夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年12月

12月12日

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今日は朝から佐々木君の隣人トラブルが解決したかとても気になっていた。
着替える前にスケジュール帳を確認すると、日付が12/12でなんとなく気分が上がった。
会社に着くと、佐々木君はいなかったが経理の片岡さんから佐々木君のトラブル解決に近付いたっぽいと言われた。
それなら良かったと返すと、電話が鳴り佐々木ですがと少し不安そうな声が聞こえてきた。
どうしたのかと思い話を聞くと、「勝手に車停める隣の人の友達の車が俺の車の前に停まっててヤバいんですよ」とうんざりしていた。
遅刻か休みかと聞くと多分遅刻するが解決できなかったら有給にしたいとの返事があった。
電話を切り佐々木君のトラブル悪化したみたいだぞと片岡さんに伝えると、「佐々木君ヘマしちゃったんですかね」と神妙な顔をしていた。

11時前に佐々木のから車動かせないからこれからタクシーで出社することにしたと電話があった。
「オッケーバブリー」と返事をして電話を切ると、片岡さんからおじさんは昔のネタをずっと使うと冷笑された。
そんな昔じゃないと思ったがここ2.3年前のものではないのは分かるが流行ったのが何時だったのかは思い出せない。
30代前半の頃は冗談でおじさんだからと言っていたが、40歳目前になるとおじさんではないと言い張りたくなるの自然の摂理だろうか。

佐々木君がバブリーと言いながら出社して来たので話を聞くと、今日は20分くらい寝坊していつもより家を出るのが遅くなり駐車場に行ったらT字に停まってたとのことだった。
時間なくてカーテンも開けなかったから下に降りるまで分かんなかったからめちゃ腹立つと憤っていた。
管理会社が10時からだったが、9時半に電話したら繋がってうちに来てくれたとのこと。
現場を確認して貰い隣人の家のチャイムを鳴らしたが留守にしてるようだったのでタクシーで出社し領収書を取っておくよう指示されたと話していた。
昨日と土曜日はどうしたのかと聞くと、土曜日の午前中に駐車場開けておいたら予想通り停めてあり、自分の車を近くの有料駐車場に停めて金銭的に不利益を被った証拠を手に入れたらしい。
月曜日の午前中に管理会社にこの事を伝えたが今まで通りの対応だったので、どうにもしてくれないなら会社のSNSにこの事を書き込むといったら担当者が代わったと笑っていた。
今までは若い女の人っぽかったがおじさんになったとのこと。
俺はもうおじさんには騙されるやつじゃないのでしっかり対応してもらうと意気込んでいた。
だから今日はすぐに対応してくれたんだと思うとも話していた。
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