夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年2月

2月3日

今日は誰にも起こされなかったので、8時頃まで寝ていた。
長男はまだ寝ていたので、ドアノブを付け替えようと思ったが、なんとなく起きれなかった。
二度寝から9時頃に長男に起こされた。
10時に東が迎えに来ると話していたことを思い出し、慌てて出かける準備をした。
近くのコンビニで待ち合わせになんとか間に合った。
お茶とコーヒーを買い片方を東に渡した。

東はスマホを見ながら来ないなぁと話していた。
何かあるのかと聞くと、壁と屋根の塗装やってる知り合いに声かけて来てもらう約束したんだけどと話していた。
10時を少し過ぎた頃に、東より少し若そうな男が来て道を違えての遅刻だと謝っていた。
乗田家に行く道すがら東から彼のことを教えてもらった。
3歳歳下の高校の後輩で、松田君というらしい。
学校では一緒になったことはないが、部活の道具を譲ったことが縁で今でも付き合いがあるらしい。
松田君のお父様は塗装工だったが、あまり仕事に恵まれなかったらしく経済的にも大変だったそうだ。
高校卒業後は松田君もお父様と同じ職業についたらしく東より1年早く働き出したらしい。
他で修行して戻ってきて今はなんとかやってるとのことだった。

乗田家に着くと、夫婦2人に出迎えられリビングに通された。
松田君を知り合いの塗装工で話聞くだけでもと思って連れてきたと、紹介した。
松田君は着くなり家の壁を見て日の当たる場所結構ダメージ受けてる感じだと話していた。
まだ水は滲みてないと思うけどヒビ入ってるところもあると話していた。
ご主人がどこら辺かと聞き外に見に行ったが、俺には見えなかった。
ご主人も見えないようで、はしごをかけ写真を撮ってきてもらうと、たしかに松田君の言う通りだった。
屋根は2階に上がり一階の屋根を確認してこっちからもしっかり塗った方が良いと話していた。
リビングに戻り、先に塗装したいとご主人が言った。
松田君が料金や色について説明している間に、トイレに行ったふりをして、洗面所の床のこともそれとなく聞いてみた。
床のことは前から聞いて知っているし放っておいても問題ないと話していた。
プロではないので状態はわからないが、風呂場からの湿気がある所なので、腐っていたらある日突然床が抜けるかもしれないと説明したが、また渋い顔をしていた。
地元の工務店でもいいので状態を見てもらうだけでもと伝えても、嫌がっているようだった。

雨戸については、外した分の料金だけを頂いた。
外した物はこちらで処分も出来るがと言うと、取っておきたいとのことだったので置いてきた。