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第三章 異変 X 罠 + 新種
25.ダンジョンデート
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九月になり虹子は無事に能技大舎人校へと入学を果たした。そのため平日は講義があって探索への参加が難しい。だが今日は入学後初めてフリーの土曜日、久しぶりに探索にやってきていた。
舎人ダンジョンの中は湿度も気温も低くいつもヒンヤリとしていて心地よい。気温はさほど変わらないはずの東京湾は高い湿気のせいでジメッとしていて快適とは言い難かった。聞く話によれば九十九里もジメジメだそうだ。
東北方面は冬極寒になるところもあるらしいし、足柄以南は夏そうとう暑いと聞く。環境的には恵まれているこの舎人をホームとして活動できるのは、運がいいと言うか恵まれていると言えるかもしれない。
「なあイモウトよ?
めっちゃ暑いんだが何とかならないのか?
まるで風邪で熱でも出してるみたいに頭が蒸れて仕方ねえよ」
『うーん、今ここで言われてもどうもできないよ。
ふさふさなシックスの頭がはげるまでには対策考えとくから今日はそのまま我慢して。
探索記録用のストレージチップがそんなに発熱するとは想定外だったんだよね』
「HMDRって普通そんなに熱持たないよね?
私は快適だけど、シックスの被ってる新型ってのはそんなに違うものなの?」
『セブンの被ってる公認HMDRは法定通りの録画なの。
DLSはそれよりも高画質で録画してるんだよね。
よく使われているストレージだと容量が足りないから大きいのを取り寄せたんだけどさ……
予算の都合で据置端末用しか買えなかったんだよねぇ』
「つまり家で使ってる端末と同じ規格のストレージが冷却装置なしに載っていると……
それってイモウトの部屋にある、ラックに載せてあるやつじゃんか。
まったく無茶しやがるなぁ」
『ダンジョン内の壁面映像データが取れるまでの辛抱だからさ。
似たようなデータが十分集まったらそれを元にテクスチャを作るから。
ま、二十四階層まで行ったら今度はあの青っぽい壁を録画してもらうけど』
「なあ、それって記録用カメラを別に持っていくんじゃダメなのか?
バックパックのストラップなら発熱も我慢できそうだしさ」
『あー、その考えはなかった。
ウチが被るわけじゃないから発熱とかどうでも良かったんだもん。
じゃあ次からはそうしよっかな。
部屋のどこかに半天球カメラがあったはずだし』
どうやら帰宅したら紗由の部屋を掃除しないといけないようだ。早いとこカメラを外付けにしてもらわないと頭に汗疹が出来てしまいそうだ。せめて冷却ファンを付けるとか通気性のいいところへ取り付けるとか、装着者を少しくらい労わる設計にしてもらいたい。
そういや背中のマイクロ発電機も、初期モデルは背中の内側にあって熱くてゴワゴワしていたものだ。今は一番外側についているから発熱が伝わってくることはほぼ無い。なぜかわからないが、最初は人にやさしくない設計にしがちなのは、もしかしてわざとやっているんじゃないかと勘繰ってしまう。
「高科先生に素材多めに集めてと言われたけど、これ以上は難しいな。
後は部屋に転がしてあるやつを整理した方がいいか」
「私も高科ゼミに入ろうかなぁ。
あそこって本来は素材研究のはずだよね?
なんでリクはビーコン打ちなのに高科先生が担当なの?」
「入学直後に連行されたんだけど、親父の知り合いだからだろうなぁ。
でも未到達区域の探索をメインにしてる研究室は学生も多いからさ。
そんなところで派手にドンパチする奴らと組まされるよりは良かったよ」
「そっかぁ、そもそもリクは能技大へ入る必要もなかったんだもんね。
フリーの探索者になるって道もあったわけでしょ?
そっちのはさらに自由でリク向きな気もするけどなぁ」
「あれって実は全然自由じゃないんだよ。
総務省のなんとかって部署に属することになるんだけどさ。
どこのダンジョンに勤務するか決められちゃうし転勤だってある。
勤務時間も決まっててきっちり交代勤務なんだぜ?」
「えー、全然フリーじゃないじゃん。
でも配信見ているとたまにフリーの人いるけど?」
「あれは俺みたいな能技大生だけど行動制限が免除されてる学生だよ。
もしくは叔父さんみたいな講師主体のパーティーだな。
それ以外だと本当のフリー、つまり法定違反の闇配信ってやつになる。
パッと見は区別つかないけど、ダンジョン内で会えば識別信号でてないから一発。
大体は密漁盗掘屋だから、洞窟探索特殊捜査官が取り締まってるってわけさ」
「じゃあもしかしてそいつらが他のパーティー襲うこともある?
こないだの凍結事件とかさ」
「もちろんあるさ、と言うか、ほぼそうだろ。
さすがに公認のパーティーが襲ったら識別信号がどこかに残る。
もしダンジョン内で信号切るような真似したなら、その時点で闇探索者ってことになるしな」
「あ、そっか、私も切っちゃわないように気を付けなきゃダメだね。
切り方なんて知らないけど、うっかりスイッチに触っちゃうなんてことないよね?」
「ないに決まってんだろ? つーかまだ講義始まってないのか?
そもそもHMDRにはスイッチなんて一つもないだろうが。
被ると自動的にON、脱ぐとOFFになるだけさ。
動作中は常にカメラも動いていて映像を記録しているからな」
「そう言う仕組みなら安心ね。
講義はまだ法令について数回と、校内の設備説明くらいしか受けてないよ。
そう言えば十月になったら新しい装備品が支給されるってさ。
HMDRと作業着一式にバックパックや小物類だって言ってたよ」
「そうか、新しいのが支給されるのは嬉しいな。
バックパックは今使ってるのをそのまま貸しといてやるよ。
今更発電機無いと不便でやってられねえだろうし。
そのジャンプスーツは、戻ってきたら俺が太った時用に仕舞っておくかな」
俺はまた余計なことを言ってしまい、ダンジョン内に大きな音を響かせる羽目になった。
舎人ダンジョンの中は湿度も気温も低くいつもヒンヤリとしていて心地よい。気温はさほど変わらないはずの東京湾は高い湿気のせいでジメッとしていて快適とは言い難かった。聞く話によれば九十九里もジメジメだそうだ。
東北方面は冬極寒になるところもあるらしいし、足柄以南は夏そうとう暑いと聞く。環境的には恵まれているこの舎人をホームとして活動できるのは、運がいいと言うか恵まれていると言えるかもしれない。
「なあイモウトよ?
めっちゃ暑いんだが何とかならないのか?
まるで風邪で熱でも出してるみたいに頭が蒸れて仕方ねえよ」
『うーん、今ここで言われてもどうもできないよ。
ふさふさなシックスの頭がはげるまでには対策考えとくから今日はそのまま我慢して。
探索記録用のストレージチップがそんなに発熱するとは想定外だったんだよね』
「HMDRって普通そんなに熱持たないよね?
私は快適だけど、シックスの被ってる新型ってのはそんなに違うものなの?」
『セブンの被ってる公認HMDRは法定通りの録画なの。
DLSはそれよりも高画質で録画してるんだよね。
よく使われているストレージだと容量が足りないから大きいのを取り寄せたんだけどさ……
予算の都合で据置端末用しか買えなかったんだよねぇ』
「つまり家で使ってる端末と同じ規格のストレージが冷却装置なしに載っていると……
それってイモウトの部屋にある、ラックに載せてあるやつじゃんか。
まったく無茶しやがるなぁ」
『ダンジョン内の壁面映像データが取れるまでの辛抱だからさ。
似たようなデータが十分集まったらそれを元にテクスチャを作るから。
ま、二十四階層まで行ったら今度はあの青っぽい壁を録画してもらうけど』
「なあ、それって記録用カメラを別に持っていくんじゃダメなのか?
バックパックのストラップなら発熱も我慢できそうだしさ」
『あー、その考えはなかった。
ウチが被るわけじゃないから発熱とかどうでも良かったんだもん。
じゃあ次からはそうしよっかな。
部屋のどこかに半天球カメラがあったはずだし』
どうやら帰宅したら紗由の部屋を掃除しないといけないようだ。早いとこカメラを外付けにしてもらわないと頭に汗疹が出来てしまいそうだ。せめて冷却ファンを付けるとか通気性のいいところへ取り付けるとか、装着者を少しくらい労わる設計にしてもらいたい。
そういや背中のマイクロ発電機も、初期モデルは背中の内側にあって熱くてゴワゴワしていたものだ。今は一番外側についているから発熱が伝わってくることはほぼ無い。なぜかわからないが、最初は人にやさしくない設計にしがちなのは、もしかしてわざとやっているんじゃないかと勘繰ってしまう。
「高科先生に素材多めに集めてと言われたけど、これ以上は難しいな。
後は部屋に転がしてあるやつを整理した方がいいか」
「私も高科ゼミに入ろうかなぁ。
あそこって本来は素材研究のはずだよね?
なんでリクはビーコン打ちなのに高科先生が担当なの?」
「入学直後に連行されたんだけど、親父の知り合いだからだろうなぁ。
でも未到達区域の探索をメインにしてる研究室は学生も多いからさ。
そんなところで派手にドンパチする奴らと組まされるよりは良かったよ」
「そっかぁ、そもそもリクは能技大へ入る必要もなかったんだもんね。
フリーの探索者になるって道もあったわけでしょ?
そっちのはさらに自由でリク向きな気もするけどなぁ」
「あれって実は全然自由じゃないんだよ。
総務省のなんとかって部署に属することになるんだけどさ。
どこのダンジョンに勤務するか決められちゃうし転勤だってある。
勤務時間も決まっててきっちり交代勤務なんだぜ?」
「えー、全然フリーじゃないじゃん。
でも配信見ているとたまにフリーの人いるけど?」
「あれは俺みたいな能技大生だけど行動制限が免除されてる学生だよ。
もしくは叔父さんみたいな講師主体のパーティーだな。
それ以外だと本当のフリー、つまり法定違反の闇配信ってやつになる。
パッと見は区別つかないけど、ダンジョン内で会えば識別信号でてないから一発。
大体は密漁盗掘屋だから、洞窟探索特殊捜査官が取り締まってるってわけさ」
「じゃあもしかしてそいつらが他のパーティー襲うこともある?
こないだの凍結事件とかさ」
「もちろんあるさ、と言うか、ほぼそうだろ。
さすがに公認のパーティーが襲ったら識別信号がどこかに残る。
もしダンジョン内で信号切るような真似したなら、その時点で闇探索者ってことになるしな」
「あ、そっか、私も切っちゃわないように気を付けなきゃダメだね。
切り方なんて知らないけど、うっかりスイッチに触っちゃうなんてことないよね?」
「ないに決まってんだろ? つーかまだ講義始まってないのか?
そもそもHMDRにはスイッチなんて一つもないだろうが。
被ると自動的にON、脱ぐとOFFになるだけさ。
動作中は常にカメラも動いていて映像を記録しているからな」
「そう言う仕組みなら安心ね。
講義はまだ法令について数回と、校内の設備説明くらいしか受けてないよ。
そう言えば十月になったら新しい装備品が支給されるってさ。
HMDRと作業着一式にバックパックや小物類だって言ってたよ」
「そうか、新しいのが支給されるのは嬉しいな。
バックパックは今使ってるのをそのまま貸しといてやるよ。
今更発電機無いと不便でやってられねえだろうし。
そのジャンプスーツは、戻ってきたら俺が太った時用に仕舞っておくかな」
俺はまた余計なことを言ってしまい、ダンジョン内に大きな音を響かせる羽目になった。
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