夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年12月

12月9日

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今日は長女と前から約束していたアニメの映画に行った。
混雑を避けたるために8時台の映画を見に行くことにしていた。
駅まで歩き電車に乗ると、土曜日だが思ったよりも多くの人がいた。
映画館のある駅に着くと同じことを考えた家庭も少なくなかったようで、子連れが多く降りたように感じた。
映画館に着く途中に長女と同じ映画を見に行きたが普段は行かないところなので連れて行ってほしいという女性に声をかけられた。
長女よりも1つか2つ年下だろうと思われる女の子を連れていた。
了承し、娘さんを見ると服も肩から斜めにかけていたポシェットも靴もこれから見に行く映画のキャラクターが描かれていた。
みどりの子が好きでと恥ずかしそうに笑う女性に、ウチの娘はピンクと水色のが好きみたいですと返す。
子供同士もキャラクターについて情報交換していた。
どうやら娘さんは今日長女が着ているキャラクター勢揃いの服も持っているようだった。
すぐにサイズ変わるのに同じデザインの物欲しがるけどもう売ってなかったりして困りますよねなど他愛もない話しをした。
少しでもを長持ちさせるために大きめの服を着せてると我が家と同じことが行われているようだった。映画館に着きお礼を言われ別れた。
長女はチュリトスを俺はホットドッグを注文し、自動販売機で飲み物を買った。
グッズも欲しがったが後で買おうと言い聞かせ席につかせた。
映画館の階段を通る時は非日常な感じがして楽しくなる。
映画が始まる前にホットドッグを食べ終えた。
それほど美味しい訳では無いがいつも注文するのは特別な空間で食べるものだからという理由だろう。
映画の途中で見覚えのないキャラクターが出てきて誰かと聞くと、最近新しく登場したキャラクターだと説明された。
半分ほど食べられ長女の手に握りしめられたチュリトスを見ながら、長女が2歳になる前に妻と行ったデートを思い出した。

映画が終わると食べかけのチュリトスを渡された。
袋はなんとなく湿っていて集中してみていたのだろうと思った。
約束していたグッズを五千円ほど買った。
後ろに並んでいた子供が、自分も欲しいと騒ぎ出し親がなだめているのを聞いて気まずいのでそそくさと映画館を離れた。
お土産にクロワッサンを買って帰ろうと言われ次の駅まで遠回りになるが商店街でパン屋に寄った。
パン屋を出て商店街の端の方にあった惣菜屋で煮魚を買って帰った。
東からもらった日本酒で一杯やろうと思う。
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