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研究14 進化の時

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 (ゴブリンサイド)

 私たちはかなり遠くから、彼らの戦いを見守っていた。

 そのせいもあるだろう、結果だけ言おう。
 干渉し損ねた。

 ゴブゴブ(やっちゃいましたね、どうしましょう。)
 ゴブ(どうしようもない)
 ゴブゴブ(とりあえずこれからのことを考えよう)

 本来だったら、私たちは、戦闘が終わると同時に攻撃をして、狂戦士の剣と奴らの荷物を丸ごと強奪する予定だった、完全なる失敗だった。

 どちらかが倒れて、もう片方も消耗している状態だったら楽に勝てたのだが。
 しかしデメリットだけではない、メリットもあった。

 冒険者と狂戦士との闘いによって、狂戦士は死亡した。

 奴の死亡に伴って、奴を引き付けたゴブリンにもある程度の経験値の取得が発生したのだ。
 その行動による取得した経験値によってとうとうレベルが100になった。

 魔物はレベルが100を超えると種族的な進化をすることができるようになる。

 様々な苦労の末、種族的な進化を迎えたのである。

 ゴブ(おお、進化っすか)
 ゴブゴブ(おめでとう、それじゃあ早速やって見せて)

 ゴブリンたちも進化を迎えたゴブリンを祝福した。

 そして迎える進化の時

 ゴブ!(進化)

 ゴブリンが進化を望むと同時に、種族としての形が変わっていく。

 ゴブリン⇒ホブゴブリン

 ゴブリンからホブゴブリンへの進化を果たした、何か特別なことをするとこの通常進化以外の進化もあるようだが、今回は全員がホブゴブリンへと進化した。

 体つきが若干よくなって、身長も伸び、武器も変わった。

 武器の種類はそれまでの経験や、そのゴブリンの望みが反映される。

 どうやらこん棒が強化されて、より太く頑丈になったようだ。

 ゴブゴブ(打撃こそが最高の攻撃、すべての冒険者を叩き殺す)

 ・・・ちょっと危険なことを言っているようだが、魔物としては素晴らしいの一言だろう。

 そして、進化を終えた時に、よくわからない声が聞こえてきた。

 ≪ゴブリンの進化を確認いたしました。
・・・第4階層全体の能力が一定量を突破したしました、そして複数の条件を達成したため、今後は第5階層に侵攻することが可能になりました。≫

 ≪ダンジョンマスターからのお言葉を受信いたしました。≫

 ダンジョンマスターか、今まであったことがないがどのような人物なのだろうか。
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