上 下
21 / 417
2023年11月

11月10日

しおりを挟む
出社し佐々木君と軽く打ち合わせをして、会社を出て打ち合わせに向かった。
意外にも奥さまはさっぱりとしていた。
しかし、ご主人が俺と同じ様に悩んでいるようだった。
俺とご主人は奥さまの思い入れがあるものだからと、ひとしきり話した。
スタンダードタイプよりは少し料金が上がるが修理にとなったところで、奥さまに掃除がめんどくさいからスタンダードにしてほしいと言われた。
うちの旦那もそうだけど社長さんもロマンチストだよねとからかうように言われた。
顔を赤らめながら昨日の時点ではスタンダードの在庫があるので来週の水曜日以降なら納入できることを伝えた。
今日半分外すと次に短い時間で取り付けできると説明したが、状態にもよるが子供がいて危ないから一回で終わらせてほしいとのことで話がまとまった。
ご主人からは来週の予定は調整しないといけないので今日の夕方までに連絡すると言われた。
今日は半休をとったのでこの後仕事に行くらしい。

帰りの車の中で奥さん凄かったですねと佐々木君に言われ、女の人って現実的な生き物なんだなと返すのが精一杯だった。
会社につくと佐々木君は早瀬さんに奥さんヤバかったと説明していた。
俺も東に報告すると「確かに現実的な生き物だよな、うちも多分そんな感じになると思う」と笑っていた。

帰宅するとまた長男が俺の毛布で寝ていた。今日は長女も隣に寝ていた。
昨日よだれ垂らしてたからまた洗ったんだけどと困ったように笑っていた。
昼のことを報告すると「やっぱりね、毎日使うのは掃除しやすいとか使いやすいのがいいことに気づくんだよ」と言っていた。
「でもそうやって相手の事考えられるとこは臣くんのいいとこだよね、働いてるって感じ」と俺の気持ちに寄り添ってくれた。
風呂に入りながらアイツの妻なら、生活を彩るものだからと面倒くさがらず掃除をするのだろうか、自分の旦那が作ったものを大事にするのだろうかと考えた。
俺の妻だって俺が作ったものを掃除もしてるし、雑にしてる訳では無いが何かが違うと感じたが何かの正体がわからない。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...