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2024年7月
7月23日 2/2
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俺は野球部だったんだよと言うと、坊主頭だったのかと聞かれた。
他の学校では坊主頭にしていたが、俺たちが通っていた高校はなぜか人が集まらなかったので、試合することもなく普通に坊主頭じゃなかったと言うとつまらさそうにしていた。
坊主頭が良かったのかと聞くと「うん」と面白そうに返事をした。
俺は坊主頭では無かったが、【凪のお父さん】はサッカー部で坊主頭だったと言うと、それにも「うん」と返事があった。
アイツのことを【凪のお父さん】と呼ぶのには勇気がいった。
お母さんから話しは聞いてると思うけど、と前置きをしてからアイツのことを話した。
名前が『瞬』ということ、俺とは子供の頃からの『親友』だったこと、雨の日に車に轢かれて『亡くなった』こと、その時お母さんの『お腹に凪』がいたこと、凪が赤ちゃんの頃に『凪のお母さんと結婚』したこと、長男や双子のように『凪のことを自分の子供』だと思ってること、凪のことが『大好き』だということを話した。
長女は少しうつむいて考え込んでから知ってると笑ってみせた。
その時、先程の大きい物を運んでいた女性が終わったようで、車に乗り込んでスマホを少しいじってから発進した。
長女に気を取られて礼服を出すのを忘れましたとならないように、キリのところで話を止め車を降りた。
今は学生も制服を出していているので、余裕があるものと分けているが急ぐのかと聞かれた。
急がないと答えると、1週間後を指定された。
まあ、それくらいなら大丈夫だろう。
店から出ると、空はまだ明るくこのままどこか遠くに行きたくなるような空だった。
エンジンをかけながら、実際には家に帰るしかないなと思っていると、妻から電話が掛かってきた。
長女に出てもらうと家に近くで不審者が出たみたいだとのこと。
時間がかかっていたので、どこかで寄り道をしていると思ったようで。あと30分位時間を潰してから帰ってきてとのことだった。
長男がパトカーに夢中で窓を開けるかもしれないので、見張るために目を離せないので何かおかずとかを買ってきてくれたら嬉しいとも言っていたそうだ。
少し離れたスーパーで、焼き鳥とサーモンのカルパッチョ、焼き魚を買った。
焼き魚のコーナーには、『暑いので焼いておきました』とPOPがあり、かごに次々と入れられていた。
俺は最悪長男の分だけでいいやと思って1つにしたが、家族分の量を買っていく人もいた。
そこまでして焼き魚を食べたいのだろうか?
他の学校では坊主頭にしていたが、俺たちが通っていた高校はなぜか人が集まらなかったので、試合することもなく普通に坊主頭じゃなかったと言うとつまらさそうにしていた。
坊主頭が良かったのかと聞くと「うん」と面白そうに返事をした。
俺は坊主頭では無かったが、【凪のお父さん】はサッカー部で坊主頭だったと言うと、それにも「うん」と返事があった。
アイツのことを【凪のお父さん】と呼ぶのには勇気がいった。
お母さんから話しは聞いてると思うけど、と前置きをしてからアイツのことを話した。
名前が『瞬』ということ、俺とは子供の頃からの『親友』だったこと、雨の日に車に轢かれて『亡くなった』こと、その時お母さんの『お腹に凪』がいたこと、凪が赤ちゃんの頃に『凪のお母さんと結婚』したこと、長男や双子のように『凪のことを自分の子供』だと思ってること、凪のことが『大好き』だということを話した。
長女は少しうつむいて考え込んでから知ってると笑ってみせた。
その時、先程の大きい物を運んでいた女性が終わったようで、車に乗り込んでスマホを少しいじってから発進した。
長女に気を取られて礼服を出すのを忘れましたとならないように、キリのところで話を止め車を降りた。
今は学生も制服を出していているので、余裕があるものと分けているが急ぐのかと聞かれた。
急がないと答えると、1週間後を指定された。
まあ、それくらいなら大丈夫だろう。
店から出ると、空はまだ明るくこのままどこか遠くに行きたくなるような空だった。
エンジンをかけながら、実際には家に帰るしかないなと思っていると、妻から電話が掛かってきた。
長女に出てもらうと家に近くで不審者が出たみたいだとのこと。
時間がかかっていたので、どこかで寄り道をしていると思ったようで。あと30分位時間を潰してから帰ってきてとのことだった。
長男がパトカーに夢中で窓を開けるかもしれないので、見張るために目を離せないので何かおかずとかを買ってきてくれたら嬉しいとも言っていたそうだ。
少し離れたスーパーで、焼き鳥とサーモンのカルパッチョ、焼き魚を買った。
焼き魚のコーナーには、『暑いので焼いておきました』とPOPがあり、かごに次々と入れられていた。
俺は最悪長男の分だけでいいやと思って1つにしたが、家族分の量を買っていく人もいた。
そこまでして焼き魚を食べたいのだろうか?
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