夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年4月

4月20日

次女の熱が下がらないので、病院に行くからと起こされた。
3人をよろしくと急いでタクシーに乗って出かけていった。
2人は起きていたが、長男は寝ているので楽だった。
20分ほどして、病院に着いたが凄く混んでいること、妻のお母さんからの荷物が付く予定なので受け取るようにとのメールが来た。
長女におばあちゃんがなんか送ってくれたみたいと言うと、座布団を持ち玄関に向かった。
しばらくして様子を伺うと、座布団に座り去年の誕生日に妻の両親に貰ったゲームをしていた。
車の音がするたびに玄関を開ける音がしていたので楽しみにしているようだった。

11時前に流石に起こさないと、と思い長男を起こしていると、呼び鈴が鳴った。
長女となにか話している声が聞こえてきたので、届いた荷物を受け取ったのかと思っていると、階段を登る音が聞こえてきた。
どうしたのかと声をかけると、大人じゃないとダメだと言われたらしい。
長男を起こすのを中断して、荷物を受け取ると冷凍なのでドライアイスが入っていると危ないと思い、大人を呼んでもらったとのことだった。
まだ若そうだと思ったが、自分の子供が生まれてから色々と気をつけるようになったと話していた。
気遣いにお礼を言い、換気扇を回しながら長女と蓋を開けると魚介類が入っていた。
配達員の彼が言う通りドライアイスも入っていたので、気をつけながら取り出した。
思わず、お肉ないなとつぶやくと、長女が「大っきいえびフライあるから。」と目をキラキラさせていた。
長女が指さしたえびフライには6本入りと書かれていた。
誰が２本食べるか喧嘩になるやつだと思ったが、俺の胃はこのサイズを２本食べることが出来ない事に気が付いたので、無事解決した。
冷凍庫にしまいながら、温めるだけの骨なし錆の味噌煮と骨ごと食べれるサンマの梅醤油煮を長男の朝食にしようと気が付いた。
両方持ち、長男のところに向い聞くと両方食べると元気に答えた。
先ほどまでは起きたくないとぐずっていたのに、パジャマを脱ぎ捨て、お気に入りのキャラクターが描かれた服を着て足早にリビングに向かった。
魚は凍っていたが、姿勢良くテーブルについていた。
先にトイレに行くように促したが、ご飯食べてからにすると真剣に答えた。
温めている間に行くようにと説得すると、聞き分け良く行ってくれた。

長男が食べ始めるのと同じくらいの時間に、妻と次女が帰ってきた。
ただの風邪だと思うとのことだった。