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〜episode25〜
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私達の最寄り駅でかずとゆきと別れて、私は葵と家に帰るため歩き出した。
「ね、葵!今日の遊園地楽しかったね!」
「あぁ…。うん、そうだね」
「葵?元気ないね。どうかしたの?」
「あのさヒナ」
「うん」
「深見と本当に付き合うの?」
「え!何でそれを…」
「深見がヒナに告白してるとこ見たから」
「見てたの…?」
「偶然ね」
「うん。付き合うよ」
「でもヒナは…」
「かずが、好きだよ。だから付き合う」
私はいつになく真剣に答えた。
かずが告白してるとこを見たってことは、私が葵のこと好きだって話してるとこも見てたわけで。
葵は多分『俺のことが好きなんだろ』って言いたかったんだろう。
でも今私はかずと付き合っていてかずの彼女なわけだから。
他の男の子を好きだって言ってはだめなんだ。
「そっ、か」
「葵こそ!ゆきとキス…したんでしょ?」
気になる、でも聞きたくない、そんな質問を問うた。
「してない」
「えっ」
「岡本と…別れたよ」
衝撃の一言だった。
なんで。
何で私がかずと付き合った日にこんな心から待ち望んでいたことを言うのかな。
「そう、なんだ」
私がそう発した後。
私達は一言も話さないで家に着いた。
「ね、葵!今日の遊園地楽しかったね!」
「あぁ…。うん、そうだね」
「葵?元気ないね。どうかしたの?」
「あのさヒナ」
「うん」
「深見と本当に付き合うの?」
「え!何でそれを…」
「深見がヒナに告白してるとこ見たから」
「見てたの…?」
「偶然ね」
「うん。付き合うよ」
「でもヒナは…」
「かずが、好きだよ。だから付き合う」
私はいつになく真剣に答えた。
かずが告白してるとこを見たってことは、私が葵のこと好きだって話してるとこも見てたわけで。
葵は多分『俺のことが好きなんだろ』って言いたかったんだろう。
でも今私はかずと付き合っていてかずの彼女なわけだから。
他の男の子を好きだって言ってはだめなんだ。
「そっ、か」
「葵こそ!ゆきとキス…したんでしょ?」
気になる、でも聞きたくない、そんな質問を問うた。
「してない」
「えっ」
「岡本と…別れたよ」
衝撃の一言だった。
なんで。
何で私がかずと付き合った日にこんな心から待ち望んでいたことを言うのかな。
「そう、なんだ」
私がそう発した後。
私達は一言も話さないで家に着いた。
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