夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年6月

6月1日

片岡さんは昨日で一旦終了したようだったが、東は今日も行ってきたようだ。
「俺も昨日で終わりにしようかと思ったけど、最後1日だし頑張るしかないぜ」と、カッコつけたメールが来ていた。
根性で乗り切ろうとするのが東らしく、思わず笑ってしまった。

昼頃にガシャンガラガラと二階から聞こえてきた。
慌てて階段を駆け上がると、洗濯物を干すためのスタンドが崩れていた。
近づくと長男が下敷きになっていたので、急いで救出した。
手にはよく見ているテレビのヒーローが使っている剣が握られていた。
これは妻に怒られるやつだなと思っていると、妻も慌てた様子でやってきた。
怪我がないか確認してから、「前から洗濯物と戦わないでって言ってるでしょ。」と怒られていた。
初犯ではなかったようで、しっかりと怒られていた。
手持ち無沙汰だったので、洗濯物を拾いとりあえずカーテンレールや取手類にハンガーを引っ掛け、スタンドを立て直そうとしたが壊れてしまったようだ。
双子が生まれてからは更に過酷な環境だったし、この家を建てて引越して来た時に買った物なので、もう寿命だったのかもしれない。
いい機会なので乾燥機を買おうと思うが、とりあえずは今必要なので何かしらを買いに行かなければならなかった。

今週もホームセンターかと思いながら長女とサイズ
を確認していると、妻も行きたいと言い出した。
ふらっと出掛けられる俺と長女長男とは違い妻と双子は準備に時間がかかる。
小一時間ほどして出発した。
ホームセンターに着き真っ直ぐに洗濯物関係の売り場に向かった。
これからもっと暑くなるので、直ぐに乾きそうと小さめのスタンドを選んだ。
長女はプールが諦めきれなかったようで、妻にもプールが欲しいとねだっていた。
1時間ほど前に怒られて泣いていた長男は、水中眼鏡の置き場指差して買ってもらったやつと説明していた。
へこたれないところが、長男らしい。
乾燥機も見たが、決め手にかけるものばかりだった。
帰りに電気屋にも寄ろうか聞いたが、疲れたのともう少し詳しく調べてからにするとのことだったので真っ直ぐ帰宅した。
子供たちを家の中に入れて、買ってきたものを運んだ。
タオルも買い替えるらしくバスタオル7枚、フェイスタオル10枚、洗剤のストック、割引されたシーツも買ったので予想外に大荷物になった。
ポイントデーで良かったと妻の機嫌は良さそうだった。
洗濯物スタンドは5分も経たないうちに出来たが、ほとんどの洗濯物が乾いていた。