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第3章 躍進の始まり
69.【取り調べ3 ナイフの行方】
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「それにしても……意外だな」
ミルキアーナ男爵が俺達に話しかけてくる。
「何がでしょう?」
「身元引受人の事だ。アレン殿はまだしも、クリス子爵令嬢は反対すると思っていた」
そう言えば、その誤解を解いていなかった。
「ミルキアーナ男爵。クリスさんは、ミルキアーナ男爵の事も、ミーナ様の事も恨んでいませんよ」
「……そんなわけないだろう。私のせいでブリスタ領は――」
「――本当ですよ。少なくとも、わたくしはミルキアーナ男爵を恨んではおりません」
クリスさんがミルキアーナ男爵を見て答える。
「ミルキアーナ男爵は自領にとって最善と思われる策を実施したにすぎません。それを恨むなどしませんよ」
「しかし、その策のせいで、ブリスタ領の工房は稼働することができず、金策に苦しむことになったのだろう?」
「それについてはお父様の怠慢です。工房を作る前に、商人としっかり契約を交わす等して、リスクに備えておくべきだったのです。それを怠ったお父様の責任です」
クリスさんがきっぱりと言い切った。
「……凄いな。クリス子爵令嬢……平民になってしまうのがもったいない……」
ミルキアーナ男爵は小声でつぶやいた後、俺を見て言う。
「アレン殿。良い方を婚約者に向かえたようだな」
「ええ。クリスさんにふさわしい商人になれるよう、これからも邁進していきます」
「そうだな。…………ところで――」
ミルキアーナ男爵の俺を見る目が鋭くなった。
「――クリス子爵令嬢が私やミーナを恨んでいないとすると、貴様はなぜミーナを娶らなかったのだ? ミーナに不満でもあったのか?」
「ミーナ様に不満などありませんよ。ただ、複数の妻を持つという事に抵抗があっただけです。それに、ミーナ様とバミューダはお互い惹かれ合っていました。そんな2人を引き裂きたくなかったのです」
俺は慌てて答えたが、なおもミルキアーナ男爵の視線に圧力を感じる。俺の背中を冷や汗が伝う。
「……ふん。まぁいい。――クリス子爵令嬢。娘をよろしく頼む」
「もちろんです。義姉として、面倒を見させて頂きます」
ミルキアーナ男爵のクリスさんを見る目には信頼と感謝が宿っていた。誤解が解けたようで何よりだ。
取調室では、サーシスの取り調べが続いている。現在は、ミーナ様が襲撃された件について取り調べを行っているが、この件についてはサーシスのは知らなかったようだ。
「どうやらミーナ様襲撃の件は、部下達の暴走のようですね」
「ふんっ! 部下の暴走は上司の責任だ。それに、そいつらをこの町に連れてきたのはサーシスだ。責任は取ってもらう」
称号剝奪法の最高刑が貴族位の剥奪であるため、これ以上余罪があっても枢密顧問官の判決が変わることはない。おそらく、サーシス自身もそれを理解しているのだろう。最初の頃と違い、取り調べはスムーズに進んで行く。
「それでは、これまでの内容の事実確認を行う。ダニル、ここは任せるぞ」
「承知しました!」
そう言って、ザックさんが取調室を出て控室にやってきた。
「皆さん、お疲れ様です。おや、ミルキアーナ男爵もいらしてたんですね」
「ああ。私の娘が襲撃されたからな」
「……なるほど。ご足労頂き、ありがとうございます。それでは、事実確認を行わさせて頂きます。取り調べの内容に間違いや不足事項なとはありましたでしょうか?」
「ないです」
「ありません」
「ない」
俺とクリスさん、ミルキアーナ男爵が『ない』と答える中、ナタリーさんがザックさんに質問する。
「1点だけ確認したいことがあります。ミーナ様が襲撃された際に現場に落ちていたナイフを治安部隊に届けさせて頂きました。柄に馬の刻印が施されている特徴的なナイフでしたが、あれはどこのナイフだったのでしょうか」
そう言えば、ナタリーさんに男と共に治安部隊に持って行ってもらったナイフがあった。
「…………ナイフ、ですか? しかも馬の刻印? そのような報告は治安部隊から上がってきておりませんが――」
「――そんなはずありません! 私が男と共にナイフを治安部隊届けたのです。治安部隊の方にも『特徴的なナイフだから調べて欲しい』とお願いしました」
「なっ!? ……ナタリー殿。申し訳ないが、ナイフを引き渡した時の状況を詳しく教えて頂けますか?」
ザックさんの目が鋭くなる。
「分かりました。――私が治安部隊を訪れた時、3人の男性がいました。私が捕まえた男を引き渡すと、2人が男を牢屋に連れて行き、残りの1人が調書を取ったのです。その際にナイフも預けました」
「調書を取った男にナイフを預けたのですね? その男の名は?」
「申し訳ありません。そこまでは…………」
「――いえ、大丈夫です。調書を取ったのなら、調書に名前が残っているはず。至急調べてきます」
そう言って、ザックさんは控室を後にして、取調室に行き、ダニルさんと何かを話した後、取調室を出て行った。おそらく、治安部隊の所に向かったのだろう。
「馬の刻印か……アレン殿、どう見る?」
ミルキアーナ男爵が俺に聞いてくる。
「どこかの工房が作ったナイフが犯罪グループに流れている……という事でしょうか」
「『ナイフに馬の刻印がしてあった』ということからは、その可能性も考えられる。他には刻印の事など気にしない無能が犯罪グループに武器を流した可能性や、刻印を使って誰かに冤罪を着せようとしている可能性、または、あらかじめスケープゴートを用意していた可能性が考えられる。だが、今回の件で重要なのは、『誰かがナイフを隠滅した可能性が高い』という事だ。治安部隊が提出されたナイフを紛失するなど考えられない。まして、枢密顧問官に情報が伝わっていないという事は、誰かが意図的に隠滅したと考えるべきだろう」
ミルキアーナ男爵が丁寧に説明してくれた。
(この人、やっぱり根はいい人なんだよな……おっと、それどころじゃない)
俺はミルキアーナ男爵の話に集中する。
「冤罪を着せるのが目的だったり、スケープゴートを用意していたのであれば、ナイフを隠滅する必要はない。ナイフが重要な手掛かりになりうるから隠滅したのだ。とはいえ、治安部隊に提出されたナイフを隠滅するのは容易ではない。この意味が分かるか?」
「……犯罪グループにナイフを提供するような危ない奴が、証拠隠滅を行えるくらい権力を持っている、という事でしょうか」
「そうだ。そしてその権力は、一工房が持てる権力ではない。上級貴族並の権力があるやつがナイフを提供した可能性が高いという事だ」
「……サーシスがナイフを提供した可能性はないでしょうか?」
「その可能性は低いな。あれはクズだが悪事を隠蔽する能力には長けている。特徴的な刻印が施されたナイフを使うとは考えにくい。おそらく、もっと無能なやつの仕業だ。そういう輩は何をしてくるか予想がつかん。十分に注意しろ」
「分かりました。ご助言ありがとうございます」
「……ふんっ!」
俺がお礼を言うと、ミルキアーナ男爵はそっぽを向いてしまう。
(ほんと、素直じゃないな……)
クリスさんもナタリーさんも温かい目でミルキアーナ男爵を見ていた。
ミルキアーナ男爵が俺達に話しかけてくる。
「何がでしょう?」
「身元引受人の事だ。アレン殿はまだしも、クリス子爵令嬢は反対すると思っていた」
そう言えば、その誤解を解いていなかった。
「ミルキアーナ男爵。クリスさんは、ミルキアーナ男爵の事も、ミーナ様の事も恨んでいませんよ」
「……そんなわけないだろう。私のせいでブリスタ領は――」
「――本当ですよ。少なくとも、わたくしはミルキアーナ男爵を恨んではおりません」
クリスさんがミルキアーナ男爵を見て答える。
「ミルキアーナ男爵は自領にとって最善と思われる策を実施したにすぎません。それを恨むなどしませんよ」
「しかし、その策のせいで、ブリスタ領の工房は稼働することができず、金策に苦しむことになったのだろう?」
「それについてはお父様の怠慢です。工房を作る前に、商人としっかり契約を交わす等して、リスクに備えておくべきだったのです。それを怠ったお父様の責任です」
クリスさんがきっぱりと言い切った。
「……凄いな。クリス子爵令嬢……平民になってしまうのがもったいない……」
ミルキアーナ男爵は小声でつぶやいた後、俺を見て言う。
「アレン殿。良い方を婚約者に向かえたようだな」
「ええ。クリスさんにふさわしい商人になれるよう、これからも邁進していきます」
「そうだな。…………ところで――」
ミルキアーナ男爵の俺を見る目が鋭くなった。
「――クリス子爵令嬢が私やミーナを恨んでいないとすると、貴様はなぜミーナを娶らなかったのだ? ミーナに不満でもあったのか?」
「ミーナ様に不満などありませんよ。ただ、複数の妻を持つという事に抵抗があっただけです。それに、ミーナ様とバミューダはお互い惹かれ合っていました。そんな2人を引き裂きたくなかったのです」
俺は慌てて答えたが、なおもミルキアーナ男爵の視線に圧力を感じる。俺の背中を冷や汗が伝う。
「……ふん。まぁいい。――クリス子爵令嬢。娘をよろしく頼む」
「もちろんです。義姉として、面倒を見させて頂きます」
ミルキアーナ男爵のクリスさんを見る目には信頼と感謝が宿っていた。誤解が解けたようで何よりだ。
取調室では、サーシスの取り調べが続いている。現在は、ミーナ様が襲撃された件について取り調べを行っているが、この件についてはサーシスのは知らなかったようだ。
「どうやらミーナ様襲撃の件は、部下達の暴走のようですね」
「ふんっ! 部下の暴走は上司の責任だ。それに、そいつらをこの町に連れてきたのはサーシスだ。責任は取ってもらう」
称号剝奪法の最高刑が貴族位の剥奪であるため、これ以上余罪があっても枢密顧問官の判決が変わることはない。おそらく、サーシス自身もそれを理解しているのだろう。最初の頃と違い、取り調べはスムーズに進んで行く。
「それでは、これまでの内容の事実確認を行う。ダニル、ここは任せるぞ」
「承知しました!」
そう言って、ザックさんが取調室を出て控室にやってきた。
「皆さん、お疲れ様です。おや、ミルキアーナ男爵もいらしてたんですね」
「ああ。私の娘が襲撃されたからな」
「……なるほど。ご足労頂き、ありがとうございます。それでは、事実確認を行わさせて頂きます。取り調べの内容に間違いや不足事項なとはありましたでしょうか?」
「ないです」
「ありません」
「ない」
俺とクリスさん、ミルキアーナ男爵が『ない』と答える中、ナタリーさんがザックさんに質問する。
「1点だけ確認したいことがあります。ミーナ様が襲撃された際に現場に落ちていたナイフを治安部隊に届けさせて頂きました。柄に馬の刻印が施されている特徴的なナイフでしたが、あれはどこのナイフだったのでしょうか」
そう言えば、ナタリーさんに男と共に治安部隊に持って行ってもらったナイフがあった。
「…………ナイフ、ですか? しかも馬の刻印? そのような報告は治安部隊から上がってきておりませんが――」
「――そんなはずありません! 私が男と共にナイフを治安部隊届けたのです。治安部隊の方にも『特徴的なナイフだから調べて欲しい』とお願いしました」
「なっ!? ……ナタリー殿。申し訳ないが、ナイフを引き渡した時の状況を詳しく教えて頂けますか?」
ザックさんの目が鋭くなる。
「分かりました。――私が治安部隊を訪れた時、3人の男性がいました。私が捕まえた男を引き渡すと、2人が男を牢屋に連れて行き、残りの1人が調書を取ったのです。その際にナイフも預けました」
「調書を取った男にナイフを預けたのですね? その男の名は?」
「申し訳ありません。そこまでは…………」
「――いえ、大丈夫です。調書を取ったのなら、調書に名前が残っているはず。至急調べてきます」
そう言って、ザックさんは控室を後にして、取調室に行き、ダニルさんと何かを話した後、取調室を出て行った。おそらく、治安部隊の所に向かったのだろう。
「馬の刻印か……アレン殿、どう見る?」
ミルキアーナ男爵が俺に聞いてくる。
「どこかの工房が作ったナイフが犯罪グループに流れている……という事でしょうか」
「『ナイフに馬の刻印がしてあった』ということからは、その可能性も考えられる。他には刻印の事など気にしない無能が犯罪グループに武器を流した可能性や、刻印を使って誰かに冤罪を着せようとしている可能性、または、あらかじめスケープゴートを用意していた可能性が考えられる。だが、今回の件で重要なのは、『誰かがナイフを隠滅した可能性が高い』という事だ。治安部隊が提出されたナイフを紛失するなど考えられない。まして、枢密顧問官に情報が伝わっていないという事は、誰かが意図的に隠滅したと考えるべきだろう」
ミルキアーナ男爵が丁寧に説明してくれた。
(この人、やっぱり根はいい人なんだよな……おっと、それどころじゃない)
俺はミルキアーナ男爵の話に集中する。
「冤罪を着せるのが目的だったり、スケープゴートを用意していたのであれば、ナイフを隠滅する必要はない。ナイフが重要な手掛かりになりうるから隠滅したのだ。とはいえ、治安部隊に提出されたナイフを隠滅するのは容易ではない。この意味が分かるか?」
「……犯罪グループにナイフを提供するような危ない奴が、証拠隠滅を行えるくらい権力を持っている、という事でしょうか」
「そうだ。そしてその権力は、一工房が持てる権力ではない。上級貴族並の権力があるやつがナイフを提供した可能性が高いという事だ」
「……サーシスがナイフを提供した可能性はないでしょうか?」
「その可能性は低いな。あれはクズだが悪事を隠蔽する能力には長けている。特徴的な刻印が施されたナイフを使うとは考えにくい。おそらく、もっと無能なやつの仕業だ。そういう輩は何をしてくるか予想がつかん。十分に注意しろ」
「分かりました。ご助言ありがとうございます」
「……ふんっ!」
俺がお礼を言うと、ミルキアーナ男爵はそっぽを向いてしまう。
(ほんと、素直じゃないな……)
クリスさんもナタリーさんも温かい目でミルキアーナ男爵を見ていた。
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