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第1章 初めての商品
12.【開店準備4 ベーカリー・バーバル】
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少し休んだ後、向かいのお店に挨拶に向かった。向かいのお店はパン屋さんのようだ。おいしそうなパンの匂いが漂ってくる。お店に入ると、俺達と同い年くらいの女の子が声をかけてくれた。
「いらっしゃいませ! ベーカリー・バーバルへようこそ!」
「ベーカリー?」
聞き覚えがなかったのか、ユリが聞いた。
「パン屋のことですよ! お客さん、うちは初めて?」
「そうなんです。明日から向かいでお店を開くことになったので、挨拶に伺いました。店長はおられますか」
「お向かいさんなんですね! これからよろしくお願いします! 店長を呼びますので、応接室でお待ちください!」
女の子はそう言って、俺達を応接室に案内しれくれた。俺達にソファーに座るように促すと、すぐにお茶を出してくれる。
「それでは店長を呼んでまいりますので、よろしければ座ってお待ちください」
丁寧なお辞儀をした後、女の子は部屋を出て行った。
「ドット商会とは雲泥の差だね。私、今日のお昼はここのパンがいいな」
「ああ。突然やってきた俺達への対応もしっかりしている。あの年で大したもんだ。挨拶が終わったら、パンを買って戻ろう」
俺達が雑談をしているとドアをノックする音が聞こえた。俺達は立ち上がり、父さんが返事をする。
「どうぞ」
ガチャと音がして扉が開く。入ってきたのは少しふっくらした男女2名と先ほど案内してくれた女の子だ。
「初めまして。私はベーカリー・バーバルの店長、トム=バーバル。こちらは妻のモアと娘のアリスです」
「初めまして。モア=バーバルです」
「初めまして! アリス=バーバルです!」
そう言って挨拶をしてくれた。俺達も順番に挨拶をする。
「お忙しい中、急に押しかけてしまって申し訳ありません。向かいで店を開くことになりました、クランフォード商会会頭のルーク=クランフォードです。こちらが、息子のアレンと娘のユリです」
「初めまして。支店長を務めるアレン=クランフォードです」
「初めまして。ユリ=クランフォードです」
「支店長!?」
アリスちゃんが大きな声を出した。
「こら! アリス!」
「あ…………ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。向かいには支店を開く予定で、息子が支店長を務めます。若輩者ですが、よろしくしてやってください」
「よろしくお願いします!」
俺は頭を下げた。そんな俺をトムさんとモアさんは優しく見つめてくれた。
「こちらこそ、よろしくお願いします。見ての通り、うちはパン屋です。ぜひごひいきにしてください」
トムさんたちも頭を下げる。俺みたいな若者に頭を下げてくれるとは思わなかった。
「よろしければお近づきの印にパンを持って行ってください。開店祝いとして、サービスさせて頂きます」
「本当ですか!? ありがとうございます。先ほどからいい匂いがしてお腹が空いていたんです。あ、よかったらリバーシを持ってきますので、もらってください。明日から販売予定の娯楽品です」
「リバーシ? もしかして アナベーラ会頭が気に入られたという娯楽品ですか?」
どうやらトムさんはリバーシを知っているようだ。
「そうです! アナベーラ会頭には、先日露店を開いた際にで遊んで頂き、気に入って頂けました」
「おお! あのリバーシですか!? それはありがとうございます。とても面白いゲームだと聞いて、気になっていたんです」
俺は急いで支店に戻り、リバーシを取ってきた。トムさんにリバーシを渡すと、アリスちゃんに袖を引っ張られる。
「アレンさん、リバーシありがとう! 友達が面白いって言ってたからやってみたかったの!」
「喜んでもらえて嬉しいよ。今度対戦しようね」
「うん! あ、こっちきて! お礼におすすめのパン教えてあげる!」
アリスちゃんに連れられてお店の方に向かう。お店では、父さんとユリがパンを選んでいた。
「こっちもおいしそう。これもおいしそう。迷うなぁ」
「ユリ、せめて4つまでにしておきなさい」
ユリのトレーにはすでに6つのパンが乗っていた。遠慮する父さんにトムさんが言う。
「はっはっは。遠慮は無用です。子供はいっぱい食べて大きくならないと」
「ありがとうございます! やっぱり両方にしよう! あ、こっちもおいしそう!」
「そんなにいっぱい食べきれ…………るんだよな、ユリは。お、アレンも来たか」
父さんが俺に気付いた。
「もう腹ペコだよ。アリスちゃんがおすすめのパンを教えてくれるって」
「ユリさんもうちのパンを気に入ってありがとう! 私のおすすめは、こっちの中にカレーが入ったパンとこっちのフルーツが入ったパンだよ! 食べて食べて!」
「おいしそう! 教えてくれてありがとう! あ、私のことはさん付けしなくていいよ!」
「本当!? じゃあユリちゃんで! 私のこともさん付けしなくていいよ! これからよろしくね!」
「うん! よろしくね、アリスちゃん! 後で、リバーシで遊ぼ!」
「やったー! 楽しみ!」
ユリとアリスちゃんは仲良くなったようだ。少女達の仲睦まじい様子に店内が明るくなった気がする。
俺達は大量のパンをもって支店に戻った。半分以上ユリが選んだパンだ。
「ユリ……それ……食べきれるの??」
「余裕だよ!」
「あ、そうですか」
そういってパンを食べ始めるユリ。みるみるパンが無くなっていく。
「おいしー! これ本当においしい!」
俺達も食べてみる。確かにおいしい。特にアリスちゃんが進めてくれたカレーパンとフルーツパンは絶品だった。
「向かいがいいお店でよかったね!」
「本当にな。今日サービスしてもらったし、しばらく昼はパンにしよう」
「やった! あの野菜とお肉が入っているやつ気になってたんだよね。明日はあれにしよう」
隣が微妙だったので、向かいがいい店で本当に良かった。
食休憩の後、店内の掃除と、備品の確認を行う。窓を開けていたためか、埃っぽい空気はなくなり、少し掃除しただけで綺麗になった。備品は父さんが確認してくれたが、特に問題はないようだ。看板と宣伝版を出して前日の準備は終了した。
「宣伝版はまだしも、看板はまだ出さない方がいいかもな」
「え? なんで? 明日オープンするんだし、出しておいた方が宣伝になると思うんだけど」
「んー、杞憂かもしれないし、思い込みは良くないから理由は言えないが、看板は明日出そう。悪いが従ってくれ」
珍しく父さんが強気で言った。俺もユリも驚いたが、父さんを信じて今日は宣伝版だけ設置することにする。
最後に店内、店外を見て回り、最終確認を行い、看板を設置すれば、営業開始できる状態なことを確認して、役所に向かった。
役所についた俺達は、受付のお姉さんに従業員募集の告知を依頼する。募集要項を聞かれたので、
・10歳以上の男女
・早番、遅番が可能な者
・職歴問わず(経験者優遇)
としておいた。父さんに『女性だけにしてもいいんだぞ』と笑って言われたが、断った。女性だけの職場で支店長とか、どこのハーレム主人公だ。俺にはできる気がしない。
希望者は5日後に面接を行うので、朝9時にクランフォード商会の支店に来てもらえるように依頼する。
告知依頼が受領されたことを確認して、俺達は役所を後にした。後は帰るだけだ。
帰り道に、父さんが俺とユリにチョコを買ってくれる。今回は母さんの分はないようだ。
「母さんには内緒だぞ」
(…………まさかとは思うけど、内緒にしている理由って、母さんを怒らせた時のご機嫌取りにしているからじゃないよね)
そんな事を考えながら、俺は父さんが狩ってくれたチョコレートを頬張った。
「いらっしゃいませ! ベーカリー・バーバルへようこそ!」
「ベーカリー?」
聞き覚えがなかったのか、ユリが聞いた。
「パン屋のことですよ! お客さん、うちは初めて?」
「そうなんです。明日から向かいでお店を開くことになったので、挨拶に伺いました。店長はおられますか」
「お向かいさんなんですね! これからよろしくお願いします! 店長を呼びますので、応接室でお待ちください!」
女の子はそう言って、俺達を応接室に案内しれくれた。俺達にソファーに座るように促すと、すぐにお茶を出してくれる。
「それでは店長を呼んでまいりますので、よろしければ座ってお待ちください」
丁寧なお辞儀をした後、女の子は部屋を出て行った。
「ドット商会とは雲泥の差だね。私、今日のお昼はここのパンがいいな」
「ああ。突然やってきた俺達への対応もしっかりしている。あの年で大したもんだ。挨拶が終わったら、パンを買って戻ろう」
俺達が雑談をしているとドアをノックする音が聞こえた。俺達は立ち上がり、父さんが返事をする。
「どうぞ」
ガチャと音がして扉が開く。入ってきたのは少しふっくらした男女2名と先ほど案内してくれた女の子だ。
「初めまして。私はベーカリー・バーバルの店長、トム=バーバル。こちらは妻のモアと娘のアリスです」
「初めまして。モア=バーバルです」
「初めまして! アリス=バーバルです!」
そう言って挨拶をしてくれた。俺達も順番に挨拶をする。
「お忙しい中、急に押しかけてしまって申し訳ありません。向かいで店を開くことになりました、クランフォード商会会頭のルーク=クランフォードです。こちらが、息子のアレンと娘のユリです」
「初めまして。支店長を務めるアレン=クランフォードです」
「初めまして。ユリ=クランフォードです」
「支店長!?」
アリスちゃんが大きな声を出した。
「こら! アリス!」
「あ…………ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。向かいには支店を開く予定で、息子が支店長を務めます。若輩者ですが、よろしくしてやってください」
「よろしくお願いします!」
俺は頭を下げた。そんな俺をトムさんとモアさんは優しく見つめてくれた。
「こちらこそ、よろしくお願いします。見ての通り、うちはパン屋です。ぜひごひいきにしてください」
トムさんたちも頭を下げる。俺みたいな若者に頭を下げてくれるとは思わなかった。
「よろしければお近づきの印にパンを持って行ってください。開店祝いとして、サービスさせて頂きます」
「本当ですか!? ありがとうございます。先ほどからいい匂いがしてお腹が空いていたんです。あ、よかったらリバーシを持ってきますので、もらってください。明日から販売予定の娯楽品です」
「リバーシ? もしかして アナベーラ会頭が気に入られたという娯楽品ですか?」
どうやらトムさんはリバーシを知っているようだ。
「そうです! アナベーラ会頭には、先日露店を開いた際にで遊んで頂き、気に入って頂けました」
「おお! あのリバーシですか!? それはありがとうございます。とても面白いゲームだと聞いて、気になっていたんです」
俺は急いで支店に戻り、リバーシを取ってきた。トムさんにリバーシを渡すと、アリスちゃんに袖を引っ張られる。
「アレンさん、リバーシありがとう! 友達が面白いって言ってたからやってみたかったの!」
「喜んでもらえて嬉しいよ。今度対戦しようね」
「うん! あ、こっちきて! お礼におすすめのパン教えてあげる!」
アリスちゃんに連れられてお店の方に向かう。お店では、父さんとユリがパンを選んでいた。
「こっちもおいしそう。これもおいしそう。迷うなぁ」
「ユリ、せめて4つまでにしておきなさい」
ユリのトレーにはすでに6つのパンが乗っていた。遠慮する父さんにトムさんが言う。
「はっはっは。遠慮は無用です。子供はいっぱい食べて大きくならないと」
「ありがとうございます! やっぱり両方にしよう! あ、こっちもおいしそう!」
「そんなにいっぱい食べきれ…………るんだよな、ユリは。お、アレンも来たか」
父さんが俺に気付いた。
「もう腹ペコだよ。アリスちゃんがおすすめのパンを教えてくれるって」
「ユリさんもうちのパンを気に入ってありがとう! 私のおすすめは、こっちの中にカレーが入ったパンとこっちのフルーツが入ったパンだよ! 食べて食べて!」
「おいしそう! 教えてくれてありがとう! あ、私のことはさん付けしなくていいよ!」
「本当!? じゃあユリちゃんで! 私のこともさん付けしなくていいよ! これからよろしくね!」
「うん! よろしくね、アリスちゃん! 後で、リバーシで遊ぼ!」
「やったー! 楽しみ!」
ユリとアリスちゃんは仲良くなったようだ。少女達の仲睦まじい様子に店内が明るくなった気がする。
俺達は大量のパンをもって支店に戻った。半分以上ユリが選んだパンだ。
「ユリ……それ……食べきれるの??」
「余裕だよ!」
「あ、そうですか」
そういってパンを食べ始めるユリ。みるみるパンが無くなっていく。
「おいしー! これ本当においしい!」
俺達も食べてみる。確かにおいしい。特にアリスちゃんが進めてくれたカレーパンとフルーツパンは絶品だった。
「向かいがいいお店でよかったね!」
「本当にな。今日サービスしてもらったし、しばらく昼はパンにしよう」
「やった! あの野菜とお肉が入っているやつ気になってたんだよね。明日はあれにしよう」
隣が微妙だったので、向かいがいい店で本当に良かった。
食休憩の後、店内の掃除と、備品の確認を行う。窓を開けていたためか、埃っぽい空気はなくなり、少し掃除しただけで綺麗になった。備品は父さんが確認してくれたが、特に問題はないようだ。看板と宣伝版を出して前日の準備は終了した。
「宣伝版はまだしも、看板はまだ出さない方がいいかもな」
「え? なんで? 明日オープンするんだし、出しておいた方が宣伝になると思うんだけど」
「んー、杞憂かもしれないし、思い込みは良くないから理由は言えないが、看板は明日出そう。悪いが従ってくれ」
珍しく父さんが強気で言った。俺もユリも驚いたが、父さんを信じて今日は宣伝版だけ設置することにする。
最後に店内、店外を見て回り、最終確認を行い、看板を設置すれば、営業開始できる状態なことを確認して、役所に向かった。
役所についた俺達は、受付のお姉さんに従業員募集の告知を依頼する。募集要項を聞かれたので、
・10歳以上の男女
・早番、遅番が可能な者
・職歴問わず(経験者優遇)
としておいた。父さんに『女性だけにしてもいいんだぞ』と笑って言われたが、断った。女性だけの職場で支店長とか、どこのハーレム主人公だ。俺にはできる気がしない。
希望者は5日後に面接を行うので、朝9時にクランフォード商会の支店に来てもらえるように依頼する。
告知依頼が受領されたことを確認して、俺達は役所を後にした。後は帰るだけだ。
帰り道に、父さんが俺とユリにチョコを買ってくれる。今回は母さんの分はないようだ。
「母さんには内緒だぞ」
(…………まさかとは思うけど、内緒にしている理由って、母さんを怒らせた時のご機嫌取りにしているからじゃないよね)
そんな事を考えながら、俺は父さんが狩ってくれたチョコレートを頬張った。
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