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2024年7月

7月11日

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長男は朝から機嫌が悪く布団から中々出なくて大変だった。
朝食のためにテーブルにつかせるのも苦労した。
妻も原因が分からないそうで、昨日の朝はいつも通りだったのにと困惑した様子だった。
着替えや歯磨きもいつになく嫌がっていた。
幼稚園に行きたくないようで、車に乗せるのも手を焼き、降ろされるのも全力で嫌がっていた。
駐車場から出るときには、俺から逃れようと地面に足を踏ん張っていた。
今日はダメそうだなと思い、先生に今日はお休みしますって言って家に帰ろうかと聞くと、力を抜いてしたを向きうんと首を縦に振った。
車で待たせようかとも思ったが閉じ込めたらと思うと怖いので、抱っこで連れて行った。
俺にしがみつく手の力の強さに余程嫌なことがあったのだろうと思った。
担任の先生はいなかったが、主任の先生がいた。
事情を話すと、「今日、ジュン君もお休みだけど充宏君もお休みする?」と聞かれていた。
ジュン君が休みと聞いた時に顔をパッと上げた。
「お休みしない。」と言ったので、おろすと先生の手を握った。
話しを聞く限り喧嘩したようだった。
ジュン君は家で泣いて登園を嫌がっていたそうだ。
幼稚園の中に入って行った背中を見送った。
主任の先生曰く、ジュン君は赤ちゃん返りをしているらしく、水疱瘡の事もあり不安定だそうだ。
下の子が生まれ、母親の愛情を独り占め出来なくなり悲しんでいる所に水疱瘡にかかり、さらに寂しかったのだろう。
一人っ子の俺にはその気持は本当の意味では理解出来ないのだろう。
ジュン君の事情を考えると仕方がないが、とばっちりを受けている長男のことを考えるとかわいそうだ。

佐々木君は今日から出社した。
元気そうで安心したが俺も気をつけようと思う。
午前中の涼しいうちに納品に行こうと思っていたが、朝から蒸し暑く涼しい時間はなかった。
汗だくで納品しに行くと、受け取った若い工事責任者も汗だくでヘロヘロしていた。

今日の夜は長男が早めに布団に入った。
子供なりに色々と考えて疲れたのだろ。
ライオンのぬいぐるみで涙を拭いたあとがあった。
俺もあいと喧嘩をして何もかもが嫌になったことがるので、気持ちが痛いほどわかる。
長男が早く寝たので、家のことも早く終わったので妻も早めに寝ると言っていたので、俺も久しぶりに寝室で妻と話すことにした。
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