夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年8月

8月8日

特別暑かったわけではないが自然に５時頃に目が覚めた。
二度寝とも考えたが眠れそうにもないので早く起きた。
トイレに入っていると、ドンドンとの音と共に「早く～。」と長女の声がした。
今日は早起きのようだった。
急いで出ると、妻も待っていた。
なにかあるのかと思っていると、長女が向日葵の水を変えるために早く起きることにしたらしい。
妻はいつもと同じように家族を起こさないように１階のトイレでとのことだった。
そんな気遣いをしているとは知らなかった。
トイレから出て楽しそうに水を変えていた。
向日葵を戻す時に水を少しこぼしたようだが、自分で雑巾で拭いていたのを見て成長を感じた。
昨日の夕飯の炊き込みご飯を食べ、長男のことを聞くとジュン君のお父さんが忙しくて明後日になったそうだ。
まだ、時間があったので書斎で片付けをしていると長女がやってきた。
何をしているのかと聞かれ、仕事のものを片付けていると答えると興味なさそうにして机の引き出しを開けたり閉めたりしていた。
少し前までは入ってはいけない部屋だったので、何があるのか気になるのだろう。
一番上の広い引き出しに結婚式の写真があるよと言うと、一瞬の間があった後、「ふーん。」と興味なさそうにしていた。
俺がいない間に見るだろうかと思い位置を確認して出かけたが、動いた様子は無かった。
本当に興味が無かったのだろうか。
帰ってから、上原さんから荷物が届いたと妻に渡された。
長男はお菓子だと思ったのか、ウロウロと様子を伺っていた。
お菓子じゃないと言ったが中身を見るまでは信用していない様子だった。
外の包は開けれても中を開いて開けることは出来ないと説明したが狙っているのがわかった。
どこか鍵のかかったところに置かないと。

北島の髪がだいぶ生えてきたが、また坊主頭にするか迷っていると話していた。
坊主になってから直射日光がきついので、いつでも帽子を被っていたが思ったよりも快適だそうでどう思うかと聞かれた。
俺は子供の頃に皮膚炎か何かで一部分だけ剃られた事があるだけだったので、坊主頭の事情がよくわからない。
アイツがシャンプーとか全身石鹸で良いと話していたのを聞いたことがあるだけだし。
片岡さんに「歳とってから坊主頭にすると生えてこないって言いますよね？」と聞かれ、生やすことにしたようだった。
ハゲは嫌なのだろうか？
男ならいつかと覚悟を持つ必要があるのに。