樹くんの甘い受難の日々

生梅

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第一章

10.俺らなしではイけない体にすればいい

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「やっ!あっ!あっあっあっ!!」



喘ぎ声が止まらない。

勝の体にもたれかかって、腰の下にはクッションを置いて

雅樹に股間をさらけ出している状態だ。

雅樹が俺のちんこをフェラしながら、ぬっくぬっく指をケツに出し入れしている。

時々、なんか違和感のある場所をぐにぐに押したりさすったりしている。



「すごいよ。指の根元までずっぽり入ってるよ。

三本も♡」

「い、いわないでぇ」

「だってさー、こんな刺激的な絵面言わずにおれないよ。

はぁ。マジたまんない。ぐぁぁぁあ!突っ込みてぇぇええ!!」

「雅樹、雅樹、キャラが崩壊してんぞ」

「だってよ、勝。マジでやべぇ光景なんだって。

俺こんなに興奮したの初めてかも…」

「そんなに?」

「うん。エロい。エロ過ぎる。

でもって樹が可愛い。可愛すぎる

…胸が苦しい」



俺はもう、脳みそがどろっどろに蕩けてて気持ちいい以外なにも考えられない。









勝に弄られまくった乳首はぽってりと赤く腫れあがり卑猥な見た目だ。



「多分、後で痛くなるんだろうなとは思うけど、

目の前にあると可愛がりたくなるんだよなぁ」



言いながら勝が乳首をきゅっと抓ると、

樹の体がはねて口から甘い矯声が出る。



「樹って、ちょっと痛いのも好きなんかな。

いい反応するんだよな」

「するねー。軽くいじめると甘い声出るよな」

「雅紀よ…俺は樹が可愛くてマジつらい」

「俺も。脳みそとろっとろに蕩けて素直にすがってくると可愛すぎて胸が苦しくなる」



「まさるぅ…ちゅーしたいぃ」

「ん?ちゅーしたいの?」



樹はキスがかなり好きで、快楽に蕩けると

更にキスをねだってくる。

口元からこぼれ落ちる唾液に気付かないほど

キスに夢中になる。



「ましゃるぅ…しゅき…しゅき…らいしゅきぃ」



本人はまったく覚えてないようだが、

キスをしている相手の名前を連呼しながら好き好き大好きと連呼しまくる。

舌足らずなうえ、キスに夢中になっている樹を目の当たりにすると理性は崩壊寸前である。



「ここもけっこうほぐれてきたし、樹もここで快楽を拾い始めたし、もう少しでいけると思うんだよね~」

「マジか!お預けももうすぐで終わりかな…」



雅樹が樹の菊門に指をぐっぽぐっぽ出し入れしながら言いうと勝が喜色満面で言った。



「ましゃるぅ…もっとぉ」

「おうおう。もっとキスしようなぁ」



じゅるじゅるちゅぱちゅぱ音を立てつつ、

唾液を交換する。



「きもち…しゅっごいきもちいぃ。

ましゃるしゅき…んっんっ」

「俺も。樹が大好きだよ~」

「俺もチューしてぇぇえ!樹のココの光景も最高だけど、

好きすき言いながらキスしてぇわ」

「やっべ。もう無理。俺、出すわ」



勝が堪えられずに己の剛直を扱き出すと、雅樹も「俺も…」と言って自分で扱き出した。

ぐちゃぐちゃにキスをしながら扱くと興奮してすぐ達しそうになる。

雅樹は雅樹で樹のモノをべろんべろんに舐めまわしながら扱く。



「はっ…やっべ。もうイきそ」

「俺も…はぁ…はっ」



男2人の荒い息遣いと、樹の喘ぎ声が部屋中を満たした。



「樹…お前にぶっかけてい?」

「ん…かけて…あっあんっあああ!やっ…イっちゃうぅぅ!」

「俺も樹にかけるね?」

「やぁ!イく!イっちゃうのぉ!あぁぁぁあああ!」

「はっ…!」

「ふぅっ…!」



樹が達してすぐに、勝は力強く扱いて樹の胸に精液を思い切りかけ、雅樹は性器と肛門にかけた。



「はぁはぁ…やっべ。すげ気持ちいい」

「うん…俺も…はぁ…」

「てか、すげぇエロい光景だな」



2人の精液に汚された樹の姿を見てどちらともなくごくりと喉が鳴った。

ぐったりと放心して虚ろな目をしているのがまたそそる。



「あんまりしちゃダメだって分かってるけど、樹の中に思いっきり出したいんだよな。樹がOKしてくれたらぜってー出す」

「俺もー。樹の中に思いっきりマーキングしてぇ」

「お前ってさ…マーキング癖あるよな。樹の体にがっつり付けてんもんな。

すげぇ意外だった」

「あー…確かに。言われてみたら女の子にはそんな気持ちになった事ないんだよなぁ。樹限定っぽい。

自分のことながら意外…」

「ふぅーん」



勝が意味ありげにニヤリと笑った。



「でも、抜け駆けはダメだぜ?」

「それはこっちのセリフ。お前もな」

「おうよ」

「あとは、樹次第だなー」

「俺らなしではイけない体にすればいんじゃね?」

「お前、ちょっとこえぇな。でも賛成」

「樹には悪いけど、今さら女の子には渡せないなぁ…」

「同感」

「さて。樹を綺麗にしてあげよっか」

「おう」





完全に意識を飛ばしていた俺は、

そんな会話がなされていたなんて全然気付かなかった。

そして、正気に戻った俺は記憶にある己の痴態を思い出して羞恥に身悶えた。
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