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第二章
61.クラス公認・魔性のビッチ
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志木 龍也です。三条高校から転入してきました。
えぇーと、三条といえば不良という印象があるかと思いますが、俺は特にそういうんじゃないんで気軽に接してください。
慣れない事ばかりで、皆さんを頼りまくるかと思いますがよろしくお願いします」
女子が志木を見てザワッとして「きゃー!イケメーン!」「彼女いるのかな?」「ちょい悪な雰囲気がエロい」とかヒソヒソこそこそ言っている。
うん。うん!!俺の彼氏がカッコ良すぎてエロすぎて、俺、ちょっと涙目。
はぅぅぅぅ♡♡♡
夏休み明けでまだぽややんと長期休暇気分が抜けない俺らの前に、イケメンが降臨した。
ちらっと俺を見て、優しく目が細められてハートが撃ち抜かれた。
トキメキ過ぎてちょっと息が苦しい。
「?なんか、こっちの方みて甘い矢が飛んでこなかったか??」
「うん。ちょっとドキッとしちゃった。でも、なんで?…ハッ!まさか!」
山田とあずきさんがコソコソ話して俺を見ているのが分かる。
駄々洩れでもいい。俺は、同じ制服を着た彼氏にトキメキすぎて顔がゆるっゆるになっている自覚があるけど止められないっ!!
「え…勝とか大丈夫なのかよ」
「全然大丈夫じゃないよ。ひぃぃ篠田君が怖いっ!」
「マジ?ひぃぃいい!2人のオーラがこえぇぇ!!」
「ちょ、志木君も迎え撃ってるよ!逆に笑顔で挑発してる!ピンポイントで!これは、間違いないね」
「あぁ。間違いねぇな…だ、大丈夫かよ」
「小鳥遊くん…?ダメだ。目がハートになってる」
「あーぁ。俺は知らねーぞ」
俺の頭がお花畑になってポーッとしている間、クラスの皆は既に察していたようだ。
雅樹はアルカイックスマイルで圧をかけていて、勝は人を殺すんじゃないかってくらいの表情で眉間に皺をよせ、それを迎え撃つ志木はにっこりと余裕の笑み(一度、雅樹には挑発的な笑顔をしたらしいけど、俺はその笑顔にも見惚れていて気付かなかった)だった。
その日、俺はクラスから「クラス公認・魔性のビッチ」という不名誉なあだ名が付けられたらしい。俺がそれを知るのはもっと後。ビッチは甘んじて受けるが、魔性ってなんだよ。そして、俺のあずかり知らぬ所で俺らを題材にした”薄い本”が飛ぶように売れたという…。何故か雅樹は把握していて、シチュエーションによっては献本されたものを保管していた…問い詰めたら「樹とやってみたいものだから」と宣った。
ていうか、なんで雅樹に献本?!雅樹って何者?何者なの?
俺の彼氏は魔王じゃないかと思う今日この頃。
「樹ちゃん!これでクラスメイトだな」
「おう!志木、ブレザータイプの制服似合うなぁ!」
「そう?惚れ直した?」
「うっ…ぅん」
休み時間に志木が俺の席まで来た。どうしよう。マジでカッコいい♡
志木が破顔してこれまたハートを撃ち抜かれて真っ赤になる。
どうしよう。トキメキすぎてしんぢゃう。
「ちょっと。樹?俺らの事忘れてない?」
何故か俺は雅樹の膝の上に座らされている。というか、拘束されている?
「忘れてないよ!なんか、志木がここにいるのが新鮮で…」
「それは分かるけど、あんまり志木ばっか見てるとさすがに俺らも拗ねるよ?」
「ふがっ」
鼻をきゅっとつままれた。しかも、ちょっと痛い。あ。怒ってる。
「ご、ごごごごめん」
「まぁ、いいけどさ」
はぁ、とため息を付いた雅樹にぎゅうとハグされる。
うん。雅樹の匂いは今日もいい匂いだ。クンクンと雅樹の腕の中で匂いを堪能する。
雅樹がふふっと笑って旋毛にキスを落とした。
「樹ってば魔性ビッチの手腕を遺憾なく発揮してんな」
山田の失礼な言葉が聞こえてきた。
「なんだよ!魔性ビッチの手腕って!」
「そういうやつだよ!なんで男の腕の中で他の男にデレデレしてんだよ!でもって拗ねた男の自尊心を満たすような行動取りやがって!」
「どういう意味だよ!バカ山田!意味わかんねーし!」
「樹のコレは天然ものだからねぇ…」
「あぁ。だなぁ。俺は天然の恐ろしさを樹で思い知ったわ」
「分かる」
「お前らも何いってんだよ?!」
バカ勝め!
「でも、山田の言うとおりだぜ?バカ樹」
勝にデコピンされた。
「ふふっ。今日も小鳥遊くんの周りはぴんく一色だね!」
「あ、あずきさん…」
あずきさんのツッコミに絶句した。
「あはは。すごいね、樹ちゃん。クラス公認なの?」
「へぁ?公認て?」
「篠田とか、さ」
「えぇぇぇ?」
「志木くん、そうなの。もうね、この3人は”そーいうこと”っていう暗黙の了解というか?いっつもイチャイチャしてるんだもの」
「あ、あずきさんんんん…」
い、いちゃいちゃって…え?みんなそう思って見てたの???
「すげぇな!このクラス!!あ、これからはその中に俺も入れてね?4人ってことで」
「う、うん…それは、もう。挨拶の時でみんな分かったと思う」
えっ!それは、ど、どどどどどーいう事でせうか……。
「はーっ。っていうか、雅樹たちにも志木公認かよ。マジで魔性クソビッチだな!」
「うるせぇ!クソチビ山田!」
「チビなお前に言われたかねーわ!」
「つか志木、三条からうちってすげーな?相当勉強したんじゃね?」
「あぁ。かなり本気で頑張ったわ。人生であんなに頑張った時期はねーな。山田っていうのか?よろしくな」
「おう!こちらこそよろしく」
「それにしても、本当にこのクラスすげぇな?樹ちゃんがすげぇのか、このクラスの寛容度がすげぇのか…」
俺と雅樹を見ながら感嘆したように志木が言った。
「おう。多分、俺らおかしーんだわ。麻痺しちゃってるっつーか。
これが日常茶飯事になると、こいつらはこんなもんってなったっていうか…」
「小鳥遊くんの雰囲気がなんとなくそうさせちゃうのかも?
篠田くんたちの存在もそれを後押ししているというか…なんか、別の世界の住人みたいに感じちゃって」
あ、あああああずきさーーーん?!
くふふ。と頬を染めて可愛らしく笑ってるけど、とんでもねぇこと口走ってるよ?!
確かに———改めて己の状況を冷静に見つめる。
休み時間ごとに代わるがわる膝に抱かれる俺・抱く雅樹と勝。
ちゅっちゅちゅっちゅ頭とか首筋にキスされる俺・する雅樹と勝。
ハグされる俺・するまさきと…以下略
あ。おかしーわ。これ。
「よくよく考えたら、この堂々たる振る舞いおかしくね?!」
「今かよ」
「うるせぇ山田」
「樹は俺らの愛を受け取って、後はなにも考えなくていいの」
「そうだぜ。これが俺らの普通だから」
「そ、そういうもんか?」
「「そうだ」」
「そ、そっか…?」
洗脳完了とか樹まじチョローーー!雅樹と勝こえーーー!と山田が言って、勝が山田にチョップしている。想像以上に重かったらしく、頭を抱えている。バカめ。
「ふぅーん。なるほど?これはこれは…俺にとってはかなりありがたいシチュエーションだな」
「そうだろ?お前は俺らに感謝しろよ」
「あぁ。これは素直にマジで感謝するわ。篠田さんきゅー」
「軽っ!!」
「いやマジで思ってるって。普通ありえねぇもん。お前ら本当にすげぇわ」
雅樹と勝が満更でもないって顔している。機嫌が直って良かったよかった。
えぇーと、三条といえば不良という印象があるかと思いますが、俺は特にそういうんじゃないんで気軽に接してください。
慣れない事ばかりで、皆さんを頼りまくるかと思いますがよろしくお願いします」
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はぅぅぅぅ♡♡♡
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ちらっと俺を見て、優しく目が細められてハートが撃ち抜かれた。
トキメキ過ぎてちょっと息が苦しい。
「?なんか、こっちの方みて甘い矢が飛んでこなかったか??」
「うん。ちょっとドキッとしちゃった。でも、なんで?…ハッ!まさか!」
山田とあずきさんがコソコソ話して俺を見ているのが分かる。
駄々洩れでもいい。俺は、同じ制服を着た彼氏にトキメキすぎて顔がゆるっゆるになっている自覚があるけど止められないっ!!
「え…勝とか大丈夫なのかよ」
「全然大丈夫じゃないよ。ひぃぃ篠田君が怖いっ!」
「マジ?ひぃぃいい!2人のオーラがこえぇぇ!!」
「ちょ、志木君も迎え撃ってるよ!逆に笑顔で挑発してる!ピンポイントで!これは、間違いないね」
「あぁ。間違いねぇな…だ、大丈夫かよ」
「小鳥遊くん…?ダメだ。目がハートになってる」
「あーぁ。俺は知らねーぞ」
俺の頭がお花畑になってポーッとしている間、クラスの皆は既に察していたようだ。
雅樹はアルカイックスマイルで圧をかけていて、勝は人を殺すんじゃないかってくらいの表情で眉間に皺をよせ、それを迎え撃つ志木はにっこりと余裕の笑み(一度、雅樹には挑発的な笑顔をしたらしいけど、俺はその笑顔にも見惚れていて気付かなかった)だった。
その日、俺はクラスから「クラス公認・魔性のビッチ」という不名誉なあだ名が付けられたらしい。俺がそれを知るのはもっと後。ビッチは甘んじて受けるが、魔性ってなんだよ。そして、俺のあずかり知らぬ所で俺らを題材にした”薄い本”が飛ぶように売れたという…。何故か雅樹は把握していて、シチュエーションによっては献本されたものを保管していた…問い詰めたら「樹とやってみたいものだから」と宣った。
ていうか、なんで雅樹に献本?!雅樹って何者?何者なの?
俺の彼氏は魔王じゃないかと思う今日この頃。
「樹ちゃん!これでクラスメイトだな」
「おう!志木、ブレザータイプの制服似合うなぁ!」
「そう?惚れ直した?」
「うっ…ぅん」
休み時間に志木が俺の席まで来た。どうしよう。マジでカッコいい♡
志木が破顔してこれまたハートを撃ち抜かれて真っ赤になる。
どうしよう。トキメキすぎてしんぢゃう。
「ちょっと。樹?俺らの事忘れてない?」
何故か俺は雅樹の膝の上に座らされている。というか、拘束されている?
「忘れてないよ!なんか、志木がここにいるのが新鮮で…」
「それは分かるけど、あんまり志木ばっか見てるとさすがに俺らも拗ねるよ?」
「ふがっ」
鼻をきゅっとつままれた。しかも、ちょっと痛い。あ。怒ってる。
「ご、ごごごごめん」
「まぁ、いいけどさ」
はぁ、とため息を付いた雅樹にぎゅうとハグされる。
うん。雅樹の匂いは今日もいい匂いだ。クンクンと雅樹の腕の中で匂いを堪能する。
雅樹がふふっと笑って旋毛にキスを落とした。
「樹ってば魔性ビッチの手腕を遺憾なく発揮してんな」
山田の失礼な言葉が聞こえてきた。
「なんだよ!魔性ビッチの手腕って!」
「そういうやつだよ!なんで男の腕の中で他の男にデレデレしてんだよ!でもって拗ねた男の自尊心を満たすような行動取りやがって!」
「どういう意味だよ!バカ山田!意味わかんねーし!」
「樹のコレは天然ものだからねぇ…」
「あぁ。だなぁ。俺は天然の恐ろしさを樹で思い知ったわ」
「分かる」
「お前らも何いってんだよ?!」
バカ勝め!
「でも、山田の言うとおりだぜ?バカ樹」
勝にデコピンされた。
「ふふっ。今日も小鳥遊くんの周りはぴんく一色だね!」
「あ、あずきさん…」
あずきさんのツッコミに絶句した。
「あはは。すごいね、樹ちゃん。クラス公認なの?」
「へぁ?公認て?」
「篠田とか、さ」
「えぇぇぇ?」
「志木くん、そうなの。もうね、この3人は”そーいうこと”っていう暗黙の了解というか?いっつもイチャイチャしてるんだもの」
「あ、あずきさんんんん…」
い、いちゃいちゃって…え?みんなそう思って見てたの???
「すげぇな!このクラス!!あ、これからはその中に俺も入れてね?4人ってことで」
「う、うん…それは、もう。挨拶の時でみんな分かったと思う」
えっ!それは、ど、どどどどどーいう事でせうか……。
「はーっ。っていうか、雅樹たちにも志木公認かよ。マジで魔性クソビッチだな!」
「うるせぇ!クソチビ山田!」
「チビなお前に言われたかねーわ!」
「つか志木、三条からうちってすげーな?相当勉強したんじゃね?」
「あぁ。かなり本気で頑張ったわ。人生であんなに頑張った時期はねーな。山田っていうのか?よろしくな」
「おう!こちらこそよろしく」
「それにしても、本当にこのクラスすげぇな?樹ちゃんがすげぇのか、このクラスの寛容度がすげぇのか…」
俺と雅樹を見ながら感嘆したように志木が言った。
「おう。多分、俺らおかしーんだわ。麻痺しちゃってるっつーか。
これが日常茶飯事になると、こいつらはこんなもんってなったっていうか…」
「小鳥遊くんの雰囲気がなんとなくそうさせちゃうのかも?
篠田くんたちの存在もそれを後押ししているというか…なんか、別の世界の住人みたいに感じちゃって」
あ、あああああずきさーーーん?!
くふふ。と頬を染めて可愛らしく笑ってるけど、とんでもねぇこと口走ってるよ?!
確かに———改めて己の状況を冷静に見つめる。
休み時間ごとに代わるがわる膝に抱かれる俺・抱く雅樹と勝。
ちゅっちゅちゅっちゅ頭とか首筋にキスされる俺・する雅樹と勝。
ハグされる俺・するまさきと…以下略
あ。おかしーわ。これ。
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「そうだぜ。これが俺らの普通だから」
「そ、そういうもんか?」
「「そうだ」」
「そ、そっか…?」
洗脳完了とか樹まじチョローーー!雅樹と勝こえーーー!と山田が言って、勝が山田にチョップしている。想像以上に重かったらしく、頭を抱えている。バカめ。
「ふぅーん。なるほど?これはこれは…俺にとってはかなりありがたいシチュエーションだな」
「そうだろ?お前は俺らに感謝しろよ」
「あぁ。これは素直にマジで感謝するわ。篠田さんきゅー」
「軽っ!!」
「いやマジで思ってるって。普通ありえねぇもん。お前ら本当にすげぇわ」
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