夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2023年11月

11月11日

朝は長女に起こされまたどんぐり拾いに行こうと誘われた。
疲れていたが眠い目を擦りなんとか起きた。
朝食を食べ、長女と2人でいつもの公園に行った。
まだ9時前だったのであまり人はいない。
「どんぐりあんまり落ちてない」とガッカリした様子だった。
他の人も拾ってるのかもと言葉をかけブランコとシーソーで1時間ほど遊び帰宅した。
家に帰ると泣きベソをかいた長男に出迎えられた。
仕方ないので長男ともう一度公園に行き、30分遊んだところで抱っこと言われ抱えると、5分ほどで眠りについた。
長男を抱えたまま家に返り上着を脱がせ布団に寝かせた。
俺も疲れたので横になって休んでいると寝てしまったようだった。
起きると昼はとうに過ぎ隣で寝ていた長男もいなかった。
リビングに降りると長女も長男も俺に興味ない様子にショックを受けたが、双子がよろよろした足取りで近づいてきた。
2人を膝に乗せながら2人にしかわからない会話を聞き時々向けられる笑顔に心が満たされた。

夕飯中に妻にどんぐり全然落ちてなかったと話すと、長女が幼稚園に通っていた時に1つ年上の男の子がどんぐりを鼻に詰めた事があったと話していた。
フンッってやらせても取れないから耳鼻科で取ってもらったらしく、秋になるとたまにあると言われたみたいと苦笑いしていた。

長男が前に枝豆を鼻に入れたことを思い出した。
その時は慌てて母に相談すると、アイツのお母さんならなにか知ってるかもと話していたので電話し、反対側を押さえてフンッってやったら取れたことあるとアドバイスを貰ったのが懐かしい。
アイツが詰めたのはさくらんぼの種でアイツの妹はピーナッツだったらしい。
電話するまではそんなことがあったとは知らなかったので俺が真似しないように隠していたのだろうか？
それとも幼い自分にとっては魅力的な行為ではなく聞いてなかっただけだろうか。
今度アイツの家に行ったら聞いてみようと思う。