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〜episode5〜
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熱があって葵に送ってもらったのは昨日。
今日はもう完全復活し、いつも通りに学校へ行った。
もちろん、葵も一緒に。
教室に入り窓際の自分の席でボーッと外を見てた。
何かを見ている、というわけではなく昨日の葵の背中の温かさを思い出していた時だった。
「昨日、大丈夫だった?突然倒れるから心配したよ」
…誰?と思ってその人に目を向ける。
そこに立っていたのは同じクラスの深見 和(ふかみ かず)。
「あぁ、大丈夫だよ。心配してくれてありがと深見君!」
あまり話した事のない人だから、笑顔で丁寧に答える。
「どういたしまして!あの…良かったらこれからもたくさん話しかけていいかな?小石さんと話したいなぁって思って」
突然のお願いになんて返そうか迷ったが、深見君は頭脳明晰、容姿端麗。さらに運動も出来て男女問わず優しい人だ。
そんな人のお願いを誰が断るというのだろう。
私も前から深見君と話してみたかったし。
「うん、もちろんいいよ!たくさん話そ!!」
「ありがとう」
と言って微笑む姿はとても綺麗だった。
思わず見つめてしまうぐらい。
「…ん?僕の顔に何かついてる?」
「いや、本当綺麗な顔してるなって」
「褒め言葉かな?///ありがとう」
少し照れている深見君はいつも見るような深見君じゃなくて。
少しだけ。
ほんのちょっぴりだけ、嬉しい気持ちになった。
「あ、もう先生来る。またね、小石さん」
「うん、また話そうね」
そう言って深見君は自分の席に戻っていった。
今日はもう完全復活し、いつも通りに学校へ行った。
もちろん、葵も一緒に。
教室に入り窓際の自分の席でボーッと外を見てた。
何かを見ている、というわけではなく昨日の葵の背中の温かさを思い出していた時だった。
「昨日、大丈夫だった?突然倒れるから心配したよ」
…誰?と思ってその人に目を向ける。
そこに立っていたのは同じクラスの深見 和(ふかみ かず)。
「あぁ、大丈夫だよ。心配してくれてありがと深見君!」
あまり話した事のない人だから、笑顔で丁寧に答える。
「どういたしまして!あの…良かったらこれからもたくさん話しかけていいかな?小石さんと話したいなぁって思って」
突然のお願いになんて返そうか迷ったが、深見君は頭脳明晰、容姿端麗。さらに運動も出来て男女問わず優しい人だ。
そんな人のお願いを誰が断るというのだろう。
私も前から深見君と話してみたかったし。
「うん、もちろんいいよ!たくさん話そ!!」
「ありがとう」
と言って微笑む姿はとても綺麗だった。
思わず見つめてしまうぐらい。
「…ん?僕の顔に何かついてる?」
「いや、本当綺麗な顔してるなって」
「褒め言葉かな?///ありがとう」
少し照れている深見君はいつも見るような深見君じゃなくて。
少しだけ。
ほんのちょっぴりだけ、嬉しい気持ちになった。
「あ、もう先生来る。またね、小石さん」
「うん、また話そうね」
そう言って深見君は自分の席に戻っていった。
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