41 / 162
第二章 新しい出会いと都市ジスコ編
32.嬉しい発見
しおりを挟む
マーケットはそこそこ混雑している。何をそんなに買い物する必要があるのかとも思ったが、冷蔵庫がないので毎日買い物する必要があるのだろう。そう言えば七海も毎日コンビニへ寄っていた。買うものは主に缶ビールや缶チューハイだったが……
「チカマ? 迷子にならないようにつかまっててね。
もしもの時はすぐにメッセージするのよ?」
「うん、大丈夫。
それでももしもの時は北の宿屋へ行くんでしょ?」
「そうそう、ちゃんとわかってるじゃない。
この調子なら平気そうね。」
「あのさ、ボクはミーヤさまよりも年上なんだから平気。
逆に心配してるくらいだもの」
それはその通り。でもつい妹のように思ってしまうのだ。マールはお姉さんのようだったけど、その一つ下のチカマは妹に感じるのだから不思議なものである。もちろんミーヤの実年齢のせいもあるし、出会いがあんな感じだった事もある。それに身体も小柄なので余計にそう思うのだろう。
「買うものはっと――
ベーコン、干し肉、じゃがいも、念のため調味料もいるとして……」
次々に買いそろえていくが、肝心なことに気が付いた。鍋やフライパンはあるのだろうか。もし現地まで行ってから調理器具がないことに気づいても手遅れである。ちゃんと確認しておかないと思いレナージュへ連絡を入れる。
調理器具どころか皿も何もないと言っているので、道具屋で買えるものは揃えてもらい、足りないものを細工屋で購入することにした。
「チカマはなにか好きな物とかある?
それか嫌いな食べ物あれば教えてね」
「好きなのは…… ベーコン好きだよ。
あとは果物かなあ」
「そっか、果物も買っておこう。
何日分とか言ってなかったけど一週間以上は行くと思うんだよね。
芋と果物は大袋で持って行った方が良さそう」
「入りきらなくなったらボクも持つからね。
飴玉とかさ」
「あら? 食べたいならちょうだいって言いなさいよー
まったく、はいどうぞ」
飴玉を一つ手渡すと、チカマは嬉しそうに受け取ってすぐに口へ入れた。ほっぺたの形が変わるので、口の中で転がしているのがわかる。こういうところが子供っぽいんだよなあ、なんて思いつつも、過剰にお姉さんぶるのは失礼かもしれないなんて考えたりもする。
マーケットでの買い物がほぼ済んで細工屋へ向かおうとしたその時、ミーヤは一軒の鶏肉店に目を止めた。そこにはなんと、今まで見たことの無かったものが売っていたのだ。
「お兄さん、コレ! もしかして卵じゃないの!?
これって鳥の卵なの?」
「おう、らっしゃい。
知っているとはお目が高いねえ。
これはモウスヤケイって鳥の卵さ」
「じゃあこれを二パックいただくわ。
この辺では珍しいものなの?」
「いいや、そうでもないがなあ、痛みやすいから食べる習慣がないんだろうな。
あんまり売れやしねえからオマケしておくよ」
交渉もなにもしていないのにオマケしてもらえるなんて、まったく美人は得である。卵が手に入ったということは油が欲しくなる。オリーブオイルはあるだろうか。キョロキョロしていると、チカマに袖を引かれたので立ち止まる。
「あんまりよそ見していると人にぶつかるよ?
それに迷子になったら大変だから気を付けて」
「はい…… ごめんなさい……」
こういうときは素直に謝るのが一番だ。なんだかんだ言っても今はミーヤのほうが年下だ。チカマにだってプライドはあるだろう。
「それでミーヤさまは何を探してるの?
一緒に探すから教えて」
「もう! チカマ! 大好き!」
なんというか、かわいくて仕方がなくなり思わず抱きしめてしまった。大きい角に白目が黒目、瞳が緋色でなんとも個性的だけど、中身は至って普通の女の子なのだ。もしかしてこれがギャップ萌えというやつなのかもしれない。秋葉原のお店で散々語られたことの一つだ。
「それじゃ一緒に探しましょ。
オリーブオイルって知ってる?
植物で作った油なんだけど、ジスコにあるのかはわからないの」
「オリーブなら向こうの店にあったから油もあるかも
いってみよ?」
さすが、日々食べ物を探してさまよっていただけのことはある。あっという間に見つけてしまった。こうして無事にオリーブオイル、そしてレモンみたいな酸っぱい果実も手に入れることが出来た。残りは細工屋で聞いてみると言うことでマーケットを後にした。
「おじさま、クリノリンすごくいい出来だったわね。
さすがジスコいちの細工屋だわ!」
「おお、神人様、いらっしゃい。
気に入ってもらえたなら良かったよ。
あれは麻の茎の繊維をエポークという木からとった樹脂で固めたものなんだ。
軽くて柔軟性があるからピッタリだったはずさ」
「そうね、その分お値段がちょっとね……
でもとても良くできていたから気にならないわ、本当にありがとう」
「いやあ、そう言ってもらえるとうれしいねえ。
ところで予定より早いけど昨日のアレ、出来てるぜ。
こんな感じでどうだろな」
道具屋のおじさんはそう言うと完成品を取り出した。レナージュが説明したとおり、金属でできたじょうろに似た器具は思い通りの形で、ぶら下げるためのフックもついている。この場で試してみたかったが、レナージュとのお楽しみのためここは我慢だ。
そのレナージュからは、鍋とフライパンは道具屋に無かったと連絡が来ていたので細工屋で取り扱っているかを確認した。するともちろん取り揃えてるとのことなので、程よい大きさのものを何種類か購入することにした。
「それとね、泡だて器が欲しいんだけどあるかしら?
こうやってシャカシャカ掻き混ぜる調理道具なんだけど」
しかしどうにもピンと来ていない様子だ。ホイップクリームがあったのだからきっと存在しているはずなのに、もしかしたら形状や名前が違うのか、それとも取り扱っている店が違うのかどちらだろう。
「うーん、食材を掻き混ぜる道具ですかねえ?
この大きいスプーンじゃだめなんですかい?
クリーム作るのはみんなこれでやってますぜ」
「そうなの!? 料理スキルがあるならそれでもできるのかなあ。
でもこういう形が混ぜやすいのよねえ」
そう言いながら粘土板へ絵を描いてみる。スキルがあると手が勝手に動くこともあるので、道具にこだわる必要はないのかもしれないが、この辺りの感覚がよくわからない
「形は単純なんで作るのはたやすいですがね?
出来上がりは明日になっちまいますよ。
掻き混ぜられればいいなら、ハンドルを握ると先っぽが回るってやつならありますけどねえ」
手動のハンドミキサー!? 何を基準に物を作っているのかと頭が痛くなってくるが、そこはグッとこらえて実物を見せてもらうことにした。
「これなんですけど、持ち手を握ると先が回る構造でしてね。
ハッキリ言ってこんな大層なもの使わずに、スプーンクルクルでいいですからねえ。
見た時はこれはすげえと思ったんですが、まったく売れませんからさびちまってて……」
「これはこちらで作ったんじゃないんですね。
もともと何に使うつもりだったんでしょ?」
「いやあアタシもわかんねえんです。
王都の商人が錬金の道具と一緒に持ちこんだんで、そっち方面で使うのかもしれねえなあ」
「まあいいわ、これ頂いていくわよ。
それと内側がツルツルしたお鍋があったら欲しいかな。
本当はボウルがいいんだけどあるかしら?」
「ああ、ボウルならありますよ。
木製で構いませんかね?
金属で似た様なのは鍋になっちまいます」
考えた末、木製だとハンドミキサーを当てるっと削れてしまいそうなので、薄手の金属鍋で代用することにした。ミーヤは、ああステンレスって偉大だなあとしみじみ感じていたのだった。
「チカマ? 迷子にならないようにつかまっててね。
もしもの時はすぐにメッセージするのよ?」
「うん、大丈夫。
それでももしもの時は北の宿屋へ行くんでしょ?」
「そうそう、ちゃんとわかってるじゃない。
この調子なら平気そうね。」
「あのさ、ボクはミーヤさまよりも年上なんだから平気。
逆に心配してるくらいだもの」
それはその通り。でもつい妹のように思ってしまうのだ。マールはお姉さんのようだったけど、その一つ下のチカマは妹に感じるのだから不思議なものである。もちろんミーヤの実年齢のせいもあるし、出会いがあんな感じだった事もある。それに身体も小柄なので余計にそう思うのだろう。
「買うものはっと――
ベーコン、干し肉、じゃがいも、念のため調味料もいるとして……」
次々に買いそろえていくが、肝心なことに気が付いた。鍋やフライパンはあるのだろうか。もし現地まで行ってから調理器具がないことに気づいても手遅れである。ちゃんと確認しておかないと思いレナージュへ連絡を入れる。
調理器具どころか皿も何もないと言っているので、道具屋で買えるものは揃えてもらい、足りないものを細工屋で購入することにした。
「チカマはなにか好きな物とかある?
それか嫌いな食べ物あれば教えてね」
「好きなのは…… ベーコン好きだよ。
あとは果物かなあ」
「そっか、果物も買っておこう。
何日分とか言ってなかったけど一週間以上は行くと思うんだよね。
芋と果物は大袋で持って行った方が良さそう」
「入りきらなくなったらボクも持つからね。
飴玉とかさ」
「あら? 食べたいならちょうだいって言いなさいよー
まったく、はいどうぞ」
飴玉を一つ手渡すと、チカマは嬉しそうに受け取ってすぐに口へ入れた。ほっぺたの形が変わるので、口の中で転がしているのがわかる。こういうところが子供っぽいんだよなあ、なんて思いつつも、過剰にお姉さんぶるのは失礼かもしれないなんて考えたりもする。
マーケットでの買い物がほぼ済んで細工屋へ向かおうとしたその時、ミーヤは一軒の鶏肉店に目を止めた。そこにはなんと、今まで見たことの無かったものが売っていたのだ。
「お兄さん、コレ! もしかして卵じゃないの!?
これって鳥の卵なの?」
「おう、らっしゃい。
知っているとはお目が高いねえ。
これはモウスヤケイって鳥の卵さ」
「じゃあこれを二パックいただくわ。
この辺では珍しいものなの?」
「いいや、そうでもないがなあ、痛みやすいから食べる習慣がないんだろうな。
あんまり売れやしねえからオマケしておくよ」
交渉もなにもしていないのにオマケしてもらえるなんて、まったく美人は得である。卵が手に入ったということは油が欲しくなる。オリーブオイルはあるだろうか。キョロキョロしていると、チカマに袖を引かれたので立ち止まる。
「あんまりよそ見していると人にぶつかるよ?
それに迷子になったら大変だから気を付けて」
「はい…… ごめんなさい……」
こういうときは素直に謝るのが一番だ。なんだかんだ言っても今はミーヤのほうが年下だ。チカマにだってプライドはあるだろう。
「それでミーヤさまは何を探してるの?
一緒に探すから教えて」
「もう! チカマ! 大好き!」
なんというか、かわいくて仕方がなくなり思わず抱きしめてしまった。大きい角に白目が黒目、瞳が緋色でなんとも個性的だけど、中身は至って普通の女の子なのだ。もしかしてこれがギャップ萌えというやつなのかもしれない。秋葉原のお店で散々語られたことの一つだ。
「それじゃ一緒に探しましょ。
オリーブオイルって知ってる?
植物で作った油なんだけど、ジスコにあるのかはわからないの」
「オリーブなら向こうの店にあったから油もあるかも
いってみよ?」
さすが、日々食べ物を探してさまよっていただけのことはある。あっという間に見つけてしまった。こうして無事にオリーブオイル、そしてレモンみたいな酸っぱい果実も手に入れることが出来た。残りは細工屋で聞いてみると言うことでマーケットを後にした。
「おじさま、クリノリンすごくいい出来だったわね。
さすがジスコいちの細工屋だわ!」
「おお、神人様、いらっしゃい。
気に入ってもらえたなら良かったよ。
あれは麻の茎の繊維をエポークという木からとった樹脂で固めたものなんだ。
軽くて柔軟性があるからピッタリだったはずさ」
「そうね、その分お値段がちょっとね……
でもとても良くできていたから気にならないわ、本当にありがとう」
「いやあ、そう言ってもらえるとうれしいねえ。
ところで予定より早いけど昨日のアレ、出来てるぜ。
こんな感じでどうだろな」
道具屋のおじさんはそう言うと完成品を取り出した。レナージュが説明したとおり、金属でできたじょうろに似た器具は思い通りの形で、ぶら下げるためのフックもついている。この場で試してみたかったが、レナージュとのお楽しみのためここは我慢だ。
そのレナージュからは、鍋とフライパンは道具屋に無かったと連絡が来ていたので細工屋で取り扱っているかを確認した。するともちろん取り揃えてるとのことなので、程よい大きさのものを何種類か購入することにした。
「それとね、泡だて器が欲しいんだけどあるかしら?
こうやってシャカシャカ掻き混ぜる調理道具なんだけど」
しかしどうにもピンと来ていない様子だ。ホイップクリームがあったのだからきっと存在しているはずなのに、もしかしたら形状や名前が違うのか、それとも取り扱っている店が違うのかどちらだろう。
「うーん、食材を掻き混ぜる道具ですかねえ?
この大きいスプーンじゃだめなんですかい?
クリーム作るのはみんなこれでやってますぜ」
「そうなの!? 料理スキルがあるならそれでもできるのかなあ。
でもこういう形が混ぜやすいのよねえ」
そう言いながら粘土板へ絵を描いてみる。スキルがあると手が勝手に動くこともあるので、道具にこだわる必要はないのかもしれないが、この辺りの感覚がよくわからない
「形は単純なんで作るのはたやすいですがね?
出来上がりは明日になっちまいますよ。
掻き混ぜられればいいなら、ハンドルを握ると先っぽが回るってやつならありますけどねえ」
手動のハンドミキサー!? 何を基準に物を作っているのかと頭が痛くなってくるが、そこはグッとこらえて実物を見せてもらうことにした。
「これなんですけど、持ち手を握ると先が回る構造でしてね。
ハッキリ言ってこんな大層なもの使わずに、スプーンクルクルでいいですからねえ。
見た時はこれはすげえと思ったんですが、まったく売れませんからさびちまってて……」
「これはこちらで作ったんじゃないんですね。
もともと何に使うつもりだったんでしょ?」
「いやあアタシもわかんねえんです。
王都の商人が錬金の道具と一緒に持ちこんだんで、そっち方面で使うのかもしれねえなあ」
「まあいいわ、これ頂いていくわよ。
それと内側がツルツルしたお鍋があったら欲しいかな。
本当はボウルがいいんだけどあるかしら?」
「ああ、ボウルならありますよ。
木製で構いませんかね?
金属で似た様なのは鍋になっちまいます」
考えた末、木製だとハンドミキサーを当てるっと削れてしまいそうなので、薄手の金属鍋で代用することにした。ミーヤは、ああステンレスって偉大だなあとしみじみ感じていたのだった。
1
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
やっと買ったマイホームの半分だけ異世界に転移してしまった
ぽてゆき
ファンタジー
涼坂直樹は可愛い妻と2人の子供のため、頑張って働いた結果ついにマイホームを手に入れた。
しかし、まさかその半分が異世界に転移してしまうとは……。
リビングの窓を開けて外に飛び出せば、そこはもう魔法やダンジョンが存在するファンタジーな異世界。
現代のごくありふれた4人(+猫1匹)家族と、異世界の住人との交流を描いたハートフルアドベンチャー物語!
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる