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side ヤンデレキャスト

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玄関とびらが開いて目に飛び込んできたのはのはふわふわの黒髪でぱっちり猫目で泣きぼくろのある俺よりも背の低い可愛らしい男の子だった



『こんにちは、今日はよろしくお願いします』
「よろしくお願いします!どうぞ入ってください」
俺から声をかけると礼儀正しくぺこりとお辞儀をしてくれて中にいれてくれた
『お邪魔します、では早速ですがまずは準備をさせていただきたいのと説明もありますのでご案内お願いします』
この子のことをじっくりと眺めて観察していたいがそれでは時間もなくなってしまう為早速案内をしてもらう
寝室やトイレ、キッチンの位置を把握しなんとなくのシナリオを固めていく
案内されたソファに座りもう一度全身を見てみるとオーバーサイズのパーカーとスキニーを合わせていてどこか小動物みたいな印象を受けた

『ではひとまず説明を致します。当店ではーーー
こちらで説明は終了ですが何か他に質問や不明な点はございますか?』
確認メールでも送られているが客の中には読んでいなくて後々トラブルになることもあるのでマニュアル通りにつらつらと説明をしていく
時々相槌をうちながら聞いてくれていたが質問と不明な点を聞くと不安そうに見上げられた
何かあるのか?と首を傾げると恐る恐るといった様子で尋ねてくる
「あの、予約画面では問題ないとは言われたんですけど。佐野さんは男相手にその、レンタルされるのは嫌ではないですか?」
だんだんと俯いていきながら膝に置いている手がギュッと握られているのを見て庇護欲を掻き立てられた

顔を見たくてそっと頬に両手を触れるとピクッと動いた体
下から覗き込むように見上げると降りていた瞼がゆっくりと開いて目があった
『嫌ではないですよ』
あからさまに力が抜けてホッとしていたのが可愛くてふふっと声をだして笑ってしまった
恥ずかしそうなのが余計可愛らしさを際立たせる
『ただ男性からのレンタルは初めて担当するので相澤さんに満足してもらえるように頑張りますね!』
キョトンとした表情が小動物みたい
この顔かわいいなぁ
それからこれ以上はなんかまずい気がして名残惜しいが手を離した


それからは準備があるからと早々に逃げキッチンで持ってきたオムライスを温める
温めている間に皿も用意して他の道具も出していく
寝室にも使いそうな道具をそれとなく隠してまたキッチンへと戻る
この料理のオプションで喜ばれるのは、ヤンデレ特有の相手に自分で満たしてもらいたいが故に食べ物に体液を加えるというものである
唾液などもあったりするがそれっぽいのは血液。
分かりやすく手首辺りに包帯を巻いて血液に見立てた液体を垂らしたら仕込み完了
別添えにしてある少し液体っぽい店特製ケチャップをかけたらヤンデレ風オムライスの出来上がりだ
準備が出来たので呼びに行く

『それじゃあ今から開始しようと思います、俺の場合途中で口調とか変わるからびっくりしちゃうかもだけど時間内で本当に嫌だったらその時点で辞めるから言ってね?』
女の子には定評のある演技だけどね?
「わかりました」
『コンセプトは幼馴染で恋人の2人。呼び名は…そうだね。玲央って呼んで?ちゃんとなりきらないないと、どうなるかな?じゃあはじめよっか?』


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