夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年1月

1月21日

昨日、清少納言の事を思い出し学生時代に授業を真面目に聞けば良かったと思い、寝る前に軽く調べたが分からなかったので図書館に行ってきた。
着いてから、子どもたちは全員児童書のコーナーにしか用事がないことに気が付いた。
休みの日ということもあり騒いだりする子供もいたが、長女に静かにするようにと言われていた長男は静かにしていた。
1人で図書館を利用するようになってからは児童書のコーナーには来たことがなかったが、靴を脱いで座れる場所もあった。
おそらく1人て来ていたらこの騒がしさに辟易していたと思うが、長男を連れているとお互い様だと思えるようになってきた。
長女は自分で本を選び妻のそばに座っていたが、長男は本を選びその場に座って読みだした。
他の子も来るからと動かそうとしたが動かず、似たような図鑑ばかり見ていた。
他の子が来たからと言うと少しだけずれて座ると、その子も長男の隣に座り図鑑を見だした。
他所の子ではあるが一応戻らなくても大丈夫かと聞くと大丈夫と答えた。
長男と同じくらいの男の子だっが、類は友を呼ぶと言うやつだろうか。
スマホを取り出し妻に長男が動かないからと連絡した。
その様子だけを見ていたのだろう、30前くらいの女にスマホじゃなく子供を見ろと言いがかりを付けられた。
ここにいる事を妻に伝えただけだと言うと、子供から目を話すべきではないと騒ぎ出した。
なにか問題を抱えた人かもしれないと思い、長男とその隣の子に離れるよう言った所で職員が飛んできた。
職員の話しぶりからすると普段から騒ぎを起こしてるようだった。
一応と話を聞かれたので簡単に説明をすると、ずっとスマホを見ていたと嘘をつきだした。
意外にも俺の無実を証明してくれたのは長男の隣に座った子だった。
「おじさんはお母さんにここにいるってメールするって言ってスマホ出したよ」と証言してくれた。
その話を聞いた職員は女をどこかに連れて行った。
お礼を言うと、「俺のこと邪魔にしなかったから」と話していた。
長男よりも随分しっかりしているなと思っていると、赤ん坊を抱えた母親と思わしき女性が「うちの息子なにかご迷惑を？」話しかけてきた。
あったことを手短に話し、小さいのに頼りになるお子さんですねと言うと病気がちで小さいが小学一年生だと話していた。
おむつを替えてる間にどこかに行ってしまって、探してるうちに不審者がいるとのことで、ここに来れなかったそうだ。
お互いお礼をいい別れた。
長男が怯えてしまったので本は諦めてまだ1時間も経っていないが家に帰った。