【完結】夏色の玻璃

 大学一年生の日野紫(ひのゆかり)は夏が苦手だった。
 夜空に咲いた大輪の花。優しい二人の笑顔。
 美しいはずの夏色の記憶が、紫を暗い暗い過去に縛りつける。
 だが、ミステリアスな麗人——久我響(くがひびき)との出会いにより、紫の運命は大きく変化することに。

 八月一日。
 紫にとって儚く、けれど、特別な夏が始まった——。

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※2018年完結作品
※エブリスタ小説大賞2020「スターツ出版文庫大賞」優秀作品
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