夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年2月

2月27日

今日は何時もより30分ほど早い時間に妻に起こされた。
起きる前にまた、アイツの夢を見た。
俺に譲るとでも言うように、大事そうに抱えていた箱をこちらに差し出してきた。
中身は何が入っているかは知らないが、俺の家にあるならお前のものじゃないだろと思ったまでは覚えている。

妻が俺を早く起こした理由は、長女のことだった。

昼に学年主任が話を聞きに行くと、女の子たちが悪いと言ってスカートを履くのをやめたら学校に行くと話していると伝えられたとのことだった。
先週の火・水曜日に泣きながら早退したことは知っていたが、木曜日と今日も学校に行かなくなったらしい。
クソガキの父親は、こんな事になっているとは知らなかったらしく、会の途中で他の保護者に連れられて来たらしい。
ノアちゃんのお母さんの取り巻きのような感じの人が、勤め先って噂あったところの2箇所に迎えに行ったようだとのことだった。
クソガキの母親は最初から来ていて文句をつけたり、悪態をつき頭おかしい感じの人なのかと言った雰囲気だったようだ。
父親は来てからずっと謝って被害にあわせた子が望むように対処したいと話していたとのことだった。
やはり何人かからは、同じクラスにしておきたくないとのことで転校か別のクラスへ移動させて欲しいとの意見が出たようだった。
妻から聞いた父親の噂の勤め先は間違いだったようで、自営業をされているらしく近くに住んでる保護者が教えてくれたらしい。
自営業なら転校になると大変だろうと思うがどうするのだろうか。
長女にもどうして欲しいかと聞いたところ、同じ学校は嫌だとのことだったようで、他の女の子も一緒にいるのはいやだや、キモいといった意見が多いようだと話していた。
当面の間は、クラスの女の子がかなり嫌がっているので、予備の教室を準備してそこに登校してもらうとのことだった。

長女の学年ではいまスカートが流行っているらしい。
クラスで1番おしゃれな子が履いていたタイツが可愛いらしいく、みんなそれを真似てるらしい。
隣のクラスでも流行っていると話していたが、ミズタニ君はどうしているのだろう。
水・木曜日とかわいいタイツを履いてきたので休日に各々ねだって買ってもらったようで、月曜日は皆でお揃いのようになっているらしい。
娘は黒いタイツを履いていたのでかわいいのじゃなくてもいいのかと聞くと、大丈夫と話していたらしい。
今はいている黒いタイツはもこもこで暖かさ重視のやつだからと、ねだられない限りこのままでそっとしておきたいとのことだ。