであるとお見受けしますが? 」
「そうですね、と言うか、それぐらいしか取り柄がないかもです」
カルロスさんは笑い声を上げた後に続ける。
「そんな方は、経験を糧に変える術を既にお持ちです。
やはり場数を踏むのが一番ですね」
「なるほど……」
「そうそう——」
そこでカルロスさんが顎に手を当て、誰にも視線を合わせずソッポを向いた状態で話し始める。
「これからお話しすることは私の独り言になるため、受け答えは一切行えませんが、お客様たちがこの個室に入ってから、こうして個人的に話しかけて来られるまでの間に、私は一つの事柄に関して嘘はいっておりませんが、同時に本当のことも全てお話ししていない事があります。
……このように大人になると、会話の中にどうとでも取れるニュアンスを使う、所謂言葉遊びをする者もいますので、それに惑わされ間違った判断をしないよう、気をつけられた方が宜しいかと思います」
え、それってカルロスさん、俺のためにわざわざ手の内を晒してくれたって事、だよね。
そこで俺は深くお辞儀をする。
「カルロスさん、勉強になりました!
それと貴重なお時間も頂きありがとうございました!
またなにかありましたら、宜しくお願い致します! 」
「いえいえこちらこそ、久々に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
またお会い出来る日を、心よりお待ちしております」
そうして俺たちはオークション会場を後にした。
しかしカルロスさんが言った、嘘ではなくて本当の事も言っていない事ってなんなんだろう?
カルロスさんの事だ、お金に関する事で誤認識させる事を言うとは思えない。
そうなるとお金以外で話したことになるのだけど——
良い時期に出品した。
どうしても欲しがる客が多い。
強盗事件が頻発している。
いや強盗が多いのも、直接お金に直結するわけだから違うかも?
そうなると『良い時期』、と『どうしても欲しがる客』が引っかかるわけで——
そう言えばなんで良い時期なんだろう?
しかもなんで欲しがる客が多い?
それは即ち需要が供給を上回っていると言う事であって——
そうだ、カルロスさんはその事について何も話していない。
つまりカルロスさんが言っていた事は、なぜ需要が供給を上回っているのか、だ!
なんか相手の隠そうとしている思惑を探るのって、ゲームをしているみたいで楽しいかも。
よし、もう少し考えてみるか!
パッと考えつく理由としては、突然入手出来なくなったか、もしくは一大ブームの到来で売れに売れてる、ぐらいかな。
そして一大ブームなら、隠す必要はないかも。
と言う事で、俺の推理があっていれば入手困難な状態になった、である。
なるほどなるほど、なんか頭がスカッとスッキリしたぞ。
そしてその考えに行き着いておきながら、そのまま普通に会場から出る事がいかに危険なのかを、その時の俺はまだ気づいていなかった。
最近ですね、どうしても欲しいとおっしゃられるお客様が多くてですね」
俺たちは個室に招かれテーブル席に着いている。
そして俺たちの対面に座るのは、黒髪を後ろで一本に纏めているおじさんで、今回のオークションを運営しているバーナード商会の支部長カルロスさんである。
ちなみに現在クロさんと会話の最中だ。
「それでもし宜しければ何処で手に入れられたのか、教えて頂けないでしょうか?
勿論タダでとは申しません! 」
「いえ、それは……」
「あぁ、お気になさらないで下さい! 」
カルロスさんが大袈裟に手をパタパタと振りだす。
クロさんが言っていたんだけど、通常スライムの木には数十年に一度しか花が実らないそうだ。
しかしそれでも数十年に一度、大金が手に入るわけだから、場所の情報は貴重である。
しかも近くでダンジョン崩壊が起これば、また話は変わってくるのだろうし。
手を振っていたカルロスさんが会話を再開させた。
「入手場所等の情報を独占出来ていれば、定期的に採取出来るかもしれませんからね。
ただですね、また売りに出される際は、是非我がバーナード商会をご利用頂ければと思います。
それでは早速お支払いに移りましょうか」
そこでカルロスさんが目配せを行うと、後ろに控えていたカバンを手にしている女性が動く。
女性はそのカバンを机の上に置き開くと、そこから取り出したモノをテーブルの上に一つ一つ丁寧に並べ始めた。
そうしてテーブルに置かれたのは、恐らく白金の大判と思《おぼ》しきプラチナで出来た五枚の板。
しかし今、俺たちは違うものに目を奪われていた。
白金の大判とは別にテーブル上に並べられたのは、三枚のキラキラと輝く金属? で出来た板。
それが素晴らしく綺麗で芸術品のようであったからだ。
フォログラムのように角度によって色を変えるその板には、異なった文様が描かれた大小様々な金貨や銀貨が埋め込まれ、その板の外枠にはクリスタルのようモノも使われている。
恐らくこの板も貨幣で、偽造防止のために色々と施されているんだろうけど、これ単体だけで価値がありそうな出来の逸品である。
「この最上級通貨であるトレリオンカードをご存知かもしれませんが、当店を初めてご利用頂くお客様には例外なくご説明させて頂く決まりになっておりますので、ご了承ください。
それでは——」
カルロスさんは一度言葉を区切ると、大きく息を吸う。
「こちらのトレリオンカードは、一枚が一千万ルガと同等の価値があります」
大きな身振り手振りで話を続ける。
って言うか、一枚が1000万!
「ただし額が額のため一般のお店で流通はしておらず、また仮に使用されてもお釣りが全額戻る事はないと思われますのでご注意されて下さい。
それとこのトレリオンを換金できる場所は限られておりますが、各王国の王都にある国直轄の換金所であれば間違いなく行えます。
他には高額商品を取り扱うお店であれば換金をしているところもありますが、私どものバーナード商会でしたら、現在手数料たったの五パーセントで換金させて頂いておりますので、御用の際は是非我々バーナード商会をご利用頂けましたらと思います」
途中から終始揉み手をしていたカルロスさんは、最後にニカッと笑顔を見せた。
なんだろう、このおじさん?
個性的というかバイタリティが凄いというのか、とにかくクロさんは終始圧倒され、会話も完全に向こうがペースを握っている。
それと先程から嫌味にならない程度で、的確に自社の売り込みをチョイチョイ入れてきているあたりも流石だなと思う。
現に俺がお金を沢山持っており、尚且つなんのしがらみも無ければ、換金はこのバーナード商会さんを利用しようかなと思い始めていたりもしているから。
しかしこう言うのって、のちのち役立つかもね。
俺が多くの人を幸せにしたいと考えるならば、それ相応の収入がないといけないだろう。
そしてこのおじさんの人当たりの良さや話術は、商売をするにあたって、有って損はする事はないはずだ。
そこで視線をカルロスさんや後ろに控える女性に向けてみる。
当然と言えば当然なんだろうけど、落ち着いているな。
大人は俺より長く生きているだけ、何かしらの経験をしているはず。
それが知識や教訓となり、的確な判断をしたり自信に繋がったりし、また危険回避や他者へ助言が出来たりするようになるのかもしれない。
よし、決めた!
俺はこの旅で会う人から、色々と学び、それらをたくさん吸収して成長していくぞ!
……出来る範囲で、だけどね。
「それと最後に、残念ながら近年会場で目を光らせては裕福そうな人の後をつけ狙い奪う、強盗が多発しております。
ただし今なら高額の取引をされたお客様のみに特別サービスをさせて頂いているのですが、五十万ルガをお支払い頂けるのでしたら、変装道具一式とこの建物の地下にある非常用通路を利用して安全な場所からお帰りになられる事も出来ますが、いかがいたしましょうか? 」
アフターサービスも有りか。
ここまで来るとあっぱれである。
そこで今まで静かに話を聞いていたアズが、ついに我慢ができなくなったような表情で口を開く。
「ハァン、なんで私たちがこそこそ帰らないといけないのよ?
敵が出れば、全部返り討ちにしてあげるわ」
カルロスさんはそれを受け驚いた顔をした後、苦笑いを浮かべる。
「アズ、ちょっと黙ってて」
かく言う俺も変装道具一式が気にならないわけでもないが、これは遊びではない。
それにこのお金はクロさんのお金である。
決断は俺やアズのような他人がするべきではない。
「クロさん、どうしますか? 」
クロさんは思案げに腕を組んだ後に顔を上げる。
「冒険者としてこのような事は日常茶飯事ですから、いちいち気にしてたらキリがありません。
今日はそのまま帰ります! 」
「あははっ、当たり前よ、堂々と帰るわよ! 」
クロさんの決断にアズは満足のようだ。
と言うかあれ?
クロさんがアズをチラチラ見ている。
もしかしてクロさん、アズのご機嫌取りをしたのでは?
いや、一般的な冒険者ならではの考えだと信じようと思う!
カルロスさんたちもにこやかだし。
とそこでふと思う。
カルロスさんから営業の心得みたいのを、今聞けないかな、と。
「カルロスさん、ちょっと良いですか? 」
「はい、何でしょう? 」
「いや、その、カルロスさんって営業のプロで凄い言葉選びのセンスもあるなーと」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
「それでですね、良かったらその、コツとか教えて貰えないかなーと、思った次第で」
すると、ほんの少しだけ間があいたのちに口を開く。
「コツと言うか、やはり場数をこなすのが一番でしょうかね」
「場数ですか」
「お客様は真っ直ぐな心をお持ちであるとお見受けしますが? 」
「そうですね、と言うか、それぐらいしか取り柄がないかもです」
カルロスさんは笑い声を上げた後に続ける。
「そんな方は、経験を糧に変える術を既にお持ちです。
やはり場数を踏むのが一番ですね」
「なるほど……」
「そうそう——」
そこでカルロスさんが顎に手を当て、誰にも視線を合わせずソッポを向いた状態で話し始める。
「これからお話しすることは私の独り言になるため、受け答えは一切行えませんが、お客様たちがこの個室に入ってから、こうして個人的に話しかけて来られるまでの間に、私は一つの事柄に関して嘘はいっておりませんが、同時に本当のことも全てお話ししていない事があります。
……このように大人になると、会話の中にどうとでも取れるニュアンスを使う、所謂言葉遊びをする者もいますので、それに惑わされ間違った判断をしないよう、気をつけられた方が宜しいかと思います」
え、それってカルロスさん、俺のためにわざわざ手の内を晒してくれたって事、だよね。
そこで俺は深くお辞儀をする。
「カルロスさん、勉強になりました!
それと貴重なお時間も頂きありがとうございました!
またなにかありましたら、宜しくお願い致します! 」
「いえいえこちらこそ、久々に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
またお会い出来る日を、心よりお待ちしております」
そうして俺たちはオークション会場を後にした。
しかしカルロスさんが言った、嘘ではなくて本当の事も言っていない事ってなんなんだろう?
カルロスさんの事だ、お金に関する事で誤認識させる事を言うとは思えない。
そうなるとお金以外で話したことになるのだけど——
良い時期に出品した。
どうしても欲しがる客が多い。
強盗事件が頻発している。
いや強盗が多いのも、直接お金に直結するわけだから違うかも?
そうなると『良い時期』、と『どうしても欲しがる客』が引っかかるわけで——
そう言えばなんで良い時期なんだろう?
しかもなんで欲しがる客が多い?
それは即ち需要が供給を上回っていると言う事であって——
そうだ、カルロスさんはその事について何も話していない。
つまりカルロスさんが言っていた事は、なぜ需要が供給を上回っているのか、だ!
なんか相手の隠そうとしている思惑を探るのって、ゲームをしているみたいで楽しいかも。
よし、もう少し考えてみるか!
パッと考えつく理由としては、突然入手出来なくなったか、もしくは一大ブームの到来で売れに売れてる、ぐらいかな。
そして一大ブームなら、隠す必要はないかも。
と言う事で、俺の推理があっていれば入手困難な状態になった、である。
なるほどなるほど、なんか頭がスカッとスッキリしたぞ。
そしてその考えに行き着いておきながら、そのまま普通に会場から出る事がいかに危険なのかを、その時の俺はまだ気づいていなかった。
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