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〜episode4〜
しおりを挟む『彼女がいるから』
何度その言葉を疑ったことだろう。
最初は中学2年生の時に友達から聞かされたことだった。
信じたくなくて本人にも聞きに行った。
それでも真実は変わらなくて。
「え?あぁ、知ってたんだ。うん、岡本と付き合ってるよ…///」
何でそんなに顔を赤くしながら言うの?
やめてよ。葵が本当に好きなんだって分かっちゃうじゃん。
『岡本ゆき』
それは私が2年生の時同じクラスの子の名前で。
性格は大人しい方でとても賢い人だ。
私とは正反対だよ…
そっか。幼稚園からの想いもここで終わりかな。せめて告白くらいしたかったな。
まぁ、私も告白出来ないわけがあるのだけど。
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