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2024年8月

8月11日

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長女の誕生日プレゼントを買いに行こうかと聞くと、ネットで注文すると言い出した。
暑いし長男がうるさいのが嫌だとのことだった。
その気持は痛いほどわかる、それで良いのだろうか?
おもちゃ屋から大事に抱えて帰る時間は至福のときなのに。
それなら棚か何かを買いに行こうかと誘ったが、家で過ごすと話していた。
俺としては嬉しいが、それで良いのだろうか。
妻にも確認したが、それでいいから宿題をさせるか、双子を見ながら家のことをするかにしてと言われてしまった。
当然宿題を選んだ。
線香を仕舞ったので、鍵をかけていた書斎に長女を呼んで宿題をさせた。
本気で取り組んだので、ワークは1時間で半分ほど進んだ。
こんなに簡単に出来るのならもっと早くやれば良かったのに。
少し休憩を挟んで続きをすると話したので、休ませると戻ってこなくなった。
リビングでソファーに寝そべりゲームをしていた。
声をかけると、時計を見て慌ててゲームを隠した。
その後も宿題をさせたが、最初のような集中力はなく、すぐにおしゃべりを始めた。
それなら一行日記をさせると今月に入ってから、全く書いてなかった。
また天気を調べて書かせた。
日中は何をしているのか知らなかったが、家の片付けを手伝っていたようだ。
誕生日のタルトも来年も食べたいと書いてあった。
俺としてはタルトよりもスポンジケーキのほうが好きなので、自然とアイツのことが思い出された。
向日葵もかわいい、毎日自分で水を変えると書いていた。
喜んでくれてよかった。
そうしているとまた、電話が掛かってきた。
出るか迷っていると長女に出ないのかと聞かれ、今までのことを話した。
いつも昼にかかってきて、留守電にもメッセージは入っていないので、誰なのかわからないし余計なトラブルに巻き込まれたくないと思っていること。
長女も学校で知らない番号からの電話は出ないようにと言われているそうだ。
友達か前にあった女の人じゃないかと聞かれたが、知り合いならメッセージを残すだろうし、菜々美も知らないと話していたので、心当たりが全くない。
出ないでいると、一度切れてからまた掛かってきた。
拒否してしまおうかとも思っている。

夜に電話がなったので、ドキッとしたが母からだった。
お盆はどうするのかと聞かれた。
文乃に確認すると言うと今からかと驚いていた。

妻に母から電話があったと言うと文乃から連絡があり14日にお坊さんが来るとのことだった。
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