41 / 69
後編 あの人と会ってから
【41話】元夫は…
しおりを挟む
長男は離婚して浮気相手と住み始めた…
結婚する気はないと断言していたけど…
ま、その通り。
その女とは腐れ縁みたいだったが終わる。
それから
元夫の知り合いから連絡があって
元夫が出所したと聞いた。
「元夫が長男と連絡を取りたいから
電話番号を教えて欲しいと言っているけど
どうする?」と…
私は、長男に連絡した。
長男は、あっさり「教えていいよ」と言ったので
知り合いに教えた。
その後、長男に聞くと
お父さんから電話があって、会ったと…
「元気そうだったよ。自分が離婚したことを話した」
「親子だね…」と話をしたと言っていた。
私の方は…
あの人と半同棲になっていた。
あの人が仕事を終えて
家で事務仕事をしてから家に来て
ご飯を食べて寝て、朝はうちから出発する。
荷物も、どんどん増えて行った…
私達は、大人だけど…
結婚のきっかけが無く…
なかなか結婚できずにいた。
子どもが出来たらみたいに思っていたけど
私は、完全に高齢出産…
リスクが大きい。
実際、お互いに子どもはいるけど
出来にくい体質となっていた…
ある日、新聞を見たら
また、見たような名前…
元夫だった。
知り合いから連絡があった。
出所して、あのママの所に戻っていたけど
若い女にはまったのか…
そこで捕まったと…
私は、別れていて本当に良かったと思った。
それから暫くして
今度は新聞に、あのママが出ていた。
他の男の人と一緒に捕まったようだった。
どうなっているのか…
私にはどうでもよかったけど…
子どもがどうなるのか気になった。
後日…
知り合いから聞いたのだけれど…
元夫とママの子どもは
ママの元旦那さんが預かっていると…
私には、考えられなかった。
私が、二人の子どもを預かるのと
同じことだよね…
私には、到底無理だ…
それから、月日は流れ…
私とあの人は半同棲のままだったが…
あの人が、中古だけど車を買ってくれた。
独立した時に、愛車を売って
仕事のトラックだけになっていたのもあるけど…
私は、免許を取ってから
乗らなかったら、ペーパードライバーになると思い
定期的にレンタカーを借りて運転していた。
それで、私名義で車を買い
生活保護も、辞退した。
それから車で毎週末、親友と一緒に出掛けたり
楽しい日々を送っていた。
あの人は、たまに不安定になり喧嘩することもあったが、
前よりは回数も減っていた…
二男が中学生になり、テストの点を見て成績がヤバいと知った。
それで塾に行かせようという話になり
あの人が塾代も負担してくれることになった。
それまでも、食費とかを毎月貰っていたけど…
ここまでお金を入れるなら
広い家に引っ越した方が良いのではないか
という話が持ち上がった…
私は、父に付き合っている人がいると話をした。
そしたら会ってみたいと…
あの人は緊張すると言いながら会ってくれると…
父と後妻さんと私とあの人と二男で食事に行ったのだが
父は、すごく嬉しそうにしていた。
父は後で、「再婚しないのか?」と言ったけど、
私は「まだ分からない」と答えた。
父は「早く再婚した方がいいと思うけど…」
と、心配そうにしていた…
そんな時…
また新聞に元夫が載っていた。
今度は、職質されて捕まったと載っていた。
しかも、元夫はすごく近くに住んでいたのだ…
本当に懲りない人…
いったい何度目の逮捕なんだか…
私といる間だけでも、確か…5回?
その前にもあるみたいだし…全部で8回?
ある意味、可哀想な人…
覚せい剤って本当に怖い
人間やめますか?それとも覚せい剤やめますか?
ってあったけど…本当に人間、終わってる…
覚せい剤は、本当に人間をダメにする物だと
つくづく思った…
結局、何回人生をやり直そうが、元夫は変わらない…
元夫が私に覚醒剤をしなかったことは、改めて良かったと思う。
結婚する気はないと断言していたけど…
ま、その通り。
その女とは腐れ縁みたいだったが終わる。
それから
元夫の知り合いから連絡があって
元夫が出所したと聞いた。
「元夫が長男と連絡を取りたいから
電話番号を教えて欲しいと言っているけど
どうする?」と…
私は、長男に連絡した。
長男は、あっさり「教えていいよ」と言ったので
知り合いに教えた。
その後、長男に聞くと
お父さんから電話があって、会ったと…
「元気そうだったよ。自分が離婚したことを話した」
「親子だね…」と話をしたと言っていた。
私の方は…
あの人と半同棲になっていた。
あの人が仕事を終えて
家で事務仕事をしてから家に来て
ご飯を食べて寝て、朝はうちから出発する。
荷物も、どんどん増えて行った…
私達は、大人だけど…
結婚のきっかけが無く…
なかなか結婚できずにいた。
子どもが出来たらみたいに思っていたけど
私は、完全に高齢出産…
リスクが大きい。
実際、お互いに子どもはいるけど
出来にくい体質となっていた…
ある日、新聞を見たら
また、見たような名前…
元夫だった。
知り合いから連絡があった。
出所して、あのママの所に戻っていたけど
若い女にはまったのか…
そこで捕まったと…
私は、別れていて本当に良かったと思った。
それから暫くして
今度は新聞に、あのママが出ていた。
他の男の人と一緒に捕まったようだった。
どうなっているのか…
私にはどうでもよかったけど…
子どもがどうなるのか気になった。
後日…
知り合いから聞いたのだけれど…
元夫とママの子どもは
ママの元旦那さんが預かっていると…
私には、考えられなかった。
私が、二人の子どもを預かるのと
同じことだよね…
私には、到底無理だ…
それから、月日は流れ…
私とあの人は半同棲のままだったが…
あの人が、中古だけど車を買ってくれた。
独立した時に、愛車を売って
仕事のトラックだけになっていたのもあるけど…
私は、免許を取ってから
乗らなかったら、ペーパードライバーになると思い
定期的にレンタカーを借りて運転していた。
それで、私名義で車を買い
生活保護も、辞退した。
それから車で毎週末、親友と一緒に出掛けたり
楽しい日々を送っていた。
あの人は、たまに不安定になり喧嘩することもあったが、
前よりは回数も減っていた…
二男が中学生になり、テストの点を見て成績がヤバいと知った。
それで塾に行かせようという話になり
あの人が塾代も負担してくれることになった。
それまでも、食費とかを毎月貰っていたけど…
ここまでお金を入れるなら
広い家に引っ越した方が良いのではないか
という話が持ち上がった…
私は、父に付き合っている人がいると話をした。
そしたら会ってみたいと…
あの人は緊張すると言いながら会ってくれると…
父と後妻さんと私とあの人と二男で食事に行ったのだが
父は、すごく嬉しそうにしていた。
父は後で、「再婚しないのか?」と言ったけど、
私は「まだ分からない」と答えた。
父は「早く再婚した方がいいと思うけど…」
と、心配そうにしていた…
そんな時…
また新聞に元夫が載っていた。
今度は、職質されて捕まったと載っていた。
しかも、元夫はすごく近くに住んでいたのだ…
本当に懲りない人…
いったい何度目の逮捕なんだか…
私といる間だけでも、確か…5回?
その前にもあるみたいだし…全部で8回?
ある意味、可哀想な人…
覚せい剤って本当に怖い
人間やめますか?それとも覚せい剤やめますか?
ってあったけど…本当に人間、終わってる…
覚せい剤は、本当に人間をダメにする物だと
つくづく思った…
結局、何回人生をやり直そうが、元夫は変わらない…
元夫が私に覚醒剤をしなかったことは、改めて良かったと思う。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
夫の不貞現場を目撃してしまいました
秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。
何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。
そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。
なろう様でも掲載しております。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
僕《わたし》は誰でしょう
紫音
青春
交通事故の後遺症で記憶喪失になってしまった女子高生・比良坂すずは、自分が女であることに違和感を抱く。
「自分はもともと男ではなかったか?」
事故後から男性寄りの思考になり、周囲とのギャップに悩む彼女は、次第に身に覚えのないはずの記憶を思い出し始める。まるで別人のものとしか思えないその記憶は、一体どこから来たのだろうか。
見知らぬ思い出をめぐる青春SF。
※第7回ライト文芸大賞奨励賞受賞作品です。
※表紙イラスト=ミカスケ様
雨の庭で来ぬ君を待つ【本編・その後 完結】
橘
ライト文芸
《5/31 その後のお話の更新を始めました》
私は――
気付けばずっと、孤独だった。
いつも心は寂しくて。その寂しさから目を逸らすように生きていた。
僕は――
気付けばずっと、苦しい日々だった。
それでも、自分の人生を恨んだりはしなかった。恨んだところで、別の人生をやり直せるわけでもない。
そう思っていた。そう、思えていたはずだった――。
孤独な男女の、静かで哀しい出会いと関わり。
そこから生まれたのは、慰め? 居場所? それともーー。
"キミの孤独を利用したんだ"
※注意……暗いです。かつ、禁断要素ありです。
以前他サイトにて掲載しておりましたものを、修正しております。
私と継母の極めて平凡な日常
当麻月菜
ライト文芸
ある日突然、父が再婚した。そして再婚後、たった三ヶ月で失踪した。
残されたのは私、橋坂由依(高校二年生)と、継母の琴子さん(32歳のキャリアウーマン)の二人。
「ああ、この人も出て行くんだろうな。私にどれだけ自分が不幸かをぶちまけて」
そう思って覚悟もしたけれど、彼女は出て行かなかった。
そうして始まった継母と私の二人だけの日々は、とても淡々としていながら酷く穏やかで、極めて平凡なものでした。
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる