樹くんの甘い受難の日々

生梅

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第一章

15.射精に可愛いもクソもあるか!

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「腰が痛い…ケツが壊れた」
「樹、大丈夫?」
「無理。ケツ爆発した」

目が覚めたら、体とか全部綺麗になっていた。
2人が色々してくれたみたいだ。
…当然だ。俺のケツは爆発したんだ。

「樹、お薬塗ろう」
「はへ?」
「ちゃんと用意してあるから。ほら、お尻出して」
「いや!いい!いいから!自分でやる!」
「だーめ。ほら、お尻だして?」
「うぅぅぅ…」

半泣きで雅紀に向かってケツを突き出した。
屈辱だ…。

「んっ…」

軟膏をたっぷりつけた指で優しく肛門に触れた。
縁をぬるぬる撫でる。
数時間前の痴態を思い出してしまう。

「中もしっかり塗らなきゃね。あぁ…赤くなってる」
「んっ。あっ」
「ここに俺のちんこが奥まで入ったんだよ?
樹の中をいっぱい擦って、奥にいっぱいキスして…樹の中がちんこをきゅうきゅう締め付けてさ。めちゃくちゃ気持ちよかった」
「いわ…ないで。恥ずかし…あん!」
「しっかり塗らなきゃ。ほら、足広げて?」

ちんこが段々硬くなってきたのが分かった。
腰から背中にかけて快感が走る。

「やっ…えっちく塗らないでぇ」
「ん?俺は薬を塗ってるだけだよ?
ふふ、樹のおちんちん勃っちゃったね。
お尻気持ちい?」
「気持ちよくな…あぁん」
「樹、顔が蕩けてるぜ。可愛い。
キスしよーぜ」
「ん…勝…まっ…ちゅっちゅる…ふぁ」
「ここ好きでしょ?」
「ひゃん!あぁ…待って!そこやら!」

トントン…

「やら…やらぁ…また気持ちよくなっちゃうぅ…
あん!あぁん」

腰がいやらしくくねって、刺激を強請ってしまう。

「樹、腰がやらしく動いて指出し入れしてる。
…増やしてあげる」
「ひぃん…あっあっ…やっ…あぁぁ」
「柔らかくなってるから、簡単に3本飲み込んじゃった。きゅうきゅう締め付けてくる…
樹のお尻はもう女の子の性器だね?」
「ちが…」
「顔が蕩けて口がだらしなくあいてよだれ垂れてんぞ。あんまそそる顔すんなよ。
またしたくなるだろ?」
「そん…な…こと言われて…も…あん!」

お尻の皮膚にチクッと刺激が走って、
そこを見ると雅紀がきつく吸い上げてた。

「ん。よし。樹の白くて綺麗なお尻にキスマークついた」

満足げに俺の尻を見て笑ってる。
その顔を見たらまたキュンとしてしまった。俺は頭がおかしくなったんだろうか。
なんというか、雅紀の所有印みたく感じてしまったんだ…
やっぱり、頭沸いてるかもしれん。

「もう少し薬足そうか」

そう言いながら更に軟膏を足して、
指を出し入れして少しずつ激しくしていく。

「あっあっあっ…や…また…」
「気持ちい?ちんこからえっちなお汁が垂れてるよ?」
「樹、もっとキスしようぜ」

勝に噛み付くようにキスをされて、
気持ち良すぎて何も考えられなくなる。

「はっ…じゅる…ちゅぱ…あー樹を犯してぇ」
「んっ…ちゅく…あっ…じゅるじゅる…」
「樹、犯されたいのか?顔がトロトロになってんぞ。犯したいって言われて嬉しいのか?」
「そんなこと…ない…もん。はぁ…ちゅぱ…もっと…ちゅーしたい…気持ち良い…」
「樹、今度は俺としよーな?じゅるっ…ちゅ。
いっぱい犯してやるから」
「あぁん!」
「雅紀、樹が凶悪だ。俺はいま、試されてるんだろうか…こんな蕩けた顔ヤベーだろ」
「うん…俺らはいま、試されてんだ。精神修行だ…堪えろ。樹をもっともっと開発してくぞ」
「おう。俺らなしではダメなやらしい体にしてやる」

2人が不穏な事を話しているけど、
もうそれすら俺には想像を掻き立てられて、めちゃくちゃな快感に変換される。
俺、早まったかもしれん…もう戻れないかも。
でも、仄かに嬉しい気持ちが沸く。

乳首も愛撫されて、どろどろなキスで攻められて、ちんこも扱かれるわケツの前立腺もたくさん擦られるわで最後は頭が真っ白になって、俺はまた意識をふつりと手放した。


「喉が…痛い」
「樹、目ぇ覚めた?」
「めちゃくちゃ啼いてたからなぁ。声枯れちまったなー。」
「薬を塗ってもらうだけだったのに…何故…解せぬ」
「樹がエロいから?」
「樹がエロいからだな」
「俺のせいかよ」
「「うん」」
「喉にいいハーブティー淹れるよ。母さんがよく飲んでて、効くらしい」
「もらう…」

起きたら俺の声はカッスカスになってた。
確かにめちゃくちゃ喘いでた気がする。。
うぅ…恥ずかしい。

「はい。おまたせ」
「ありがと…ん?なんだよ。カップくれよ」

俺に渡そうとしたカップを目の前でひょいと取り上げた雅紀を見上げると、それはそれは綺麗な笑顔をしていた。
俺の背筋にヒヤリとしたものが走る。
こんな笑顔の時はろくでもない事をたくらんでいるからだ。

「熱いし、樹だるそうだから飲ませてあげる」
「ふぁ?」

ふーふーと息をふきかけながら、雅紀がお茶を口に流し込んだ。

「はっ?えっ?えっ??」

良い笑顔の雅紀の顔が近付いてきたかと思ったら、キスをされて俺の口にお茶が流し込まれてきた。

「んっ…」

ほどよい温度のほのかに甘いお茶が口の中にゆっくりと流し込まれて反射的に飲んだ。
乾いた喉を優しく通り抜けていく。

「ちゅっ…どう?おいし?」
「な…な…なにを」
「口うつし?もっかい飲もうか」
「ふぇ?!」

またお茶を流し込まれて、こくこくと飲下すと雅紀の舌が優しく絡んできた。
気持ち良くてうっとりする。

「ちゅぱっ。雛鳥みたい。可愛い」
「俺も!俺もやりたい!」

勝も楽しそうに参戦してきた。

「じゅる…ちゅぷ…んっ…あっ…」
「樹…樹…すげぇ可愛い。キスすげぇ気持ちいいな?」
「ん。気持ち…ちゅぱ…じゅるじゅる」
「ふふ。樹、ちんこ勃ってきたよ?」

雅紀にちんこをつんつんされて我に返った。

「ハッ!危ねえ!また脳みそバカになるとこだった!!」
「「チッ!」」
「てか、お前ら性欲すげぇな?」
「10代男子の溢れる性欲を舐めんな」
「しかも、全裸のエロ可愛い樹が目の前にいたら滾りまくるに決まってる」
「な、なんかこえぇよ…」
「樹、セックスどうだった?気持ちよかった?」

雅紀に聞かれて顔がボンッと赤くなるのが分かった。

「あうあう…」
「俺はめちゃくちゃ気持ちよかったよ?そんで、もっともっと樹を気持ちよくしたいと思った」
「はうぅ…」
「俺はまだ樹の中に入ってないから、楽しみにしてろよ!俺はすげぇ楽しみだ!」
「うぐぅ」

ニコニコして俺を見ている2人の顔が真っ直ぐ見れなくて熱い顔を俯いて隠した。

「恥ずかしいの?」

くいっと顎を持ち上げられて強制的に向かされる。鬼だ!!!

「顔真っ赤で、目がうるうるしてて可愛い」

にっこり笑った雅紀にちゅっと軽くキスされた。
恥ずかしくて目が合わせられなくてうろうろさせる。
後ろから勝がぎゅっと抱きしめてきて、耳の裏にキスをして耳元で囁いた。

「お前マジで可愛いな。ほんと好き…」
「な、なぁ…あのさ…」
「うん?」
「せ、せ、せっくすさ、勝としたら終わり…」
「「それはない」」
「や、やっぱり?」
「当たり前でしょ。これからが本番だよ?」
「うぅぅぅぅ…」
「まだお尻だけでイけないでしょ?あと、乳首だけでもイくようにしなきゃだし、ドライも…そうそう、潮も噴かせないと」
「ひぃぃぃい…」

な、なんかエロマンガとかで書かれてるような内容が当たり前のように羅列されてるんだが。

「俺、あれ興味あるんだよねー。ぷじー?ってやつ?」

バカ勝が恐ろしい事を言い放った。

「あぁ。あれね。俺も興味ある。樹のちんこに似合う可愛いヘッドのやつを挿してあげたい」

雅紀もノって話を更に膨らませた。
やめてくれ!!

「いや!いやだ!!それは絶対にいやだ!!怖い!ちんこ壊れる!もげる!!」
「うーん…ある意味こわれちゃうかもね?」
「こっわ!」
「射精がとろとろとろ…ってなるみたいだよ?うん。想像したらめちゃくちゃ可愛い」
「いや、意味分かんねぇから!射精に可愛いもクソもあるかよ!」
「樹の場合は可愛い。自信持って断言できる!」
「そこで自信持たないで?」

なんか、最初の想定からどんどん離れていくんだが?!ケツどころかちんこも爆発してしまう!
それだけは絶対に阻止だ!
断固阻止!

俺はグッと拳を固めて心に固く誓った。
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