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2024年5月

5月5日 2/2

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10時頃に父が二度寝から起きた。
もう一泊することになったと伝えると、一瞬喜んだが隣に寝ていた長男を見て疲れたように「そうか。」と一言話した。
長男が起きたら一緒にスーパーに買い物に行こうと話す母に動揺していた。
俺も長男と買い物に行くときは心が落ち着かないので、気持はよく分かる。
それからすぐに長男が起きたので、おじいちゃんと一緒に買い物に行くかと聞くと、父に抱きつき喜んでいた。
母の準備ができたので、11時前に出かけていった。

母たちが出かけたあと妻が双子を散歩に連れていきたいと話していた。
土地勘はないので心配だが家を開けるわけにもいかないしと悩んでいた。
長女がおばあちゃんと行けばいいと言っていたので帰ってきたら俺が行くと話したが、昼過ぎに母と妻が双子を散歩に連れて行った。
嫁姑問題が起きるのではないかとドキドキしていた。

帰ってきた母に、昔自転車で落ちた川が入れないようになっていたと言われた。
落ちたのはアイツで俺じゃないと言うと、ずっと俺が落ちたと思っていたらしい。
「2人ともびしょびしょになって帰って来て大変だったのよ。」と話す母に、見てないけど目に浮かぶようだと妻が笑っていた。
「最近あの辺りに行く用事もなかったから随分と変わってて少し寂しい。」と母が話していた。
たしかにアイツとの思い出の場所がなくなったようで心が締め付けられた。
来る途中には見なかったと思ったが、梶さんの家の鯉のぼりはどうなったのかと聞いた。
奥さんが亡くなったあとに家を売りに出されて、建て直して新しい家族がいるらしい。
「たしか~、今だと高校生になる歳の女の子が2人いるって瞬君のお母さんから聞いたことある。」と言った。
せめて男の子だったら良かったのにと思っていると、母も同じことを考えていたらしい。
家の様子が気になるが俺一人だと怪しまれそうで近づけないと言うと、長女と散歩のフリしたら大丈夫だと妻が笑った。
「一人だと40歳位の不審な男性の目撃情報になっちゃうからね。」と母にもからかわれた。
夕飯前に渋る長女を連れ、そっと見に行くと思い出とはかけ離れた家が建っていた。
中々のショックだった。
帰り道に長女に鯉のぼりの思い出を話すと、長男と次男に買って家に飾れば良いよと励まされた。
絶対に買いたくないと話しながら家につくと、「嫌がる小学生の女の子を連れた、不審な男性のご帰宅です。」と母が出迎えてくれた。
外では仲の良いふりをしてくれたので大丈夫だった。
夕飯はちらし寿司だった。
文乃からは8時頃に着いたとメールが来ていた。
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