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〜episode41〜
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かずからの連絡が入ってるかも、と思い携帯をチエックしてみる。
メールが一件。
かずからだった。
メールの内容は案外普通で、今日は体調不良で学校を休んだこと、明日からは一緒に登校しようね、というものだった。
そっか、私葵と登校したんだっけ…。
思い出しても顔が熱くなる。
「…って何顔熱くさせてんのよ…」
私は簡単に返事を送って眠りについた。
翌朝はいつも通りかずが家まで迎えに来てくれて、一緒に学校へ行った。
登校中、かずが昨日葵と登校したことについてたくさん聞いてきて、受け答えするのに大変だった。
夜ご飯を一緒に食べたことは言っていない。
かずはその事について知らないから、もちろん聞いてこない。
私も、別に話すことじゃないと思ったから言わないでいた。
その日も、授業中眠いなぁ…とか思いつつ先生の話を聞いてたら葵から話しかけられる。
昨日見たテレビの話で、見てて面白かったものを私に話してくれた。
だんだん話すことに夢中になり、授業終わりの挨拶をした後、休憩時間にもその話をしていた。
トス、と私の肩に何かが置かれる。
温かみのある、少しゴツゴツした手。
「何の話?」
そう言いながら微笑む姿に私は背筋がゾクリとする。
目が…笑っていない。
声のトーンもいつもより低くて…いつもの彼じゃないってすぐに分かる。
「かず…」
「昨日俺が見たテレビの話だけど。なに、混ざりたいの?」
ニヤリ、と口角を上げてかずをじっと見ながら言う葵。
あぁ、だめだ…。
この顔の葵は大抵相手のことを挑発している。
火に油を注ぐとはこのことだ。
これじゃあかずも怒りを抑えきれずにケンカになっちゃう…。
私がどうしようかと悩んでいた時にかずは意外な言葉を発した。
「ふーん、ヒナのことを笑わせてくれてたんだね。ありがとう。でも、もういいから。その役目は…僕がする」
えっと…。
こんな時、なんて言えばいいのだろう。
あ、でもとりあえず…
「も、もうすぐ次の授業始まっちゃうから!準備しよ?ほら、かずも自分の席に戻って!!」
授業が始まりそうなのは本当。
私、間違ったこと言ってないよね…?
かずは納得がいかないけど、しょうがない…という顔をして席に戻って行った。
メールが一件。
かずからだった。
メールの内容は案外普通で、今日は体調不良で学校を休んだこと、明日からは一緒に登校しようね、というものだった。
そっか、私葵と登校したんだっけ…。
思い出しても顔が熱くなる。
「…って何顔熱くさせてんのよ…」
私は簡単に返事を送って眠りについた。
翌朝はいつも通りかずが家まで迎えに来てくれて、一緒に学校へ行った。
登校中、かずが昨日葵と登校したことについてたくさん聞いてきて、受け答えするのに大変だった。
夜ご飯を一緒に食べたことは言っていない。
かずはその事について知らないから、もちろん聞いてこない。
私も、別に話すことじゃないと思ったから言わないでいた。
その日も、授業中眠いなぁ…とか思いつつ先生の話を聞いてたら葵から話しかけられる。
昨日見たテレビの話で、見てて面白かったものを私に話してくれた。
だんだん話すことに夢中になり、授業終わりの挨拶をした後、休憩時間にもその話をしていた。
トス、と私の肩に何かが置かれる。
温かみのある、少しゴツゴツした手。
「何の話?」
そう言いながら微笑む姿に私は背筋がゾクリとする。
目が…笑っていない。
声のトーンもいつもより低くて…いつもの彼じゃないってすぐに分かる。
「かず…」
「昨日俺が見たテレビの話だけど。なに、混ざりたいの?」
ニヤリ、と口角を上げてかずをじっと見ながら言う葵。
あぁ、だめだ…。
この顔の葵は大抵相手のことを挑発している。
火に油を注ぐとはこのことだ。
これじゃあかずも怒りを抑えきれずにケンカになっちゃう…。
私がどうしようかと悩んでいた時にかずは意外な言葉を発した。
「ふーん、ヒナのことを笑わせてくれてたんだね。ありがとう。でも、もういいから。その役目は…僕がする」
えっと…。
こんな時、なんて言えばいいのだろう。
あ、でもとりあえず…
「も、もうすぐ次の授業始まっちゃうから!準備しよ?ほら、かずも自分の席に戻って!!」
授業が始まりそうなのは本当。
私、間違ったこと言ってないよね…?
かずは納得がいかないけど、しょうがない…という顔をして席に戻って行った。
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