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第1章
第35話、悪鬼を愛でし者
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真琴は右膝に手を当て立ち上がると、空に浮かぶ奇妙な老紳士に向かって尋ねる。
「もしかして、キミがダンジョンマスターの権限を奪ったって奴なのかな? 」
すると笑みの形であった表情が一変、能面のような無表情に変わり目がスッと細められる。
「その事を知っているとは、貴女は実に興味深い。そして警戒に値します」
老紳士の左の手が光に包まれ始める。
「私が自由に出来るDPには限りがございますが、最大限の力を持って当たらさせて頂こうと思いますので、期待はずれでガッカリさせないで下さいよ。
……取り敢えず、なぜダンジョンマスターについて知っていたかは、遊んだ後四肢を削いでからゆっくりと聞くとしましょうか」
老紳士の左手を包む光が集束していく。
すると光が消えた左手上にはA4サイズくらいで少し厚みがある石板が、手から離れて宙に浮かんでいる状態で出現していた。
老紳士はその浮かぶ石版を見つめると、まるでキーボードを扱うかのようにして片手でブラインドタッチをしていく。
すると俺と真琴の周りの全ての景色、——戦車と戦うルルカ達の姿がゆっくり上にズレていく。
そのズレはあっという間に反対側、上下逆さまの位置にまで来た。
なにが起こっているんだ?
それに回転するスピードがあがっている?
その後もズレは止まることなくグルグルと回転速度を上げ続け、ダンジョンの天井と床を照らしていた赤と青の色しか判別できなくなる。
そして最終的にはその色も溶け合い全ての景色が紫色だけになった時、回転速度が失速。
そして完全に止まると、景色全てが紫色に染まってはいるが、風景は元のダンジョンに戻っていた。しかしこの空間には、俺たちと老紳士以外だれもいなくなっている。
「これで心置きなく、おもてなしが出来ます」
老紳士はそう言い一礼をした。
すると今度は右手とその手に持つステッキが光りを放ち出し、その光が消えるとステッキが消失。
そして空いた右の手の平から日本刀のような片刃の長剣が生えるようにしてズズズッと現れた。
老紳士はそれを握りしめると感触を確かめるようにして虚空をひと薙ぎ。
瞬間剣筋が輝き、落雷のような爆音がダンジョン内に轟き渡る。
その振動で身体がビリビリと震える中、俺は真琴の背後から肩に置いている手に白濁液を発現させると、止まってしまっていた首筋への回復を再開させる。
あの老紳士、女神からダンジョンを奪ったというダンジョンマスターという奴っぽいけど、これだけは確かである。
それはあいつが俺たちの敵である、という事が。
そうと決まれば!
急いでソウルリストを確認する。
『悪鬼を愛でし者』、それがあの老紳士のソウルリストか。
真琴の回復箇所が鎖骨へと移動した時、老紳士はまた石版を扱い始める。
すると突如、地面に円形の影が三つ生まれた。
なにか嫌な感じがする!
その影は、まるで高温になっている地面によりグツグツと熱され蒸発させられているかのようにして、僅かに上へと持ち上がると消えていく。
そしてその持ち上がる影と一緒に、錆びた金属のような物がみえ始めた。
そして時間の経過と共に、影から上がってくる物の全容が露わになってくる。
それはひと一人が入るぐらいの大きさの鉄で出来た鳥籠。またその鳥籠の扉には大きな錠前が付いており、その鉄柵の中には茶色に錆びた細い鎖で雁字搦めにされた生物が各々入っていた。
白目が全く存在せずその大きな黒目を見開き、口を紐でジグザグに縫われたハイゴブリン。
赤黒く染まる包帯でぐるぐる巻きにされているためどんな容姿なのか分からないが、頭部の包帯から突き出た50センチはある二本の長い角を鉄柵にぶつけガンガン打ち鳴らす人型のモンスター。
最後の一体は包帯でぐるぐる巻きの右腕だけが異常に長くデカイ、額に第三の目があるゴブリン。
そしてそいつらの全容がもう少しで完全に見えると言ったところで、真琴が先制攻撃をしかける!
しかしその攻撃は各々の鉄格子をガンガンと変形させ錠前を吹き飛ばすのみで、中の生命体には届かなかったようだ。
「おやおや、貴女がどんな動きを見せてくれるのかを一つずつ宛がってじっくり観戦を楽しむ予定でしたが、こうなってしまっては致し方ありません」
老紳士が感情の変化に乏しそうな顔を、無理やり顔のしわを歪める事によりまた笑みの形に変える中、鉄格子の扉が開かれていく。
しかし老紳士の虚無的な笑みは、そこで途絶えた。
闇色に染まる刃、人の身長ほどありそうなツララのような円錐が、その胸から飛び出していたから。
「あははっ、油断したわね! 」
少女の嬉々とした笑い声が辺りに響く。
「きっ、貴様は! 」
老紳士の目線の先、闘技場の観客席にある落下防止の壁に片足を上げているのは、ゴスロリの格好に王冠とマントを足した、街の人たちから黒の魔女と呼ばれるあの銀髪の美少女であった。
「どうやってここを、われの結界は完璧だったはず! 」
「趣向を変えたのよ。
あんたらずっと逃げ回るもんだから、その黒い奴の影にずっと隠れ潜んでたわけ。
まさかこんなに早く会えるとは思ってもみなかったけど」
少女はチラリと俺の方を見下ろしながら、心底嬉しそうに語りかけている。
「だから結界を張っても無意味。
なぜなら私も中にいたのだから」
少女が俯き顔を闇色に染めると、瞳を爛々と輝かせ僅かに開いた口を弓なりに釣り上げる。
「あんた、生意気にも私をこの地に縫い付けた一人だから、消滅すればその分私も自由がきくようになるわよね? 」
その時鳥籠に入っている三体の異形たちを縛る鎖が千切れる音が鳴った!
なんかヤバそうな奴らが自由になった。
口を縫い付けられたハイゴブリンと二本の角を生やす人型のモンスターが、鳥籠から飛び出て地を這うようにして少女へ向かう!
早い!
こいつら、ハイゴブリンに取り憑いた魂の旋律者と同じくらいのスピードが出ている!
しかし次の瞬間には、二体とも一歩も前に進めなくなっていた。
それは少女近辺の空間に現れた闇色に染まる円錐が、二体各々を地面に縫い付けるようにして上方から降り注ぎ貫いていたから。
そこで三つ目のゴブリンが動いた!
右腕に巻かれた包帯を引きちぎる事により、何体ものナメクジみたいなブニブニのワームを絡みつかせた醜い腕を露わにする。
そして伸ばされた腕の先であるワームの口から、野球ボールくらいの大きさでおたまじゃくしのような形の異形が少女に向け大量に打ち出される!
うぇ、なんだあれ!?
打ち出されたそいつらは、空を泳ぐようにして少女へ群がっていっている。
がしかし、先の串刺しにされている二体のところから先には、奴らも同じように前へ進めなかった。
それは二体を貫く円錐型の刃から、細い針金のような刃が何本も飛び出し片っ端から串刺しにしていっているから。
そして三つ目のゴブリンも、降ってきた刃にその醜い腕ごと体を串刺しにされた。
少女が悦に浸った顔で笑い声をあげる。
「さーてどうする?
ピンチになったけど、誰もここに来ないわよ。
あんた、結界を張ったのが仇になったわね」
「ぐっ、おのれー」
老紳士の刀に光が宿る!
「九番目にもっとも近いと言われる私に、あんたなんかが相手になるわけがないでしょ? 」
老紳士と三体の異形を貫く円錐型の刃から多くの細い刃が生えると、それが回転をする事により老紳士と三体の体を細切れに。
そして少女の高笑いが聞こえる中、老紳士はゴォゴゴゴォッと地鳴りのような音を鳴らし空気を振動させて消えていった。
「さてと——」
少女が笑いの余韻を隠さず、ニマニマしながらこちらを向く。
「あんたら使えるわね。
この調子で他のダンジョンも頼むわよ。
そうね、あと二、三人、こういう奴らを倒したら、私はこの星上なら何処へでもいけるようになるわ。
そしたら今のやつの親玉を私が倒してお終いよ」
助かったのか?
真琴は限界にきていた。
それとこの少女の強さはケタ違いである。
この少女が現れたおかげで、結果俺たちが救われたのは間違いない。
そこでこちらを一瞥していた少女の動きがピタリと止まる。
そして俺たちの前へとふわりと舞い降りた。
そしてなぜか、少女は俺の顔をずっと見ている。
「そこの黒いの、あんたやっぱりなんかおかしいわよね」
「もしかして、キミがダンジョンマスターの権限を奪ったって奴なのかな? 」
すると笑みの形であった表情が一変、能面のような無表情に変わり目がスッと細められる。
「その事を知っているとは、貴女は実に興味深い。そして警戒に値します」
老紳士の左の手が光に包まれ始める。
「私が自由に出来るDPには限りがございますが、最大限の力を持って当たらさせて頂こうと思いますので、期待はずれでガッカリさせないで下さいよ。
……取り敢えず、なぜダンジョンマスターについて知っていたかは、遊んだ後四肢を削いでからゆっくりと聞くとしましょうか」
老紳士の左手を包む光が集束していく。
すると光が消えた左手上にはA4サイズくらいで少し厚みがある石板が、手から離れて宙に浮かんでいる状態で出現していた。
老紳士はその浮かぶ石版を見つめると、まるでキーボードを扱うかのようにして片手でブラインドタッチをしていく。
すると俺と真琴の周りの全ての景色、——戦車と戦うルルカ達の姿がゆっくり上にズレていく。
そのズレはあっという間に反対側、上下逆さまの位置にまで来た。
なにが起こっているんだ?
それに回転するスピードがあがっている?
その後もズレは止まることなくグルグルと回転速度を上げ続け、ダンジョンの天井と床を照らしていた赤と青の色しか判別できなくなる。
そして最終的にはその色も溶け合い全ての景色が紫色だけになった時、回転速度が失速。
そして完全に止まると、景色全てが紫色に染まってはいるが、風景は元のダンジョンに戻っていた。しかしこの空間には、俺たちと老紳士以外だれもいなくなっている。
「これで心置きなく、おもてなしが出来ます」
老紳士はそう言い一礼をした。
すると今度は右手とその手に持つステッキが光りを放ち出し、その光が消えるとステッキが消失。
そして空いた右の手の平から日本刀のような片刃の長剣が生えるようにしてズズズッと現れた。
老紳士はそれを握りしめると感触を確かめるようにして虚空をひと薙ぎ。
瞬間剣筋が輝き、落雷のような爆音がダンジョン内に轟き渡る。
その振動で身体がビリビリと震える中、俺は真琴の背後から肩に置いている手に白濁液を発現させると、止まってしまっていた首筋への回復を再開させる。
あの老紳士、女神からダンジョンを奪ったというダンジョンマスターという奴っぽいけど、これだけは確かである。
それはあいつが俺たちの敵である、という事が。
そうと決まれば!
急いでソウルリストを確認する。
『悪鬼を愛でし者』、それがあの老紳士のソウルリストか。
真琴の回復箇所が鎖骨へと移動した時、老紳士はまた石版を扱い始める。
すると突如、地面に円形の影が三つ生まれた。
なにか嫌な感じがする!
その影は、まるで高温になっている地面によりグツグツと熱され蒸発させられているかのようにして、僅かに上へと持ち上がると消えていく。
そしてその持ち上がる影と一緒に、錆びた金属のような物がみえ始めた。
そして時間の経過と共に、影から上がってくる物の全容が露わになってくる。
それはひと一人が入るぐらいの大きさの鉄で出来た鳥籠。またその鳥籠の扉には大きな錠前が付いており、その鉄柵の中には茶色に錆びた細い鎖で雁字搦めにされた生物が各々入っていた。
白目が全く存在せずその大きな黒目を見開き、口を紐でジグザグに縫われたハイゴブリン。
赤黒く染まる包帯でぐるぐる巻きにされているためどんな容姿なのか分からないが、頭部の包帯から突き出た50センチはある二本の長い角を鉄柵にぶつけガンガン打ち鳴らす人型のモンスター。
最後の一体は包帯でぐるぐる巻きの右腕だけが異常に長くデカイ、額に第三の目があるゴブリン。
そしてそいつらの全容がもう少しで完全に見えると言ったところで、真琴が先制攻撃をしかける!
しかしその攻撃は各々の鉄格子をガンガンと変形させ錠前を吹き飛ばすのみで、中の生命体には届かなかったようだ。
「おやおや、貴女がどんな動きを見せてくれるのかを一つずつ宛がってじっくり観戦を楽しむ予定でしたが、こうなってしまっては致し方ありません」
老紳士が感情の変化に乏しそうな顔を、無理やり顔のしわを歪める事によりまた笑みの形に変える中、鉄格子の扉が開かれていく。
しかし老紳士の虚無的な笑みは、そこで途絶えた。
闇色に染まる刃、人の身長ほどありそうなツララのような円錐が、その胸から飛び出していたから。
「あははっ、油断したわね! 」
少女の嬉々とした笑い声が辺りに響く。
「きっ、貴様は! 」
老紳士の目線の先、闘技場の観客席にある落下防止の壁に片足を上げているのは、ゴスロリの格好に王冠とマントを足した、街の人たちから黒の魔女と呼ばれるあの銀髪の美少女であった。
「どうやってここを、われの結界は完璧だったはず! 」
「趣向を変えたのよ。
あんたらずっと逃げ回るもんだから、その黒い奴の影にずっと隠れ潜んでたわけ。
まさかこんなに早く会えるとは思ってもみなかったけど」
少女はチラリと俺の方を見下ろしながら、心底嬉しそうに語りかけている。
「だから結界を張っても無意味。
なぜなら私も中にいたのだから」
少女が俯き顔を闇色に染めると、瞳を爛々と輝かせ僅かに開いた口を弓なりに釣り上げる。
「あんた、生意気にも私をこの地に縫い付けた一人だから、消滅すればその分私も自由がきくようになるわよね? 」
その時鳥籠に入っている三体の異形たちを縛る鎖が千切れる音が鳴った!
なんかヤバそうな奴らが自由になった。
口を縫い付けられたハイゴブリンと二本の角を生やす人型のモンスターが、鳥籠から飛び出て地を這うようにして少女へ向かう!
早い!
こいつら、ハイゴブリンに取り憑いた魂の旋律者と同じくらいのスピードが出ている!
しかし次の瞬間には、二体とも一歩も前に進めなくなっていた。
それは少女近辺の空間に現れた闇色に染まる円錐が、二体各々を地面に縫い付けるようにして上方から降り注ぎ貫いていたから。
そこで三つ目のゴブリンが動いた!
右腕に巻かれた包帯を引きちぎる事により、何体ものナメクジみたいなブニブニのワームを絡みつかせた醜い腕を露わにする。
そして伸ばされた腕の先であるワームの口から、野球ボールくらいの大きさでおたまじゃくしのような形の異形が少女に向け大量に打ち出される!
うぇ、なんだあれ!?
打ち出されたそいつらは、空を泳ぐようにして少女へ群がっていっている。
がしかし、先の串刺しにされている二体のところから先には、奴らも同じように前へ進めなかった。
それは二体を貫く円錐型の刃から、細い針金のような刃が何本も飛び出し片っ端から串刺しにしていっているから。
そして三つ目のゴブリンも、降ってきた刃にその醜い腕ごと体を串刺しにされた。
少女が悦に浸った顔で笑い声をあげる。
「さーてどうする?
ピンチになったけど、誰もここに来ないわよ。
あんた、結界を張ったのが仇になったわね」
「ぐっ、おのれー」
老紳士の刀に光が宿る!
「九番目にもっとも近いと言われる私に、あんたなんかが相手になるわけがないでしょ? 」
老紳士と三体の異形を貫く円錐型の刃から多くの細い刃が生えると、それが回転をする事により老紳士と三体の体を細切れに。
そして少女の高笑いが聞こえる中、老紳士はゴォゴゴゴォッと地鳴りのような音を鳴らし空気を振動させて消えていった。
「さてと——」
少女が笑いの余韻を隠さず、ニマニマしながらこちらを向く。
「あんたら使えるわね。
この調子で他のダンジョンも頼むわよ。
そうね、あと二、三人、こういう奴らを倒したら、私はこの星上なら何処へでもいけるようになるわ。
そしたら今のやつの親玉を私が倒してお終いよ」
助かったのか?
真琴は限界にきていた。
それとこの少女の強さはケタ違いである。
この少女が現れたおかげで、結果俺たちが救われたのは間違いない。
そこでこちらを一瞥していた少女の動きがピタリと止まる。
そして俺たちの前へとふわりと舞い降りた。
そしてなぜか、少女は俺の顔をずっと見ている。
「そこの黒いの、あんたやっぱりなんかおかしいわよね」
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