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第一章

いよいよ本番

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そうして、みんなが落ちつきしばらくするとミリの番になり……、次にフェミ姉も入っていき、いよいよ私の番になった……。

呼ばれて部屋に入るととても静かで、やや暗室に近い感じ、そのせいか胸の鼓動がとてもうるさく響く。

部屋の奥から人……?、ではなくシルフ族??の方がいて

「こんにちは、私はここの説明をしてますユミル中佐です

まず、はじめに番号言うので覚えておいて下さいね~
あなたは13の83番です、一応番号札どうぞ、それからお名前をお願いします」

「はい、シャーリンドリアです」

すると中佐は奥の機械でカタカタと、何かを打ち込んでいる

「はい、入力OKです、では魔光玉をその台座の魔方陣に落として下さい~」

「はい~」

うまくできるかな?、わたし魔光玉出したことないけど……

ふ~~
深呼吸深呼吸…

「もしかして魔光玉出したことないですか~?、それなら目を閉じてやると、イメージがしやすいですよ~」

コクリと頷いて目を閉じる


両手を前に出し

魔力を手に集め

手と手の間に集めるイメージイメージ………………

……………………


「あら~あら~あら~
とてもセンス良いですね~それに綺麗♪

この色は個々によって全然違うのですよ~

では~、それを魔方陣に落として下さい~」


ゆっくりと目を開けると、そこには

エメラルド色の綺麗な球体が高速で回転していた


「……………綺麗」

これがわたしの色……、少しの間見とれていたが、それを、ゆっくりと台の上の魔方陣に落としていく

それはスッー

と魔方陣に吸い込まれていった…

「はい!、OKです~お疲れさまでした。
では、こちらの扉から外にどうぞ~

一つ下の階が食堂なのでそちらで、昼食をすまされた後、この上の階で待機していて下さい

結果はそちらで出ますので♪」

とユミル中佐がニッコリしながら送ってくれた

外に出るととっても笑顔なフェミ姉とミリが待ち構えていて

「ねぇ~ねぇ、シャーリンは何色だった教えて教えて~~♪」

興奮したミリが両手をブンブン振りながら聞いてきた

「わたしはエメラルドだった.........凄く綺麗だった」

わたしが少し陶酔しながら言うと

フェミ姉がニッコリ微笑んで

「シャーリンらしい優しい色ね

本当はね、魔光玉を出せるようになって魔法使いなの

まあ~一種の儀式みたいなもなかな?

ただ、先生はそんな形式的な事は後回しにしちゃったから…

それで結局最後までやらずじまい、わたしも二人に謝らないとね

ここまで来る間に言ってなかったから
ごめんね

そして、シャーリンもミリも改めてだけどおめでとう☆」

わたしもミリもニコッとして

「ありがとう♪」

と声を合わせて言った

「それでね、私はルビーのような緋色だったの

ミリはサファイヤみたいな蒼だって

本当は少しイメージとは違ったのだけどこの色が大好きになったわ」

「さてと…、それぞれの色が大好きになったところでご飯にしよ~」

……………

も~~ミリ、せっかくの感動モードなのに…

まあミリらしいけど…、実際わたしもお腹空いたし…

「それじゃ、ミリもこう言っているし王国ご自慢メニューを頂きに行ましょうか♪」

「は~い」

そうして私たちはワクワクしながら階段を降りていった…
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