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第六章 浮遊霊たちは気づいてしまう
75.空気
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午後になってから四度目のベルが鳴った。正直待ちくたびれていたが、ようやく授業が六限まで終わったようだ。
「千代ちゃん、授業終わったみたいだから校舎へ行ってみようか」
「うん! くるみおねえちゃんでてくるかなぁ」
校舎へ向かうと、校庭側に位置する教室前の廊下に胡桃が出てきていた。どうやら千代の心配は杞憂に終わったようだ。周囲に他の生徒もいるので僕達へ話しかけることは難しいのだろう。控えめに小さく両手を振った胡桃の姿はまるで小さな子供のようで、普段の大人びた口調と態度から大きな差を感じる。
そこへ、制服が違うのでおそらく中等部の生徒だろう、数名が駆け寄ってきた。
「胡桃先輩! 今日も練習ありますよね。後で差し入れ持って見に行きます!」
「もちろんあるわよ、体育館ではもう準備が始まってるはずだわ。差し入れ、いつもありがとう。 今日はなにかしら、期待して待ってるわ」
どうやら胡桃達は中等部に人気のようだ。昨日の差し入れもたまたまではなく、毎日の事なのかもしれない。窓越しの胡桃が指でぐるっとゼスチャーをしている。多分僕達は裏手に回るようにとの合図だろう。
僕と千代は校舎の裏手へ回り渡り廊下へ向かった。校舎裏の体育館の扉は開け放たれいてでいるが自由になっているのがありがたい。体育館の入口から中を覗くと、すでに数人の生徒と胡桃が立ち話をしている。何か打ち合わせをしているようだ。
胡桃の目の前に背の低い生徒がいるが、昨日の先輩ではないようだ。もしかするとあれが部長だろうか。
黒くて長い髪をポニーテールにした姿は特に人目を惹くほどではなく、どちらかと言うと地味な雰囲気である。開いているか閉じているかわからないような眼をしてはいるが、なんとなく優しそうな印象を受けた。マンガ等で例えるなら優等生の生徒会タイプだろうか。
胡桃は肩くらいの髪でパッと見は特徴には乏しいが、ハキハキした物言いと大きな眼鏡の奥にある長く濃いまつげの瞳が絶妙なアンバランス感を持っている。これまたマンガで例えるなら、主人公のすぐそばにいるおせっかい焼きのヒロインタイプかもしれない。
この幽霊物語で残念なのは、僕が主人公になれるような素養がないことだ。例えるなら名前がつくかも怪しいクラスメートその他大勢の中の一人、男子生徒Aと言ったところか。とは言え僕にとっては胡桃こそが主人公でありヒロインである。他の真っ白な世界の住人達は名も無き脇役にしか過ぎない。
そんな風に観察をしているうちに他にも生徒が集まってきた。さっきの生徒はやはり部長だったようで、入ってきた生徒の何人かが部長と呼んだり、おかえりなさいと挨拶をしていた。
女子生徒が大勢集まると騒がしくなるのは、このお嬢様学校でも変わらないようで、それほど広くない体育館に話し声や笑い声が響く。
突然その部長が大きな音を立てて手を一度叩いた。
「さぁ始めましょう、切り替えできるかしら?」
その言葉で体育館内の空気に変化が起きたように感じられる。入口の扉が閉じられ各自が駆け足で移動をはじめた。ふと部長に目をやると先ほどまでとは表情が違い、まるで別人のようだ。キリッと周囲を見つめる眼差しはまるで狩りをする肉食動物のようでもある。
「じゃあ昨日の続きから始めますよ」
昨日の続きと言うけれど、部長は不在だったはずなのにそれでいいのだろうか。胡桃からの報告で把握できているのかもしれないが、きちんとできていたか確認したくならないのかが疑問だ。
それでもそんなことはお構いなしに周囲も準備を始め、トランプの女王が仕切る裁判の次のシーンから練習が再開された。部長が細かく指示を出しながら次々に場面が変わっていく。いつの間にか僕も不思議の国へ迷い込んでしまったかと感じてしまう位にこの空間は部長の独擅場だった。
結局今日も胡桃の出番は無く、部長のすぐそばでメモを取ったり、部長の出した指示の補助に走り回る姿しか見られなかった僕はやや消化不良気味である。
そういえば主役のアリスは部長が演ずることになっていると聞いたが、今日のすべての場面でアリスを演じていたのは別の生徒だった。その生徒の本当の役が何かはわからないが、本番までに自分の分と代理の分を担当するのだとしたらなかなか大変そうだ。
「百目木さん、どうだったかしら?」
「さすがです部長。なんといっても空気が違いますからね」
「そう? ありがとう。私としてはこのまま草野さんにアリスを演じてもらいたいと考えているのだけれどね」
「それは諦めてください。部長が出ないとなったら、他の学校の父母会や教職員が怒鳴り込んできちゃいますから」
「まったく変な条件飲んでしまったわね」
アリス役をやっていた草野さんと言う生徒が話に参加して口を開いた。
「私は本番の舞台に立つなんて無理だからね。最初のシーンで倒れて公演中止になっちゃうんだから」
「まぁ、大げさね」
「裏方には裏方の仕事があるんですー、明日の練習までには全体の改善点をまとめておくわよ」
「いつも助かるわ、ありがとう」
「草野先輩のチェックに涙を流す子がまた一人、二人、いやもっとかもしれません」
「胡桃ちゃんは大げさよ。その表現力があれば本番までには楽々仕上がりそうね」
「そうね、百目木さんは才能あると思うわ。あとはサポートしてくれる人を選ぶ目を養うことね」
「人を見る目、ですか」
「そうよ、いくら部長と言えど一人ではすぐに限界が来てしまうけど、そばに協力してくれる仲間がいればより良い舞台ができるという物よ。私も草野さんももうすぐ卒業だし、二年生をサポート役に付けるのはやりにくいでしょ」
「そうですね、今からしっかりと考えておきます」
その会話がどんなに大切な物かは当事者の部員たちでなければわからないのだろう。現に英介の頭にはまったく入っていかなかった。わかったのは胡桃が部長に認められていることと、どうやら新二年生になってから部長になるようだと言うことくらいか。
「明日からは二人とも舞台へ帰ってもらってビシビシいくわよ。あぁ、愛奈をしごくのは久し振りだか今から楽しみで仕方ないわ」
部長は愛奈と言うらしく、草野という生徒が何やら物騒な事を口にした。
「まあまあ、お手柔らかにお願いしたいものね」
「今日は水分沢山とって、涙をたくさん流せるようにしておきますね」
そんな会話の後三人は笑いあっていた。
しばらくするといつものベルとは違う音が鳴った。確かこれは十八時の放送だ。体育館の中では生徒達がまばらに組を作り台詞合わせをしているところだった。
「では今日はこれまでにします。寮生は速やかに引き上げてね。残りはお掃除やりましょう」
「はーい」
「じゃあ百目木さん、後よろしくね」
「はい、戸締りまで確認してから引き揚げるのでご心配なく!」
どうやら部長も草野さんも寮生のようだ。今日は五人の生徒が残って掃除をしている。その他にいた十五人以上の生徒はすべて寮生ということになる。
片付けをして引き上げる寮生の波とは逆に、中等部の生徒がやってきて残った五人へ差し入れを渡している。なるほど、どうやら全員分ではなく通いの先輩に中等部の生徒が差し入れをする習慣があるようだ。
掃除が終わり他の四人を先に返した胡桃が大きく深呼吸をした。
「はぁ、部長がいると引き締まるわ。なんとなく雰囲気、感じたかしら?」
「はい、一声かけるだけで空気が張り詰めたというのか、急に変わったような気がして、ちょっとびっくりしてしまいました」
「千代はくるみおねえちゃんがおしばいやらないからつまらなかったの。でもありすがおうちへかえれてあんしんしたよ」
「見てる側は退屈だったかもしれないわね。明日からは私も部長も練習に入るから楽しみにしていてね」
「うん! たのしみー」
「今日もうちに来るかしら?」
「百目木さんに迷惑はかかりませんか?朝にはまた絹原へ行くつもりですが、千代ちゃんがどうするかは後で決めます」
「うん…… くるみおねえちゃんといっしょにいたいけどがっこういったあとひとりだから……」
「そうね、授業があるからどうしても退屈で寂しい思いさせてしまうものね。劇の練習は放課後だからのんびり来てくれたら十分よ」
胡桃は今日もまた体育館の戸締りをしてから職員室へ鍵を返しに行った。そして三人で朝日の待つ車へ向かう。千代は胡桃と手を繋ぎ並んで歩き、僕はそのすぐ後ろを歩いて付いて行く。
前を歩く二人を見ながら、僕はほんの少しだけ千代を羨ましいと感じていた。
「千代ちゃん、授業終わったみたいだから校舎へ行ってみようか」
「うん! くるみおねえちゃんでてくるかなぁ」
校舎へ向かうと、校庭側に位置する教室前の廊下に胡桃が出てきていた。どうやら千代の心配は杞憂に終わったようだ。周囲に他の生徒もいるので僕達へ話しかけることは難しいのだろう。控えめに小さく両手を振った胡桃の姿はまるで小さな子供のようで、普段の大人びた口調と態度から大きな差を感じる。
そこへ、制服が違うのでおそらく中等部の生徒だろう、数名が駆け寄ってきた。
「胡桃先輩! 今日も練習ありますよね。後で差し入れ持って見に行きます!」
「もちろんあるわよ、体育館ではもう準備が始まってるはずだわ。差し入れ、いつもありがとう。 今日はなにかしら、期待して待ってるわ」
どうやら胡桃達は中等部に人気のようだ。昨日の差し入れもたまたまではなく、毎日の事なのかもしれない。窓越しの胡桃が指でぐるっとゼスチャーをしている。多分僕達は裏手に回るようにとの合図だろう。
僕と千代は校舎の裏手へ回り渡り廊下へ向かった。校舎裏の体育館の扉は開け放たれいてでいるが自由になっているのがありがたい。体育館の入口から中を覗くと、すでに数人の生徒と胡桃が立ち話をしている。何か打ち合わせをしているようだ。
胡桃の目の前に背の低い生徒がいるが、昨日の先輩ではないようだ。もしかするとあれが部長だろうか。
黒くて長い髪をポニーテールにした姿は特に人目を惹くほどではなく、どちらかと言うと地味な雰囲気である。開いているか閉じているかわからないような眼をしてはいるが、なんとなく優しそうな印象を受けた。マンガ等で例えるなら優等生の生徒会タイプだろうか。
胡桃は肩くらいの髪でパッと見は特徴には乏しいが、ハキハキした物言いと大きな眼鏡の奥にある長く濃いまつげの瞳が絶妙なアンバランス感を持っている。これまたマンガで例えるなら、主人公のすぐそばにいるおせっかい焼きのヒロインタイプかもしれない。
この幽霊物語で残念なのは、僕が主人公になれるような素養がないことだ。例えるなら名前がつくかも怪しいクラスメートその他大勢の中の一人、男子生徒Aと言ったところか。とは言え僕にとっては胡桃こそが主人公でありヒロインである。他の真っ白な世界の住人達は名も無き脇役にしか過ぎない。
そんな風に観察をしているうちに他にも生徒が集まってきた。さっきの生徒はやはり部長だったようで、入ってきた生徒の何人かが部長と呼んだり、おかえりなさいと挨拶をしていた。
女子生徒が大勢集まると騒がしくなるのは、このお嬢様学校でも変わらないようで、それほど広くない体育館に話し声や笑い声が響く。
突然その部長が大きな音を立てて手を一度叩いた。
「さぁ始めましょう、切り替えできるかしら?」
その言葉で体育館内の空気に変化が起きたように感じられる。入口の扉が閉じられ各自が駆け足で移動をはじめた。ふと部長に目をやると先ほどまでとは表情が違い、まるで別人のようだ。キリッと周囲を見つめる眼差しはまるで狩りをする肉食動物のようでもある。
「じゃあ昨日の続きから始めますよ」
昨日の続きと言うけれど、部長は不在だったはずなのにそれでいいのだろうか。胡桃からの報告で把握できているのかもしれないが、きちんとできていたか確認したくならないのかが疑問だ。
それでもそんなことはお構いなしに周囲も準備を始め、トランプの女王が仕切る裁判の次のシーンから練習が再開された。部長が細かく指示を出しながら次々に場面が変わっていく。いつの間にか僕も不思議の国へ迷い込んでしまったかと感じてしまう位にこの空間は部長の独擅場だった。
結局今日も胡桃の出番は無く、部長のすぐそばでメモを取ったり、部長の出した指示の補助に走り回る姿しか見られなかった僕はやや消化不良気味である。
そういえば主役のアリスは部長が演ずることになっていると聞いたが、今日のすべての場面でアリスを演じていたのは別の生徒だった。その生徒の本当の役が何かはわからないが、本番までに自分の分と代理の分を担当するのだとしたらなかなか大変そうだ。
「百目木さん、どうだったかしら?」
「さすがです部長。なんといっても空気が違いますからね」
「そう? ありがとう。私としてはこのまま草野さんにアリスを演じてもらいたいと考えているのだけれどね」
「それは諦めてください。部長が出ないとなったら、他の学校の父母会や教職員が怒鳴り込んできちゃいますから」
「まったく変な条件飲んでしまったわね」
アリス役をやっていた草野さんと言う生徒が話に参加して口を開いた。
「私は本番の舞台に立つなんて無理だからね。最初のシーンで倒れて公演中止になっちゃうんだから」
「まぁ、大げさね」
「裏方には裏方の仕事があるんですー、明日の練習までには全体の改善点をまとめておくわよ」
「いつも助かるわ、ありがとう」
「草野先輩のチェックに涙を流す子がまた一人、二人、いやもっとかもしれません」
「胡桃ちゃんは大げさよ。その表現力があれば本番までには楽々仕上がりそうね」
「そうね、百目木さんは才能あると思うわ。あとはサポートしてくれる人を選ぶ目を養うことね」
「人を見る目、ですか」
「そうよ、いくら部長と言えど一人ではすぐに限界が来てしまうけど、そばに協力してくれる仲間がいればより良い舞台ができるという物よ。私も草野さんももうすぐ卒業だし、二年生をサポート役に付けるのはやりにくいでしょ」
「そうですね、今からしっかりと考えておきます」
その会話がどんなに大切な物かは当事者の部員たちでなければわからないのだろう。現に英介の頭にはまったく入っていかなかった。わかったのは胡桃が部長に認められていることと、どうやら新二年生になってから部長になるようだと言うことくらいか。
「明日からは二人とも舞台へ帰ってもらってビシビシいくわよ。あぁ、愛奈をしごくのは久し振りだか今から楽しみで仕方ないわ」
部長は愛奈と言うらしく、草野という生徒が何やら物騒な事を口にした。
「まあまあ、お手柔らかにお願いしたいものね」
「今日は水分沢山とって、涙をたくさん流せるようにしておきますね」
そんな会話の後三人は笑いあっていた。
しばらくするといつものベルとは違う音が鳴った。確かこれは十八時の放送だ。体育館の中では生徒達がまばらに組を作り台詞合わせをしているところだった。
「では今日はこれまでにします。寮生は速やかに引き上げてね。残りはお掃除やりましょう」
「はーい」
「じゃあ百目木さん、後よろしくね」
「はい、戸締りまで確認してから引き揚げるのでご心配なく!」
どうやら部長も草野さんも寮生のようだ。今日は五人の生徒が残って掃除をしている。その他にいた十五人以上の生徒はすべて寮生ということになる。
片付けをして引き上げる寮生の波とは逆に、中等部の生徒がやってきて残った五人へ差し入れを渡している。なるほど、どうやら全員分ではなく通いの先輩に中等部の生徒が差し入れをする習慣があるようだ。
掃除が終わり他の四人を先に返した胡桃が大きく深呼吸をした。
「はぁ、部長がいると引き締まるわ。なんとなく雰囲気、感じたかしら?」
「はい、一声かけるだけで空気が張り詰めたというのか、急に変わったような気がして、ちょっとびっくりしてしまいました」
「千代はくるみおねえちゃんがおしばいやらないからつまらなかったの。でもありすがおうちへかえれてあんしんしたよ」
「見てる側は退屈だったかもしれないわね。明日からは私も部長も練習に入るから楽しみにしていてね」
「うん! たのしみー」
「今日もうちに来るかしら?」
「百目木さんに迷惑はかかりませんか?朝にはまた絹原へ行くつもりですが、千代ちゃんがどうするかは後で決めます」
「うん…… くるみおねえちゃんといっしょにいたいけどがっこういったあとひとりだから……」
「そうね、授業があるからどうしても退屈で寂しい思いさせてしまうものね。劇の練習は放課後だからのんびり来てくれたら十分よ」
胡桃は今日もまた体育館の戸締りをしてから職員室へ鍵を返しに行った。そして三人で朝日の待つ車へ向かう。千代は胡桃と手を繋ぎ並んで歩き、僕はそのすぐ後ろを歩いて付いて行く。
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