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〜episode28〜
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葵side
遅い。
遅すぎる。
いつも俺が家を出たら俺の家の前で待ってくれているはずなのに。
そう、ヒナだ。
いつも朝一緒に学校行っているから、当然今日も同じ時間に家を出た。
約束の時間は七時半。
ただいまの時刻七時五十五分。
寝坊か…?
ヒナの家に行ってみるか。
ピンポーン
「はーい!」
ヒナのお母さんが出てきた。
「おはようございます。ヒナは…?」
「え、もう出たわよ?」
「え!?何時に!?」
「七時過ぎだったと思うわ。男の子が迎えに来て…。彼氏かしらね?」
絶対に深見だ…。
「そう、ですか…。それじゃ失礼します。」
「気をつけてね~」
いつも通りの通学路を少し早歩きしながら歩く。
モヤモヤとした感じが残っていて、それがどんどん足を早く動かす。
その時ふと、カバンの中の携帯がチカチカと光るのが見えた。
「ん、何だ…?」
開いて見るとヒナから早く行くというメールがきていた。
「今さら、だな。」
確かにヒナと深見は付き合っているのだから、朝一緒に登校してもおかしくはない。
なにヤキモチ妬いてんだと、自分に呆れる。
そんなことを考えていたらいつの間にか学校に着いていた。
自分の教室に入ると教室の隅でヒナと深見が楽しそうに話しているのが見えた。
そりゃそうか。
カバンから教科書等を引き出しに入れた。
HRが始まるまでまだ少し時間はあって、友達と話しても良かった。
だけど、なんとなく机に顔を伏せて眠った。
遅い。
遅すぎる。
いつも俺が家を出たら俺の家の前で待ってくれているはずなのに。
そう、ヒナだ。
いつも朝一緒に学校行っているから、当然今日も同じ時間に家を出た。
約束の時間は七時半。
ただいまの時刻七時五十五分。
寝坊か…?
ヒナの家に行ってみるか。
ピンポーン
「はーい!」
ヒナのお母さんが出てきた。
「おはようございます。ヒナは…?」
「え、もう出たわよ?」
「え!?何時に!?」
「七時過ぎだったと思うわ。男の子が迎えに来て…。彼氏かしらね?」
絶対に深見だ…。
「そう、ですか…。それじゃ失礼します。」
「気をつけてね~」
いつも通りの通学路を少し早歩きしながら歩く。
モヤモヤとした感じが残っていて、それがどんどん足を早く動かす。
その時ふと、カバンの中の携帯がチカチカと光るのが見えた。
「ん、何だ…?」
開いて見るとヒナから早く行くというメールがきていた。
「今さら、だな。」
確かにヒナと深見は付き合っているのだから、朝一緒に登校してもおかしくはない。
なにヤキモチ妬いてんだと、自分に呆れる。
そんなことを考えていたらいつの間にか学校に着いていた。
自分の教室に入ると教室の隅でヒナと深見が楽しそうに話しているのが見えた。
そりゃそうか。
カバンから教科書等を引き出しに入れた。
HRが始まるまでまだ少し時間はあって、友達と話しても良かった。
だけど、なんとなく机に顔を伏せて眠った。
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